ヤマモト

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART60

今夜発表の8月の米雇用統計を控えて、再び「円買い・日本株売り」の裁定取引による日本株売り崩しが活発化している。日経平均は東証終値で265円安の3万6391円と下げ渋ったが、時間外取引では午後4時半現在、3万6090円と560円安まで売り込まれている。円相場も1ドル=142円05銭まで一時円高が進んでいて、ヘッジファンドなど売り方のやりたい放題になっている感じだ。この背景には、エヌビディアを中心とするAIバブルの崩壊懸念が高まっていることがある。とりわけ、ヘッジファンドに対して絶大な影響力を誇るゴールドマン・サックスが、AIバブルの崩壊懸念をあおっていることは注目に値する。ゴールドマン・サックスのアナリスト、ジム・コベロ氏は7月、2000年のITバブル崩壊と同様の現象がAI分野でも起きる可能性が高いとして「審判の日が近づいている。巨大テック企業がいくらAIに投資しても、iPhoneやインターネットのような経済革命は起きそうもない。AIバブルに踊らされて急騰したすべての株は暴落するだろう」との衝撃的な予想を公表した。日本ではあまり報じられなかったが、8月5日はゴールドマンが予想した「審判の...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART59

昨夜の米国株の急落を受けて、日経平均は終値で1638円安の3万7047円と今年3番目の下げ幅を記録した。これにより、過去20日間維持していた3万8000円前後の保ち合い相場が「保ち合い下放れ」になり、日経平均は二番底を模索する動きになりそうである。日経平均の下落率は4.2%、TOPIX(東証株価指数)は3.6%、スタンダード指数は2.2%、グロース市場指数は4.0%とそれぞれ下げた。一方、NYダウは先週末に史上最高値を更新し、レイバー・デーの休みを挟んで、翌営業日の昨日が626ドル安の4万936ドルと1.5%しか下げていない。ただ、ナスダック総合指数が3.2%安、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が7.7%安と急落していて、半導体関連株のウエイトが高い日経平均は144円台への円高もあって、急落する羽目になった。ただ、これは週末金曜日に発表される米雇用統計の悪化を先取りした売り仕掛けと私は見ている。前回8月5日の暴落を境に「円売り・日本株買い」の円キャリートレードの8割以上が手仕舞われたと推測されており、日本株が二番底を探る展開になったとしても、前回のようなパニック的な円キャリート...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART58

今日は大暴落後の初めての月末となることから波乱の展開も予想されたが、日経平均は285円高の3万8647円と今日の高値圏で引けた。朝の寄り後こそ一時40円ほど安くなる場面があったが、9時半以降は一貫してプラス圏で推移した。TOPIX(東証株価指数)は一度もマイナスになることはなく、日経平均とほぼ同率の0.73%高で引けた。興味深いのは、日経平均もTOPIXも今日同時に下げ幅の3分の2戻しを達成したことだ。これは日経平均、TOPIXともに7月11日に付けたザラ場高値から8月5日のザラ場安値までの下げ幅の3分の2を戻したということなのだが、その値は日経平均で3万8669円と今日のザラ場高値とドンピシャリで一致する。同様に、TOPIXは2699.9ポイントなのだが、こちらは今日の高値が2714.9ポイントとそれを0.5%ほど上回っている。実は、日経平均もTOPIXも過去2週間、この3分の2戻しのレベルが上値の壁になっていて、その壁でピタリと上値が抑えられていたのである。今日、その強力な壁を上抜けたということは、やはり両指数とも前値戻しを目指す展開になるのだろう。ただ、11月の米大統領選でトラン...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART57

日本時間で明日早朝に予定されるAI半導体最大手のエヌビディアの決算待ちで、今日の株式相場はほとんど凪の状態だった。日経平均の上下の値幅は250円余りとほぼ2カ月ぶりの小ささだった。それだけ売り方も買い方も積極的な売買を見送ったということだろう。ただ、きのうのNYダウが2日連続で史上最高値を更新したこともあり、日経平均は3万8000円の大台をなかなか割らず、売り急ぐ動きは明らかに減ってきている。今日はこれまで急反発してきた新興市場株が久々に大きく値を下げた。旧マザーズ指数であるグロース250指数は2.3%安の664ポイントと8月5日の大暴落以来の下落率となった。より範囲が広い東証グロース市場指数も2.0%安の848ポイントで終わった。ただ、両指数ともに8月5日の安値からは40%近くも戻していて、大暴落前の水準に戻っている。明日のエヌビディアの決算発表は5-7月期の増益率よりも8-10月期の業績予想がどうなるかに市場の注目が集まっている。市場では売上が前年同期比70%以上の増収になると見られているが、これを大きく下回らない限り、エヌビディアの株価がサプライズ的な急落になることはなさそうだ。...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART56

