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国境税調整の衝撃 PART6

先週末にトランプ大統領が正式に就任したことで、今日は改めてトランプ政権の保護主義政策を悪材料視する売りが出たようである。ただ、これは先週と同様、ヘッジファンドなど短期筋の先物主導の下げであり、年金など機関投資家の大口の実需売りがでているわけではない。今日、引け後に主力株ではトップバッターとなる安川電機の第3四半期決算発表があった。これを合図に日本市場は決算発表が本格化する(来月15日まで)。これに伴い、国内機関投資家は決算内容を見極めようと様子見姿勢を強めるので、どうしてもヘッジファンドなどの先物取引に相場が振り回されやすくなる。これは為替相場も同じだ。しかしながら、安川電機の決算発表で通期予想を最終利益で10%強上方修正したことなどから、輸出関連中心に業績期待が高まってくると推測される。もちろん、「国境税」の悪影響が大きい銘柄群(日産や富士重、マツダなど米国生産比率の低いメーカー)は好決算を発表しても、そこで材料出尽くし売りを浴びる可能性がある。一方、ブリヂストンや信越化学、ダイキンなど米国生産比率の高い多国籍企業は、一段と決算発表で見直し買いが集まる可能性がある。
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国境税調整の衝撃 PART5

今夜のトランプ大統領就任式で、ひとまず世界を大混乱に陥れたトランプ絡みの大イベントはいったん終了する。今後も就任後直ちに行なう「100日アクションプラン」や、一般教書・予算教書演説、国境税を中心とした共和党との税制改革法案の詰めなど、株式市場を揺るがすイベントは継続するが、やはりいったんは材料出尽くしと見ていいだろう。この点では、来週からがトランプノミクス相場の第二幕になると言えそうだ。また、これまでと違って、今日からはツイッターなどの発言にも大統領としての責任が伴うことになる。今までのように無責任な軽口や企業を恫喝するツィートは激減するだろうが、株価や為替相場に大きな影響を及ぼす失言はそれなりにあるだろうから、用心するに越したことはない。つまり、トランプノミクス相場の第二ラウンドが始まると言っても、昨年11月の大統領選直後から12月中旬までのような「押し目待ちに押し目なし」といった上げ一方の超強気相場にはならないだろう。4年前のアベノミクス相場もそうだったが、大相場というのは初期ほど簡単に儲けやすく、時間が経つに連れて難しくなってくるものである。ただ、国境税が「ドル高とワンセット」だ...
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注目の「国境税」を解説!セミナーCD販売中

新年の日経CNBCの番組で山本が米・共和党とトランプ氏が導入しようとしている「国境税」について言及し、にわかに注目を集めています。1月18日の絆の会のセミナーでも詳しい解説がありました。☆録音CDをご希望の方はこちらから!       ↓  ↓  ↓
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国境税調整の衝撃 PART4

トランプ次期大統領のドル高けん制発言が報じられ、ドル円相場は今日112円53銭の安値をつけた。発言は、人民元に対してドルが強過ぎるというもので、「米国企業が競争できない。ドル高が我々を殺している」といった内容。これは17日付のウォールストリートジャーナルが報じたものだが、インタビューは13日に行なわれている。おそらく、この記事の情報が何らかの形で投機筋などに伝わり、大規模に「円買い・日本株売り」を仕掛けた勢力が複数あったようだ。しかし、そのインタビュー記事が今日、日本でも報じられたことで「お化けの正体見たり」とばかりに材料出尽くしとなり、ようやく日本株もドルも反発に転じたのだろう。今回のWSJが報じたトランプ次期大統領のドル高牽制発言は、中国の人民元に対してのものと、将来的に米景気が拡大してドル高が進んだ場合の懸念を示したものに過ぎない。というのも、国境税をやると自動車や家電製品の値段がかなり上がってしまうので、ドルの購買力を上げて米国民のインフレに対する不満を和らげるには、ドル高を容認せざるを得ない。国境税とドル高はセットと言ってもいいのだ。また、海外からの輸入品に対して一律20%の...
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国境税調整の衝撃 PART3

トランプ次期政権の国境税の衝撃が尾を引き、今日の日経平均は一時220円を超える下げとなった。今日あたりから国境税に関する証券会社や銀行のレポートが出回り始めている。株式市場は今年に入ってまだ8営業日の取引にとどまっているのだが、それでも日経平均は今日、今年の最安値を更新してしまった。大発会からの下落幅は500円弱となった。前回も書いたのだが、国境税で日本企業が受ける影響は差し引きプラスだと私は考えている。国境税の最大のターゲットは中国企業とメキシコに工場を新設した企業である。トヨタは米国生産比率が約7割(北米売上に占める比率)に達していて、おそらく米BIG3を上回る北米生産比率である。北米生産比率が低い日産や、富士重、マツダなどは大変だと思うが、もともと北米でほとんど生産されていないスマホや薄型テレビなどの家電製品や電子部品、工作機械などは、アドバンテージのある大手メーカーがないため、これから「用意ドン!」で北米生産比率を高めていく競争になる。つまり、国境税の悪影響は業界によって濃淡に大きな差があるのだ。実際、法律が制定されてみないとわからない面も多いのだが、トヨタやブリヂストン、信越...
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1月の絆の会・セミナーは1月18日です

