ヤマモト

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART53

昨日15日発表の7月の米小売り売上高が前月比1%増の約7096億ドル(約105兆円)と市場予想の0.3%増を大幅に上回った。これで米国経済の堅調さが改めて確認され、景気後退懸念や9月の大幅利下げ観測が大きく後退した。それを好感して、NYダウは554ドル高の40563ドルと史上最高値まであと2%に迫り、ナスダック総合指数も401ポイント高の17594ポイントと、7月末の水準を回復した。日経平均も午後2時過ぎ現在で1180円高の37900円台と節目の3万8000円の大台回復が目前に迫っている。米小売り売上高はいつもなら雇用統計やCPI(消費者物価指数)ほどは相場への影響が大きくなく、市場の注目度もそれほど高いわけではない。ただ、今は米GDPの7割を占める小売りの不振が景気後退懸念の最大の根拠になっていたから、これが市場予想の3倍の伸びとなり、かつ過去最高水準になったことで、急いで9月に0.5%も利上げする必要はないのではないかという見方が広がったのである。これにより、ドル円相場も一時149円台を付け、一度は投げ売りを迫られた「円売り・日本株買い」の円キャリートレードが再び活発化したようであ...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART52

機能の米国株の大幅高を受けて、日経平均は寄り後直後に840円高まであったが、午後1時過ぎから急速に売られて一時は前日比で400円近く下がる場面があった。大引けでは193円高と切り返したが、上下の値幅は1200円超と引き続き荒れた相場展開になっている。ただ、夕方5時40分現在の時間外取引では、東証終値から380円ほど急伸して3万5400円前後で取引されている。今日は決算発表のピークで、約880社が決算発表を予定している。昨日が425社と2番目に多い社数だが、その2倍の発表件数だからよほどの好決算でない限り、ニュースにもならないのは寂しい限りである。決算発表シーズンは来週14日で終わるが、この日は354社が決算発表を予定している。ここを通過すれば、3月決算企業のブラックアウト期間(自社株買い禁止期間)が完全に明けるため、仁保株の最大の買い手である自社株買いという援軍が戻ってくる。きのうのNYダウが683ドル高(1.7%高)、ナスダック総合指数が464ポイント高(2.8%高)と猛反発したのも、米国でもブラックアウト期間がほぼ終了したことが大きい。米国では年間150兆円近い自社株買いが行なわれ...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART51

5日の過去2番目の急落(下落率)で、2日後の今日は信用取引の追い証に伴う売りが集中する日だった。日経平均が最高値をつけた7月11日から8月5日までに日経平均は27.3%下げており、追い証の発生も過去最多ではないかと言われていた。ただ、午前中に日銀の内田副総裁が講演で「金融市場が不安定な状況で利上げすることはない」と発言したため、寄り後に936円安まであった日経平均は一気にそこから2100円ほど急反発して1174円高をつけた。これで追い証に伴う強制決済の売りなどがあっさり吸収された感がある。円相場も内田副総裁の発言を受けて、朝方の144円台から147円90銭まで3円60銭ほど円安に振れた。これで一昨日まで解消が殺到していた「円売り・日本株買い」の円キャリートレードのポジションが一時的にせよ生き返り、ドテン売りに回った「円買い・日本株売り」のポジションは一気に巻き戻されたと思われる。ただ、目先は今日までの大混乱で売りも買いも見送りというムードが漂っている。今回の急落で個人投資家だけでなく海外ファンド勢も大けがを負ったところが少なくないからだ。今回の日本株の暴落は、「円キャリーバブルの崩壊」...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART50

今日の日経平均は4451円安の3万1458円と暴落した。下落率は87年のブラックマンデー時(1日で14.9%)に次ぐ12.4%に達した。これにより、日経平均は過去1年の値上がりを全て失った。東証プライム市場の売買代金は約7兆9600億円と過去最大になった。今回の急落局面で初めてセリングクライマックス的な状態になり、時間外で日経平均先物が1500円ほど反発したことを考えると、ようやく反発局面に入りそうな気配になってきた。ただし、個人投資家だけでなく、ヘッジファンドなどにも追い証(マージンコール)が急増している模様で、明日、明後日までは強制決済の売りがかなり出そうである。今回の相場の劇的な潮目の変化を察知できなかったことは私自身も痛恨の極みである。今回の大相場の起点を、東証がPBR(株価純資産倍率)1倍回復要請を行なった昨年3月末(日経平均2万8041円)と見るか、東証の有識者会議がその議論を始めた1月半ば(2万6000円近辺)と見るかで話は変わってくるが、3月末を起点と考えると、日経平均はあと3400円ほどで大相場の値上がりのすべてを失うことになる。と同様にTOPIX(東証株価指数)もあ...
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お世話になっております本日は打ち合わせのため、ブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願いします
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART49

