2026-06

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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART22

今週は四半期末ということもあって、世界の年金基金や投資ファンドのリバランスが大量に発生する特異な週である。日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のように現物株を中心に運用している年金基金は、先物で一括して売却するというワザは使えないため、1カ月以上前からコツコツと現物株売りのリバランスを実施していると見られるが、投資ファンドなどは先物やオプションを使って大まかなリバランスが可能なため、今日、明日、明後日の3日間くらいで利食いや損切り、換金売りなどをドカンと済ませるところも多いようだ。このため、すでに先週の月曜日から日経平均は1日1000円から3000円の値幅を伴った大荒れの相場が毎日続いている。韓国のKOSPI指数やナスダック指数が乱高下しているのも、この四半期末のリバランスの影響が大きい。ただ、前述したように今週いっぱいでファンド勢のリバランスは9割方終わると私は見ている。たしかに、明日30日と明後日1日は今日以上の荒れた相場になりそうだが、買い遅れた投資家には押し目買いのチャンスが訪れるだろうし、売り遅れた投資家にとっても、上げ方向で大きな値幅が出る可能性もあるので、そこ...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART21

日経平均は2日連続で急落し、一時1300円を越える下げとなった。原因は2つある。1つは昨日と同様、AIサーバーに欠かせない半導体メモリーであるHBM(高帯域メモリー、DRAMを積層したもの)の特需が市場予想よりも早く終わるのではないかという見方が出てきたことだ。これはHBMで世界シェア5割を超える韓国SKハイニックスがパソコンなどに使われる汎用DRAM(DDR4など)からHBMへの生産ラインの転換を遅らせていると報道されたことが、HBMの需給ひっ迫がそれほど長く続かないとの憶測を呼んだからである。SKハイニックスは今週、時価総額で韓国サムスン電子を初めて追い抜き(約217兆円)、株価は25年ぶりに韓国市場でトップとなった。株価は1年半で16倍になった。SKハイニックスはアジア通貨危機で韓国が財政破綻し、再建途上となる過程の2003年に経営危機に陥り、株価が135ウォン(約14円)まで暴落した。22日の株価は294万ウォン(約308万円)だから、ざっと22万倍になった計算だ。時価総額が217兆円まで拡大したことも驚異的で、これは日本で大騒ぎになっているキオクシア時価総額のピーク約65兆円...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART20

今日の日経平均は1103円高の7万2353円と7営業日続伸して7万2000円台に突入した。日経225先物は後場の寄り後に7万3090円と7万3000円台を付けたが、現物の高値は7万2831円にとどまった。物色の中心は相変わらずAI・半導体関連だが、今日は調整が長引いていたアドバンテストがほぼ2カ月ぶりに最高値を更新したほか、電解銅箔の三井金属やJX金属、安川電機が急騰するなど、これまで調整が長引いていた銘柄群に物色の矛先が回った印象だ。以前も書いたが、月末に世界の年金基金や投資ファンドの大規模なリバランスが控えていることがどうしても気になる。今月11日を底に、ここ10日ほど日経平均やTOPIX(東証株価指数)は急騰してきたから、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)などはすでにリバランスの真っ最中と思われるが、それでも驚くほど強い相場が続いていることが逆に不安なのである。確かに日経平均のPER(株価収益率)は11日の17.3倍から先週末に18.6倍まで1.3ポイントほど切り上がった。それでも今年のピークである2月と4月に付けた20.9倍を大幅に下回っており、長期視点で見れば、日本株...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART19

今日の日経平均は寄り後すぐに約900円急騰したものの、その後はじり安となって2時前には500円を超える下げとなった。ただ、大引けにかけては値を戻し、3時25分から始まるクロージングオークションで一気に約300円上げて、終値では196円高の7万1250円と終値ベースで最高値を更新して引けた。これは日経平均に採用されているキオクシアHDの株価がクロージングオークションで一気に4450円上げて大引けでは1万1700円高の1万8600円となったことが大きかったようだ。今日は逆「フジクラ・ショック」で、5月半ばでAI・半導体関連のリード役になっていたフジクラが昨日の大引け後の業績予想の大幅上方修正で買いが殺到し、ストップ高となった。それにつられて古河電工も7000円ストップ高となり、ともに15%の値上がり率でプライム市場の値上がりランキングの2位、3位を占めた。住友電工も10%超上がって値上がり8位となり、この光ファイバー御三家の急伸につられてスタンダート市場では光コネクターのサンコールが22%高、同業の精工技研が18%高で、こちらもスタンダート市場の値上がりランキングの2位、3位を占めた。これ...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART18

米国とイランが戦闘終結の覚書で合意したことにより、株式市場は日米ともにお祭り状態になった。日経平均は7万円の大台に乗せたし、NYダウは5万2000ドルを一時突破して最高値を付けた。ただし、ナスダック市場やその多くを占める大型テック株、半導体関連株の指標となるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)は大きく調整していて、相場の先行きにかなり不安があることを示している。その大きな要因は、6月1日に公表されたグーグルの超大型増資である。追加分を含めると増資額は847億ドル(約13兆5500億円)と、史上最大のIPOとなったスペースXの公募額750億ドル(約12兆円)を1割強上回る。この2社だけでざっと25兆円が株式市場から吸い上げられるわけだが、どうやらそれだけにとどまらないようだ。その後、10日に米AIサーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピュターが70億ドル(約1.1兆円)の増資を発表したほか、マイクロソフトやメタも超大型増資に踏み切るのではないかとの観測が広がっている。ハイパースケーラーが相次いで大型増資に踏み切ろうとしているのはAIデータセンターを中心とする設備投資額が急増するためだ...
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