ヤマモト

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日経平均は韓国SKハイニックスとサムスン電子に当面振り回される運命  PART8

先週末に米国とイラン双方が戦闘を休止したことで、日経平均は320円高の6万4931円と小反発した。先週末の下落分1811円の6分の1の反発にとどまる。だが、TOPIX(東証株価指数)は54.76ポイント高の4066ポイントと約1.4%急騰して25日線(4023.43ポイント)を突破した。今月6日につけた終値ベースの最高値4101.96ポイントまであと35ポイントと高値更新まで1%未満に迫った。今日は33業種中、下落したのは鉱業、化学、石油・石炭製品、非鉄金属の4業種のみだった。半導体関連の多い化学を除くと、中東情勢の緊張緩和による資源株安を反映したものと言える。また朝方10%超下落していたキオクシアの下落率が大引けで2.6%安まで回復するなどAI・半導体関連は総じて下げ渋り、このセクターに調整一服感が出たことも投資家心理を改善させたと言える。米国とイラン双方が、いつまた戦闘を再開するともわからない情勢ではあるが、TOPIX(東証株価指数)が最高値目前まで反発してきたことは相場の地合いが著しく改善してきたことを意味すると見ていいだろう。6月に史上最大のIPOとして注目を集めたスペースXが...
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日経平均は韓国SKハイニックスとサムスン電子に当面振り回される運命  PART7

イラン情勢が停戦覚書締結前の水準よりも悪化しそうな雲行きとなり、原油価格は北海ブレント先物で一時100ドル台、WTI先物で90ドル台に跳ね上がった。それが嫌気されて日経平均は一時2200円超下落し、75日移動平均線(6万4325円)を一時割り込んだが、終値では1811円安の6万4611円と、1週間前と同様に75日線に下支えされる形で下げ渋った。面白いのはTOPIX(東証株価指数)で、今日は1%安の4011ポイントで引けているのだが(日経平均は2.7%安)、1週間前はTOPIXの75日線を一時大きく下回ったものの、今回は75日線の3902ポイントから100ポイント超上回ったレベルで引けていることだ。TOPIXはチャート上で節目となる4000ポイント前後の揉み合いがすでに40日ほど続いている。一方、日経平均は下落トレンドから抜け出せず、現在はまだ下値模索中といった動きだ。一方、バリュー株の宝庫である東証スタンダード指数は、日経平均やTOPIXが急落する中で僅か0.19%の下げにとどまった。TOPIXと同様、チャート上で週足ベースでは陽線で終わっていて、6月12日を大底とするトリプルボトムを...
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日経平均は韓国SKハイニックスとサムスン電子に当面振り回される運命  PART6

日経平均は午前中に付けた高値6万7592円から、大引け直前の安値6万5955円まで1600円以上も下振れし、結局116円安の6万6115円で引けた。前場は米国株高や韓国KOSPI指数の上昇に後押しされてAI関連株が急騰したものの、後場に入ると中東情勢の一段の不安定化や韓国KOSPI指数の急反落などもあって日経平均はマイナス転換した。ホルムズ海峡に次いで紅海の南の玄関口であるバブ・エル・マンデブ海峡も、親イランのイスラム過激派組織フーシ派によって封鎖が宣言された。同海峡を通過する石油類の総量は6月には740万バレルと1年前の1.8倍に急拡大し、世界の産油量の約7%に達した。この海峡が閉鎖されても紅海の北の玄関口であるスエズ運河を通れば、サウジアラビアの石油は輸送が可能となるが、地中海を通って南アフリカの喜望峰経由で日本に輸送するとなると、コストが数倍に跳ね上がり、輸送期間もホルムズやバブ・エル・マンデブ海峡経由に比べ2.5倍の50日程度かかるという。イランとしてはすでに6月に結んだ米国との停戦覚書は完全に破棄し、是が非でもでも11月の米中間選挙までは戦闘を続けて、トランプ大統領に報復する...
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日経平均は韓国SKハイニックスとサムスン電子に当面振り回される運命  PART5

日経平均は今日、一時4130円安の6万2704円まで急落したが、大引けで2694円安の6万4141円まで戻した。3カ月ぶりに75日線(6万3618円)を一時割り込んだが、それが下値を支える形になって1400円ほど戻した格好だ。さらに、6月11日には6万2335円の安値があり、今日の安値はそれよりも400円近く高い水準である。セリングクライマックスになったかどうかはまだ判断しかねるが、今日は日経平均がこれだけ下げてもプラスになった業種が33業種中9業種あり、全面安とは言えない相場だった。AI・半導体関連の急落については、米国市場や韓国市場に連れ安している面が大きいので、日本株単独で今後の動向は予測し難い面もあるが、売られ過ぎの状態にあるのは間違いない。ただ、今は多くの投資家の投げ売りに対して買い手不在の状態にあるため、それこそセリングクライマックスを見極めないと、バーゲンハンターの短期筋も買い出動できないのが実情だろう。それでも今日の日本市場はキオクシアがストップ安になるなど、パニック売りが殺到した感じで、3連休前という制約や、来週から米国でグーグルなどのハイパースケーラーや大手テック株...
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日経平均は韓国SKハイニックスとサムスン電子に当面振り回される運命  PART4

