ヤマモト

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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 54

先週18日に植田日銀総裁が大規模緩和を継続すると示唆したのに続き、先週末の大引け後に日銀関係者がやはり27、28日の日銀会合では緩和継続が決まりそうだと情報をリークし、それを材料に海外勢が再び一斉に「円売り・日本株買い」を進めたようだ。結果、今日の日経平均は396円高の3万2700円と急伸。ドル円相場も141円台後半まで円安が進んだ。まだ日柄調整の域を出ていないが、今週で調整が一巡する可能性が高まってきた。今日は鉄鋼株を中心に業績の上方修正をした低PBRのセクターに物色の矛先が向かう展開となった。今日の東証プライム市場の値上がりランキングトップは東京製鉄(5423)で、300円ストップ高(21%)の1703円とPBR1倍をギリギリ回復して終わった(PBR1.05倍)。先週末大引け後に通期の純利益を210億円から240億円に上方修正して買い戻しが殺到した。その連想で同業の共英製鋼、合同製鐵、中山製鋼所など鉄鋼株がプライム市場の値上がりランキング上位30社のうち5社を占めた。また、木曜日に同じく業績を大幅上方修正したリョービが再び急伸して8%高の2784円と4年ぶりの高値をつけた。それでも...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 53

以前書いたように、日本株は本格的な調整局面に入っている。ただ、値幅調整はいい線まで来ていて、すでに終わった可能性がある。明らかに不足しているのは日柄調整の方だ。日経平均は3月半ばから4月末にかけて大きく調整したが、この時の調整期間は50日だった。今回は6月20日から調整が始まっているので、前回と同じ長さであれば8月10日のお盆休み頃に調整が明ける可能性がある。ただ、TOPIX(東証株価指数)を基準とすると、7月4日から調整が始まっているため、8月下旬が調整明けとなる可能性が高い。いずれにしてもお盆休み前後の決算発表が本格化する頃に大きなヤマが来そうだ。もっとも、来週の27、28日の日銀金融政策決定会合で長短金利操作(YCC)政策を見直さず、大規模緩和継続が決まれば、そこから一気に「円売り・日本株買い」が猛威を奮う可能性もある。すでに今日の大引け後のロンドン時間に「円売り・日本株買い」を仕掛けている投機筋があり、ドル円相場は午後4時50分現在で141円30銭近辺まで円安が進み、日経平均は東証終値から300円超の急騰となっている。今日東証が発表した投資部門別売買動向によると、7月第2週分で...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 52

インドで昨日開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議後に記者会見した植田日銀総裁の発言が特大の好材料になった。市場では27、28日の金融政策決定会合でYCC(長短金利操作)政策の変更があるのではないかとの思惑が高まっていたが、簡単に言えば植田総裁はこれをあっさり否定したのである。具体的には、日銀が目指す安定的な2%の物価目標と現在のインフレ率にはまだ距離があるため、緩和継続姿勢も変わらないと発言したのである。これにより、日銀会合に向けて「円買い・日本株売り」を仕掛けていたヘッジファンドなどが慌ててポジションの巻き戻しに動いたのである。これにより、円相場は昨日の137円台からちょうど2円幅で円安・ドル高に振れ、日経平均株価も今日の終値では402円高、時間外取引ではさらにそこから100円超上がって3万3000円の大台を回復している。これにより日経平均は9営業日ぶりに25日移動平均(3万2970円)を回復した格好だ。ただ、6月19日につけた年初来高値まではまだ900円近くある(あと2.6%)。TOPIX(東証株価指数)は高値まであと約2%、東証スタンダード市場指数は高値まであと1%に迫っている...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 51

日本株は3月半ば以来、二度目の本格的な調整局面に入ったようである。今日はオプションSQ算出日だったこともあり、上下の値幅が大きい1日だった。朝方は寄り後すぐに日経平均が360円高まで急伸したものの急落に転じ、10時半過ぎには前日比で200円近く下げる場面があった。前引け間際にプラス圏に浮上したが買いが続かず、大引けでは28円安と反落して終わった。3月から4月の調整局面は米欧の銀行危機が引金だった。日経平均は3月9日高値から16日安値まで7.3%下落した(ザラ場ベース)。新高値を取るまでの期間を日柄調整とすれば43日になる。今回の調整は6月19日高値から今月12日安値まで値幅では5.8%、日柄では25日とまだ調整が不十分であると言える。前回の調整局面も大幅な円高を伴っていた。3月のドル円相場は8日の137円90銭台が高値で、そこから24日安値の129円台まで、2週間余りで9円も急落した。今回は6月末の145円台から14日の137円台まで8円も急落している。この為替相場に絡んでもう1つ特筆すべきは、今年1月から3月にかけての株価の大幅な上昇局面も、ヘッジファンドなどの投機筋による「円売り・...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 50

日本株は4か月ぶりに本格的な調整局面に入った可能性が高い。日経平均は昨日わずかながら反発したが、TOPIX(東証株価指数)は今日で1年9カ月ぶりの7日続落を記録した。今日がSQ2日前の「急落の急所」であることを差し引いても、地合いの悪さを感じずにはいられない。とりわけ、「円買い」と「日本株売り」を同時に仕掛けられていることが、これまで3カ月間日本株を買い上げてきた海外勢のポジションを直撃している。日経平均は3月末の2万8041円から6月19日の高値3万3772円まで2カ月半で20%も急騰した。この急騰を主導したのがヘッジファンドなどの海外投機筋の「円売り・日本株買い」の裁定取引である。これは10年前のアベノミクスによる大相場で「アベ・トレード」と言われて大ブームを巻き起こした裁定取引だ。今回は10円前を上回る規模の「円売り・日本株買い」となっただけに、7月4日以降の円高を伴った日本株の下落は結構深刻なものである。日本株を買い遅れた欧州の年金基金などの実需買いが押し目を買っている可能性は高いものの、それ以上のスピードで海外投機筋の「円売り・日本株買い」のポジションが解消されているようだ。...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 49

