ヤマモト

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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART47

1日のトランプ大統領の演説に対する失望売りの反動で、今日は日経平均、TOPIX(東証株価指数)ともに急反発した。原油価格はWTI先物で113ドル台前後とイラン戦争開戦後の高値119ドルに近づいてきたものの、ペルシャ湾にとどまっていたタンカーなどの一部が少ないながらもホルムズ海峡を通過し続けていることが好感されていつようだ。ただ、イランは通行料を大型タンカーで一隻あたり3億円程度徴収している模様で、とてもホルムズ海峡が解放されたとは言えない状況である。また、週明け6日にはトランプ大統領が予告していたイランの発電所などエネルギー関連施設への攻撃停止期限がやってくる。1日の演説ではこの停止期限の延長については触れず、代わりに向こう2~3週間で激しい攻撃を実施し、イランを「石器時代に戻す」と予告した。この意味では週明け6日に株式市場は再び大きく荒れる可能性がある。すでに米軍はその激しい攻撃を予告するかのように、2日にイラン最大かつ、中東最長でもある橋「B1ブリッジ」を複数回攻撃して破壊した。この橋は首都テヘランと主要都市の1つでカラジを結ぶ高速道路の一部でもある。B1ブリッジの破壊で、首都テヘ...
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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART46

日経平均は大引けにかけて下げ幅を半分ほどに縮めたものの、終値は1487円安の5万1885円と3月23日につけた5万1515円に次ぐ、今年2番目の安値圏で終わった。ヘッジファンドなど投機筋の激しい売り崩しを受けたとはいえ、下げ幅は一時2800円を越えた。今日は年金やインデックスファンドなどによる1兆円超の先物買いが入ったにも関わらずこれほどの急落になったわけだから、この配当再投資がなければ、日経平均は5万円を大幅に下回っていただろう。それでも今日のザラ場安値5万566円が今年の最安値である。イラン戦争に停戦の兆しがなければ日経平均の5万円割れは避けられないと見るべきだろう。問題は米国株に下げ止まりの兆候がほとんど見られないことだ。NYダウ、ナスダック指数、S&P500は、いずれも先週末に今年の最安値をつけている。これまでの経験則から考えると、米国が戦争を始めた以上、停戦の兆しが真っ先に現れるのも米国株であることから、ここが下げ止まらないと日本株や欧州株が独自に反発局面に入るということはまず考えられない。
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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART45

前回書いたように、今日の配当権利付き最終売買日通過で、来週から日本株の需給はかなり悪化する。週明け月曜日こそ年金など株価指数に連動する運用を行なう機関投資家の配当再投資(30日だけで1兆円超と予想される)があるため、日経平均やTOPIX(東証株価指数)は実態以上に強い動きになると予想されるが、来月1日以降は配当取りの買いも、配当再投資の買いも消滅するため、株価は大幅に下振れしやすくなる。すでにその需給悪化を先回りした売りが時間外取引で活発化しているようで、日経平均先物は配当落ち分を含めて約1000円の急落となっている。もちろん、この夕方の時間帯はいわゆるロンドン時間と呼ばれ、最も株価が急落しやすい時間帯である。市場参加者が極端に少ないので、ロンドン拠点とするヘッジファンドや商品投資顧問などが好き勝手に売り仕掛けを行なう時間帯と言える。この薄い時間帯に前述した年金などの配当再投資による先物買いは一切行われない。そのため、現在の急落をそれほど真剣に受け止める必要はないとも言えるが、日本株を売り崩したい投機筋が多数派を占めていることが推測される。
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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART44

今朝の報道によると、トランプ政権は仲介役のパキスタンを通して15項目の和平案をイラン側に提示したという。その15項目の中には「1カ月の停戦」、「ホルムズ海峡の解放」、「濃縮ウランのIAEA(国際原子力機関)への引き渡し」、「核開発能力の解体」、「イランに課した全ての制裁の解除」、「ヒズボラなど代理勢力への支援停止」などが含まれている。また、明日26日にパキスタンで米国とイランの高官レベル協議を行ない、米国側からはトランプ大統領の娘婿クシュナー氏とウィトコフ中東担当特使が出席するという。こうした報道が好感され、日経平均は2.8%高、TOPIX(東証株価指数)は2.5%高と日本株はほぼ全面高となった。原油価格も80ドル台まで急落している。これに対してイラン軍の報道官は一切の交渉を否定し、「米国は自分自身と交渉している」と述べている。イラン側は以前から米国との水面下の交渉を否定し続けているが、これはあくまでもハッタリで、イラン国民や周辺国に対するポーズと見るべきだろう。ただ、イランがこの提案に乗って停戦が実現するかどうかは予断を許さない。仮に、米国がイランと停戦で合意したとしても、イスラエル...
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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART43

日本時間、明日24日8時44分までが、トランプ大統領が予告したイランへのホルムズ海峡完全解放の期限となる。イランがそれを実行しなかった場合、イラン国内の発電所を壊滅させるとトランプ大統領は警告した。これにより今日の日経平均は一時約2700円安の5万688円と、今月9日につけた開戦後の安値5万1407円を大幅に下回った。しかしながら、時間外取引でNYダウの下げ幅は100ドルから200ドル程度と極めて小幅なうえに、トランプ大統領がこの警告をSNSのXに投稿する前の先週金曜日深夜の段階で、日経平均の先物は2000円を越える下げ幅になるなど、あたかも事前にトランプ大統領の動向を察知しているかのような取引が行われていることに注目すべきだろう。今回のイラン国内の発電所を壊滅させるという脅しは、イランに対する最後通牒の側面がある。イラン国内の発電所が壊滅すれば、新たにミサイルなどの兵器が作れなくなるばかりか、全国規模で通信機能が麻痺するほか、冷暖房が使えなくなるのはもちろん、水道も使えなくなり、食料品の確保も難しくなる。イランの人口9000万人が一瞬で日常生活に支障をきたし、イラン国内は大混乱に見舞...
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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART42