イランによるペルシャ湾内の民間船舶へ攻撃を受けて、米軍は今月7日からイランの軍事施設に対して過去最大規模の攻撃を行なった。イランもその対抗措置としてバーレーンやクウェート、オマーンなどにある米軍施設に激しい攻撃を行なったという。今回の両国による軍事行動のエスカレートは、11日にイランの最高指導者モジタバ・ハメネイ氏が父のアリ・ハメネイ氏の葬儀の直後に出した声明で、「復習を誓う」と表明したことが原因である。イラン革命防衛隊は昨日、「米国の介入が終了するまでホルムズ海峡は封鎖される」と発表。イラン側は報復関税リストとして、トランプ大統領やルビオ国務長官、テグセス国防長官、イスラエルのネタニヤフ首相、スターマー英首相、マクロン仏大統領、メルツ独首相などをリストアップしたという。米国とイランが先月17日に署名した終戦覚書(MOU)が破棄されたかどうかはまだハッキリしないが、今のところ両国とも交渉を打ち切るとは名言していないため、原油先物価格(WTI)は今日も74ドル前後と戦闘再開前の水準を1割り程度上回ったに過ぎない。4月7日には117ドル台まで急騰しているので、イラン側はまだ交渉に応じるとの...
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日経平均は韓国SKハイニックスとサムスン電子に当面振り回される運命  PART3

今日の東京株式市場はオプションSQ通過で朝方は乱高下したが、11時前に高値をつけてからはほぼ右肩下がりに終始して、日経平均の上げ幅は約1600円から890円へと半減した。今夜の韓国半導体大手SKハイニックスの米国IPOに関心が集まり、投資家からの申し込みは募集(約4.5兆円)の7倍超に達したと報じられた。史上最大のIPOになった先月のスペースXは、調達額が約12兆円とSKハイニックスの3倍弱に達したが、公募の対する需要は4倍にとどまった。SKハイニックスにはスペースXを上回るほど投資家が殺到したと言える。SKハイニックスの時価総額は9日現在で約167兆円に達し、サムスン電子(同約199.3兆円)と合わせて韓国株式市場全体の時価総額の過半を占める。また、韓国を代表する株価指数KOSPIの構成比率も、この2銘柄で50%を越える。 日経平均も東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、キオクシア(285A)などAI・半導体関連株の構成比率が50%を越えると見られているが、今年4月以降は韓国KOSPI指数との連動性が異常なほど高くなった。今では日経平均の値動きを予想するうえでKO...
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日経平均は韓国SKハイニックスとサムスン電子に当面振り回される運命  PART2

日経平均は3日続落して先月15日以来の安値で引けた。終値は1437円安の6万6819円と25日移動平均(8日現在で6万8607円)と2日連続で25日線を下回った。これはちょうど3カ月ぶりのことだが、3カ月前の日経平均は5万3000円台と現在よりも2割も安い水準で、今回の3月末を起点とした大相場の初動のタイミングだった。AI・半導体関連の構成比率が過半を占める日経平均がスピード調整ではなく本格調整に入ったとすれば、イラク戦争直前の2月末から3月末以来のことだ。この間の日経平均の下落率は14%だった。今回の下落率はまだ8.2%に過ぎない。あくまでも目安だが、今日現在で75日線が6万2268円の位置にあり、ここまで下落した場合の下落率は14.5%で、前回とほぼ一致する。今回の下落相場を演出しているヘッジファンドなどの空売り筋は、当然その75日線の辺りを意識しているはずだ。今の相場の地合いだと日経平均が1日2000円下がるのも簡単だから、そこまで下落は覚悟すべきだが、反発する時もまた2000円の急反発などザラである。日経平均が韓国サムスン電子とSKハイニックスの影響を強く受け過ぎるため、この2...
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日経平均は韓国SKハイニックスとサムスン電子に当面振り回される運命

月曜日の当欄で書いた通り、今週は世界の年金基金や投資ファンドなどのリバランスにより、相場が上下に激しく揺れた週だった。これも先週予告したことだが、ファンド勢の大口のリバランスは今週で9割方終わると考えられるため、来週からはいくぶん落ち着いた動きになるだろう。日経平均は朝方、約3週間ぶりに25日移動平均線を一時割り込んだが、大引けでは朝9時半頃に付けた安値から2100円超急伸して1010円高の6万9744円で終わった。日経平均はAI・半導体関連銘柄の構成比率が約6割に達しているため、どうしても半導体関連株の指標となる米SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)や韓国KOSPI指数に引っ張られてしまう。とりわけ、先週からは韓国KOSPI指数との連動性が急速に高まった。KOSPI指数はサムスン電子とライバルの半導体大手SKハイニックスの2銘柄だけで指数全体の構成比率が半分を越えている。この2銘柄は時価総額でも韓国株式市場の半分超を占める。いまや時価総額でサムスン電子を上回るSKハイニックスは、AIサーバーに欠かせないHBM(広帯域メモリー、DRAMを積層したもの)で世界のシェアの58%を占め、...