今日でETF(上場投資信託)の分配金支払いのための巨額先物売りが終わるため、明日から相場は自然体に戻る。ただ、週末にはオプションSQが控えているから、まだ油断はできない。今は売り方の回転が効いており、為替も円高に大きく振れたため、先月まで鉄板の勝ちパターンだった「円売り・日本株買い」の裁定取引で含み損を抱えた海外勢も多いはずだ。今週末のSQに合わせて売り方が調子に乗ってさらなる売り仕掛けに出てくる可能性もある。とはいえ、金曜と今日の2日間で1兆3000億円もの先物売りが出たわけだから、それが終わったことは需給関係の飛躍的な改善を意味する。次に有無を言わさず機械的な大量の売り物が出るとすれば、今週末のSQ直前か、やはり月末近くに起こる年金基金のリバランスの売りだけだ。あとは今月25、26日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利上げが行なわれた場合の機械的な売りや、それに合わせて夏休み前のポジション調整のための機械的な売りが考えられる。もっとも、今は上げ過ぎの反動による調整局面でもある。これまでの大相場で値幅、日柄ともに調整が圧倒的に不足しているから、今後一段の上値を目指すにはもう少し...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 48

今日と来週の月曜日に残高が67兆円あるETF(上場投資信託)から分配金支払に伴う1兆3000億円の先物売りが出ることは、すでにお伝えした通りだ。その悪材料に加えて、昨日はロジック半導体大手のソシオネクストの大株主3社が37.5%の株式を売り出すという「ソシオネクスト・ショック」が起こり、日経平均は4日間で約1400円下げた。今夜の米雇用統計が市場予想を大幅に上回れば、週明けの日本株にもさらに売り圧力がかかるから、目先は警戒モードで相場に臨むべきだろう。今日は東証グロース指数が僅かながら反発に転じるなど、押し目を買う動きも見られた。東証スタンダード指数も日足は陽線で終わっている。PBR1倍割れ銘柄を物色する投資ファンドや個人投資家の動きも活発で、見た目の株価指数の急落とは裏腹に相場の地合いは悪くないという印象だ。もちろん、直近で急騰した銘柄は大きく売りに押されているケースも多い。週明け月曜はETFの先物売りを追い風に一部の投機筋が引き続き売り仕掛けに動くと見られるが、TOPIX(東証株価指数)や日経平均が25日線を割り込むまで調整したため、そろそろバスに乗り遅れた機関投資家も押し目を買っ...
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7/5はブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっております本日は講演会(収録)のため、ブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願いします
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 47

日経平均は2週間ぶりに終値ベースで33年ぶりの高値を更新した。TOPIX(東証株価指数)はザラ場ベースでもバブル崩壊後の高値を付けている。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)など年金基金のリバランスの売りや、今週末7日と来週10日に予想されるETF(上場投資信託)による1兆3000億円規模の先物売りが警戒されて、売られていた主力株やPBR1倍割れ銘柄が幅広く買い戻されたのが要因である。日経平均は564円高の3万3753円と急伸したが、午後6時50分現在では時間外取引で100円ほど下げている。年金基金のリバランスの売りは通過したものの、ETFの配当落ち分に対応した先物売りはこれからだから、日経平均が高値を更新したからと言ってまだ手放しで喜べる段階ではない。今回はスピード調整だっただけに、相場の過熱感はまだ全然解消されていない。そうは言っても、バスに乗り遅れたと感じている投資家にしてみれば、いつまでも買い出動を見送っていたら滅多にない投資機会を逃すことになりかねない。基本的には高値圏にあってもPBR1倍割れの好業績株の押し目を狙う戦略は継続して行くべきだろう。通常の上昇相場であれば、...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 46

今日の日経平均は45円安の3万3189円と反落して終わった。ただ、市場では6月末に日経平均が大幅安となると見る向きも多かっただけに、予想外の強さで月末迎えたと言っていいだろう。結局日経平均は6月19日のザラ場安値3万3772円から27日の安値3万2306円まで1460円余り(約3%下落)の調整にとどまった。もちろん、これで調整が終わったとは言い切れないし、来月7日と10日には株価指数連動タイプのETF(上場投資信託)の分配金支払いのために、1兆3000億円規模の売りが出ると試算されている。日経平均やTOPIX(東証株価指数)、日経JPX400などの指数に連動するETFは運用残高が約67兆円あるという。3月決算企業の配当が概ね7月第1週までに支払われるため、このタイミングでこうしたETFは1年分の配当をこの時期に支払うことになる。ただ、これは毎年の恒例行事であり、それを売り材料と見て空売り筋が先物をすでに売り建てているケースも多いという。残念ながら、このETFの配当支払い時期は日本株が非常に急落しやすい時期でもある。昨年は日経平均が7月第1週の高値2円7062円から2万5841円まで12...