日銀は0.25%への追加利上げと、四半期ごとに月間4000億円ずつの国債購入額の減額を決めた。その結果発表前の前場は日経平均が一時571円安まで売られたが、結果発表後は一時662円高の3万9188円まで買われ、1日の値幅は1230円を越えた。日経平均の3万9000円台乗せは1週間ぶりのことである。ただ、今日の上昇は東京エレクトロンなど急落した値がさ半導体関連株の寄与度が大きいのと、月末で内外の年金基金のリバランスによる売買も多かったため、明日以降も日経平均が3万9000円台を維持できるかは微妙である。きのうの米国市場でエヌビディアが7%安、半導体製造装置世界2位のアプライドマテリアルズ4.3%安など半導体関連株が急落したにも関わらず、今日の東京市場では東京エレクトロンが7.4%高、アドバンテストが4.4%高などと大きく買われたことについて違和感を持つ投資家も多かったに違いない。確かに午前中までは両銘柄ともマイナス圏で推移していた。しかし、午後2時半ごろにバイデン政権が近く発表する対中半導体輸出規制で日本や韓国など同盟国を除外すると伝わったため、これらの銘柄に見直し買いが殺到したのである...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART48

今日の日経平均は一時1052円高まで急反発し、大引けでも801円高の3万8468円と3万8000円台を回復した。2年10カ月ぶりの8日続落、そして今月11日ザラ場高値から4700円以上も急落していただけに、まだ物足りないぐらいの反発である。ただ、あくまでも自律反発の域を出ていないだけに、警戒は怠れない。明日、明後日の日銀金融政策決定会合とFOMC(米連邦公開市場委員会)、さらに月末でGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や海外の年金基金などの大規模なリバランスも想定されるから、株式市場の嵐はまだおさまっていないと見るべきだ。昨日付けの日本経済新聞はイエレン米財務長官の単独インタビューを朝刊一面に載せたが、日本の円買い介入は貿易黒字を増やすためのものではないとして、問題視していない旨の発言をしている。米国が長年問題視しているのは輸出競争力を高めるための通貨安誘導だと強調している。イエレン財務長官のコメントで、今日の東京市場では一時1ドル=153円01銭まで円高が進んだものの、午後5時半現在では153円70銭近辺と、先週末の東京終値と比べて1円弱の円高になっている。それでも日経平均は8...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART47

日経平均は朝方140円ほど上げる場面があったものの、大引けでは202円安の3万7667円と8日続落となった。8日続落は2年10カ月ぶりのことである。円高は昨日の151円台後半を付けた後に一服して154円近辺と2円ほど円安に振れているものの、引き続き「円売り・日本株買い」の円キャリートレードの解消が止まらないようである。ただ、午後5時現在、日経平均は時間外取引で東証終値から250円ほど反発している。テクニカル的に見ても日本株は下げ過ぎで、いつ急反発してもおかしくないところだが、やはり急激な円高でトヨタなど海外売上比率の大きい企業の業績予想が当てにならなくなり、しかも、円キャリートレードは1ドル=150円前後のポジションもかなり積み上がったままなので、稀に見る押し目だとは言え、積極的に押し目買いを入れる投資家は極めて少数派である。日経平均が1285円安となった昨日にしても、売買代金が増えてセリングクライマックス的な動きにはなったものの、出来高は6月14日のメジャーSQよりも少なく、いわゆる「引かれ玉」がかなり残っている印象だ。やはり31日の日銀金融政策決定会合の結果発表でアク抜けするまで日...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART46

日経平均は439円安の3万9154円と6日続落して終わった。円相場が1ドル=154円30銭台まで円高が進み(昨日の東京終値は155円50銭台)で、円高・株安に耐え切れなくなった円キャリートレードのポジションが引き続き大きく巻き戻されている格好だ。日経平均は6月24日から急伸が始まり(3万8500円近辺)、7月11日の最高値4万2426円までわずか2週間余りで3900円も急伸した。その原動力となったのが「円売り・日本株買い」の円キャリートレードである。6月24日のスタート時点の円相場は159円近辺であり、その後162円目前まで円安が進んでいる。つまり、この時期に円キャリートレードを積み上げた海外勢は円売りでざっくり5円~7円、日経平均で2000円~3000円マイナスになっている計算だ。こうなると、円キャリートレードのポジションを持ちきれなくなり、ポジションを解消せざるを得ないファンドが多数出てくるはずだ。追い証を払ってポジションを維持しているファンドもあるだろうが、高値圏でポジションを積み上げたファンドはほとんど投げ売りしたと考えられる。ではなぜ、日経平均が3万9000円目前まで下がって...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART45

7月11日の日銀による「円買い・ドル売り」介入以降、世界を揺るがす悪材料が噴出して、日経平均はわずか10日間で2800円も下げてしまった。これにより、日経平均は6月24日からの上げ幅約3800円の4分の3を失った形だ。この6月下旬からの日本株急上昇の原動力が「円売り・日本株買い」の円キャリートレードだったから、日銀の「円買い・ドル売り」介入は円キャリートレードのポジションを潰す特効薬になってしまったと言える。さらに、その直後に起こったトランプ銃撃事件で、「トランプトレード」と言われる米国株の先回り買いが、逆に材料出尽くしとなって、こちらも一気に巻き戻されてしまった。これで半導体関連株やマグニフィセント・セブンの大手テック株が急落。さらに、バイデン政権が東京エレクトロンなどを名指しする半導体規制の強化を打ち出した直後に、トランプ前大統領が台湾に米半導体企業のシェアを全部奪われたなどと発言したため、世界中で半導体関連株の下げが止まらなくなってしまった。しかも、先週末にはマイクロソフトのシステム障害が全世界を襲い、同社のクラウドを使っていた端末850万台が一時的に使えなくなった。さらに昨日、...