今日の日経平均は1539円高の55239円と、今回のイラン戦争開戦後で最大の上げ幅を記録した。TOPIX(東証株価指数)も同様で上昇率は日経平均が2.87%、TOPIXが2.49%だった。WTI原油先物相場も今日は一時91ドル台と約4%急落するなど市場では先週とは打って変わって楽観論が増え始めている。これはロシアや一部の湾岸諸国が仲介している停戦交渉が進展してきたことを意味する。ロシアのプーチン大統領は毎日のようにイラン大統領と連絡を取り合っていると一部で報じられたほか、最高指導者に先週されたモジタバ師がロシアに搬送され、大統領官邸に隣接する病院で治療を受けているとの報道が相次いだこともそれを裏付けている。さらに、インドや中国、パキスタンなどのタンカーが相次いでホルムズ海峡を通過したことが判明し、「原油を一滴も通過させない」と宣言していたイランの強硬姿勢₈に変化の兆しも出てきた。明日の日米首脳会談でトランプ大統領はイラン情勢について高市首相に何らかの情報提供をすると思われる。日本は自衛隊の艦船を派遣しない方向だが、それに代わる米国への便宜供与を要求されるのは必至で、株式市場にとってはそ...
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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART41

日経平均、TOPIX(東証株価指数)ともに今日で3日続落となったが、日経平均の下げ幅は68円安、0.13%の下落と小幅だった。TOPIXは0.5%の下落、東証スタンダード指数は0.03%のプラス、東証グロース指数は0.75%のプラスと中小型株や振興成長株が堅調だった。朝方、イランのアラグチ外相が米CBSテレビのインタビューで「船舶の安全な航行について我々と話し合いたい国には門戸を開いている」などと述べ、複数の国と接触していることを明らかにした。その後、インド国籍のタンカー2隻がホルムズ海峡を通過したことが判明した。また、トランプ大統領は中国に対し、ホルムズ海峡の航路確保のために軍艦を派遣するよう要請し、習近平主席が海峡の解放に向けた支援がなければ、今月末の米中首脳会談を延期するかもしれないと圧力をかけた。実際、中国がイラン産の原油を買わなければイランは外貨を獲得できなくなり、ミサイルやドローンの生産にも支障が生じる。またトランプ大統領はNATO(北大西洋条約機構)に対しても軍艦の派遣を要求していて、フランスがイランとの交渉を進めているとされる。一方で、イギリスは米国への協力をやんわりと...
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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART40

今日の日経平均は633円安の5万3819円とイラン戦争開戦以来、2番目に低い水準で終わった。トランプ大統領がSNSに今日、「イランの狂ったテロリストたちに何が起きるか見てみろ」と投稿したため、何らかの新たな軍事作戦が行なわれるとして時間外取引で日経平均は5万3000円ちょうど近辺と東証の終値から約800円急落した。トランプ大統領のことだから根拠のない脅しの可能性もあるし、イラン攻撃は続いているので、新たな標的を攻撃するという意味合いなのかもしれない。ちょっと気になるのが、今日、隣のイラク国内に米軍の空中給油機が墜落したとのニュースだ。イラン軍ではない友軍の空中給油機に接触して墜落したとのことで、相手方の航空機は無事着陸したという。この空中給油機は戦闘機だけでなく、B-2ステルス大型爆撃機などイランから大幅に離れた基地から飛び立った航続距離の長い大型機にも給油できる。あくまでも推測だが、トランプ大統領の意味深な発言と今回の事故を合わせて考えるに、前述したB-2ステルス機やB-52大型爆撃機によるイラン国内への大規模な爆撃が近く行なわれる可能性が高いのかもしれない。これまで米軍は戦闘機や艦...
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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART39

トランプ大統領がイラン戦争について「戦争はほぼ完了した」」と9日に発言したことで、株式相場は世界的に急反発した。原油価格もWTI先物で一時119ドル台まで暴騰したが、昨日は一時76ドル台まで急落している。ただ、今日になってホルムズ海峡でコンテナ船2隻に無人機攻撃が行なわれたとの報道があり、イラン側が停戦交渉に応じず、むしろ戦争長期化を図っているとの見方が市場でも増えてきた。イランは米国とイスラエルが住宅や学校などへも攻撃したとして中東各地に報復攻撃を行なっている模様だ。こうなるとペルシャ湾岸諸国を巻き込んだ広域紛争になりかねず、それを材料に投機筋が今週末のメジャーSQや来週末のNY市場のメジャーSQに向けて再び売り攻勢をかけてくる可能性が高まってきたと言える。原油価格は現在、4月渡しの期近物が取引のほとんどをしめるため、G7による備蓄の共同放出のアナウンス効果で価格の急騰が抑えられている。この点で、ヘッジファンドなど投機筋が得意とする「原油の先物買い・株先物売り」の裁定取引はこれまでと違ってあまり機能しなくなる。それでも今日あたりで空売りの買い戻しが世界的に一巡するため、今後の株価の下...