先週末のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の連続利上げ方針が悪材料視され、円高・日本株安が進んでしまった。ドル円相場は1ドル=143円台前半まで円高が進行し、日経平均も朝方は540円ほど急落したが、大引けでは254円安の3万8110円と先週と同様、3万8000円台の大台を維持して終わった。これで3万8000円台大台乗せの終値は3日連続、過去7営業日で大台割れは2日のみとなった。しかしながら、今日の最大のトピックは新興市場株の急騰だろう。旧マザーズ指数である東証グロース250指数は、プライム市場の急落とは裏腹に4.8%高と急伸した。これにより、同指数は日本株大暴落前の7月22日以来の高値水準まで買われたことになる。より広範囲の東証グロース指数も4.5%高の856ポイントと、同じく7月22日以来の高値となった。つまり、新興市場のグロース株に関しては、概ね大暴落前の水準を回復したと見ていいだろう。新興市場株の回復は主力株や相場全体の先行指標になることが知られている。コロナショック時も暴落直前の水準を回復したのがマザーズ指数は1カ月後、日経平均、TOPIX(東証株価指数)ともに8カ月後だ...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART55

今週は21日の米雇用統計年次改定で今年3月までの雇用者数が年間約82万人下方修正されて、ドル円相場が一時144円台に突入。今夜は世界の中国銀行総裁やエコノミストなどが集まるジャクソンホール会議が米国で開催され、パウエルFRB議長が講演する。それを材料に、今日も1ドル=145円20銭台まで円を買う動きがあったものの、株価は今週1週間を通じて堅調だった。これはピーク時で75兆円前後あったと見られる株絡みの円キャリートレードのポジションが、今月5日の暴落でその大半が巻き戻され、日本株と円相場の連動性が薄れた証拠と見て良さそうだ。今夜のジャクソンホール会議にしても、パウエルFRB議長は来月の利下げについて0.5%かどうかは明言しないだろうし、その後の方向性についても市場の予想をおおむね追認する程度の発言があれば、踏み込んだ感じで基本的にはデータ次第の従来姿勢を貫くと思われる。そもそも、このタイミングでのFRB議長としての利下げ予想は与党民主党の選挙に有利に働くため、発言そのものを控えたいところである。こう読むと、すでにジャクソンホール会議は為替相場にも株式相場にもほとんど織り込まれたと考えるの...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART54

今週末のジャクソンホール会議を控えて、ヘッジファンドが盛大に「円買い・日本株売り」の円キャリートレード潰しを仕掛けているようだ。今日の日経平均は寄り後9時半ごろに3万7605円と460円ほど急落した後、徐々に戻し、大引け直前に3万8026円と前日比36円安まで戻し、結局111円安の3万7958円で引けた。多くのヘッジファンドはドルを売って「円買い・日本株売り」を仕掛けているだけに、短期勝負で稼ごうとしていると見ていいだろう。23日から始まるジャクソンホール会議では、パウエルFRB議長が9月に予想される利上げに関して、0.50%なのか0.25%の利上げなのか、何らかのヒントを出すと見られている。市場との対話を重視するパウエル議長だけに、まったくそこに触れないということは考えにくい。一方、日銀の植田総裁も出席予定だったが、この日は国会の閉会中審査に出席することになった。すでに内田日銀副総裁が「金融資本市場が不安定な状態で利上げすることはない」と8月7日に発言していることから、金融市場が乱高下している現状では、日銀の姿勢は内田発言通りだろう。つまり、9月17~18日のFOMC(米連邦公開市場...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART53

昨日15日発表の7月の米小売り売上高が前月比1%増の約7096億ドル(約105兆円)と市場予想の0.3%増を大幅に上回った。これで米国経済の堅調さが改めて確認され、景気後退懸念や9月の大幅利下げ観測が大きく後退した。それを好感して、NYダウは554ドル高の40563ドルと史上最高値まであと2%に迫り、ナスダック総合指数も401ポイント高の17594ポイントと、7月末の水準を回復した。日経平均も午後2時過ぎ現在で1180円高の37900円台と節目の3万8000円の大台回復が目前に迫っている。米小売り売上高はいつもなら雇用統計やCPI(消費者物価指数)ほどは相場への影響が大きくなく、市場の注目度もそれほど高いわけではない。ただ、今は米GDPの7割を占める小売りの不振が景気後退懸念の最大の根拠になっていたから、これが市場予想の3倍の伸びとなり、かつ過去最高水準になったことで、急いで9月に0.5%も利上げする必要はないのではないかという見方が広がったのである。これにより、ドル円相場も一時149円台を付け、一度は投げ売りを迫られた「円売り・日本株買い」の円キャリートレードが再び活発化したようであ...