1月18日(水)18:30~ 絆の会のセミナーです。セミナーへのご参加、CDのお申込みはこちらからお願いします。●日時:2017年1月18日(水) 18:30~20:30●会場:エッサム神田ホール1号館 6階 会議室      東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2       JR神田駅 東口(秋葉原寄りの改札) 徒歩1分
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国境税調整の衝撃 PART2

案の定というべきか、やはりトランプ次期大統領の記者会見後に日本でも国境税が大騒ぎになった。前回少し触れたが、私は今週10日火曜日の日経CNBCの情報番組「マーケッツのツボ」で、国境税調整が今後10年間で最大のキーワードになると予告した。それと同時に、番組ではビックリ予想として年内に1ドル=140円、日経平均2万4000円などと予想したのだが、興味のある人は御覧になっていただきだい。また、11日水曜日の証券スクールの株式講演会でも、国境税の影響と関連銘柄について詳述している(証券スクールのHPでDVDは購入可能)。日本では日経などの大手メディアが国境税を12日まで1度も取り上げていなかったせいで、機関投資家も個人投資家も国境税についてまったく知らなかったようである。だから株価に織り込まれ始めたのは昨日からと見ていい。ただし、大統領選後に日本株を買いまくった外国人投資家の一部は、国境税をよく分析した上で日本株とドルを買っているため、両者の間にはとんでもない情報格差があったと言える。結論から言えば、米国に大規模な工場を持つブリヂストンや信越化学、トヨタ自動車などは国境税でむしろプラスになると...
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国境税調整の衝撃

日本時間で今晩深夜1時から、トランプ次期大統領が当選後、初めて正式な記者会見を行なう。正式な記者会見は大統領選期間中の昨年7月以来、半年ぶりのことだというから、トランプ次期大統領がどれだけマスコミが嫌いなのかがよくわかる。彼のマスコミ嫌いの弊害は意外なところに現れている。その最大の弊害と言えるのが国境税調整だ。私はきのうの夜、日経CNBCの情報番組「マーケッツのツボ」に生出演させていただいた。放送直前の打ち合わせで、番組のプロデューサー兼MCの大石さんに「国境税調整って知ってますか?」と質問したところ、初耳だということで、日経テレコンで検索してもらったところ、日経新聞では夕刊の十字路というコラムで元大和総研の中前さんが1回記事にしただけ、とのことだった。経済専門チャンネルの日経CNBCでも彼の記憶にある限り取り上げていないという。ところが、トランプ次期政権の経済政策の核心が、この国境税調整なのである。恥ずかしながら私も、それに気づいたのが年末で、これまではそれについてリサーチ中だったこともあり、前回のブログでは敢えてスルーさせていただいた。ついでに言うと、私は市場関係者の多くがほぼ必ず...
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トランプ・ラリー変調の兆し

新年あけましておめでとうございます今年もよろしくお願いいたします日経平均は大発会こそ479円高と好調な滑り出しを見せたが、その後は2日続落して1万9500円のフシを割り込んで1月第1週を終えた。やはり2万円大台の壁は意外に険しかったということだが、今日は今夜の米雇用統計に加えて3連休前ということもあり、上値を買いづらかったのは確かである。トランプ次期大統領が昨夜、トヨタ自動車のメキシコ新工場建設をツイッターで批判したことも手控え要因になった。「メキシコで米国向けのカローラを製造するなら、高額の関税を支払ってもらう」などとツイッターに投稿したことで、これまで封印していた日本企業批判を再開。これにより、株式市場では輸出関連株への警戒感が強まったと言える。トランプ次期大統領の自動車メーカーに対する脅しはフォード、GM、トヨタと続いたが、他業界の企業を含めて、いずれもメキシコに生産拠点を移すか新設して米国向けの輸出する場合に発動されている。これは北米自由貿易協定(NAFTA)を見直すという選挙公約に沿った、いわば忠告とも受け取れる。その点ではトヨタも米企業と同じ公平な扱いを受けたことになる。今...
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株式市場は年末モードに突入 PART3 損出し売りに注意

今日の日経平均は上下の値幅が47円弱と今年最低レベルの小動きに終始した。私が想定していたよりも外国人投資家の復帰が遅かったようで、わずかながら売りに押されて大引けとなった。ただ、為替相場は一時、1ドル=117円をわずかに割り込んだものの、午後からは117円台をキープしているため、いわゆる「円買い・日本株売り」の売り仕掛けをしようとする投機筋もいなかったようである。今日でこのブログは年内最後になるが、年末年始の相場は堅調を維持すると見ている。年末年始のカレンダーは多くの日本人投資家にとっては日並びが良く、日本人不在で海外市場が開いているのは1月2日(月)、3日(火)の2日間だけしかない。投機筋の仕掛けがあるとすればこの2日間だが、今年の大発会後の急落とは全く違う動きになるのではないか。今日は日経平均が小幅安となったものの、マザーズ、ジャスダック、東証二部の新興3市場は活況だった。これは個人投資家の買いが活発だったこと意味するが、中でも出遅れ銘柄の多いジャスダック市場は高値を更新する銘柄が目立った。ジャスダック指数は今日、年初来高値を更新し、昨年の高値122.18ポイントまであと0.53ポ...