ヤマモト

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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART20

今日の日経平均は1103円高の7万2353円と7営業日続伸して7万2000円台に突入した。日経225先物は後場の寄り後に7万3090円と7万3000円台を付けたが、現物の高値は7万2831円にとどまった。物色の中心は相変わらずAI・半導体関連だが、今日は調整が長引いていたアドバンテストがほぼ2カ月ぶりに最高値を更新したほか、電解銅箔の三井金属やJX金属、安川電機が急騰するなど、これまで調整が長引いていた銘柄群に物色の矛先が回った印象だ。以前も書いたが、月末に世界の年金基金や投資ファンドの大規模なリバランスが控えていることがどうしても気になる。今月11日を底に、ここ10日ほど日経平均やTOPIX(東証株価指数)は急騰してきたから、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)などはすでにリバランスの真っ最中と思われるが、それでも驚くほど強い相場が続いていることが逆に不安なのである。確かに日経平均のPER(株価収益率)は11日の17.3倍から先週末に18.6倍まで1.3ポイントほど切り上がった。それでも今年のピークである2月と4月に付けた20.9倍を大幅に下回っており、長期視点で見れば、日本株...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART19

今日の日経平均は寄り後すぐに約900円急騰したものの、その後はじり安となって2時前には500円を超える下げとなった。ただ、大引けにかけては値を戻し、3時25分から始まるクロージングオークションで一気に約300円上げて、終値では196円高の7万1250円と終値ベースで最高値を更新して引けた。これは日経平均に採用されているキオクシアHDの株価がクロージングオークションで一気に4450円上げて大引けでは1万1700円高の1万8600円となったことが大きかったようだ。今日は逆「フジクラ・ショック」で、5月半ばでAI・半導体関連のリード役になっていたフジクラが昨日の大引け後の業績予想の大幅上方修正で買いが殺到し、ストップ高となった。それにつられて古河電工も7000円ストップ高となり、ともに15%の値上がり率でプライム市場の値上がりランキングの2位、3位を占めた。住友電工も10%超上がって値上がり8位となり、この光ファイバー御三家の急伸につられてスタンダート市場では光コネクターのサンコールが22%高、同業の精工技研が18%高で、こちらもスタンダート市場の値上がりランキングの2位、3位を占めた。これ...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART18

米国とイランが戦闘終結の覚書で合意したことにより、株式市場は日米ともにお祭り状態になった。日経平均は7万円の大台に乗せたし、NYダウは5万2000ドルを一時突破して最高値を付けた。ただし、ナスダック市場やその多くを占める大型テック株、半導体関連株の指標となるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)は大きく調整していて、相場の先行きにかなり不安があることを示している。その大きな要因は、6月1日に公表されたグーグルの超大型増資である。追加分を含めると増資額は847億ドル(約13兆5500億円)と、史上最大のIPOとなったスペースXの公募額750億ドル(約12兆円)を1割強上回る。この2社だけでざっと25兆円が株式市場から吸い上げられるわけだが、どうやらそれだけにとどまらないようだ。その後、10日に米AIサーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピュターが70億ドル(約1.1兆円)の増資を発表したほか、マイクロソフトやメタも超大型増資に踏み切るのではないかとの観測が広がっている。ハイパースケーラーが相次いで大型増資に踏み切ろうとしているのはAIデータセンターを中心とする設備投資額が急増するためだ...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART17

米国とイランが週末にも戦闘停止で合意するとの見方が強まり、今日の日経平均は朝方に2800円余り上げて6万7000円台を付ける場面があった。その後は伸び悩んで午後3時現在は高値から1000円ほど安い6万6000円近辺の攻防戦となっている。日本時間で昨日の深夜2時過ぎにトランプ大統領が予定していたイランへの攻撃を取りやめ、週末に停戦で合意する可能性が高いとのニュースが飛び出した。トランプ大統領が11日にイランへの攻撃を中止したとSNSに書き込んだ。停戦協議がイラン指導部に承認され、イスラエルやサウジアラビアなど関係国すべてが承認し、イランとの停戦合意が「この数日で決着する」と発言した。本当にそうなるかどうかは怪しいものだが、株式市場はとりあえずこの好材料に反応して世界同時株高となった。WTI原油先物も5%超急落して85ドル台と、開戦後の安値圏で推移している。トランプ発言にはこれまでも度々裏切られているので話半分程度に見ておくのが無難だが、停戦交渉の本当の中身がわからない以上、今回も茶番だと片付けるわけにもいかない。週明け15日にはフランスでG7首脳会合があるため、トランプ大統領としてもその...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART16

日経平均は882円安の6万6588円と大幅に続落したが、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の76%に達し、相場の地合いはむしろ好転してきた感じだ。これまでのAI・半導体関連株への一極集中が改善され、物色の圏外にあった建設や不動産、小売り、その他製品など内需関連株が幅広く買われた。来週の日銀の利上げを見越して、三菱UFJなどメガバンク3行が全て上場来高値を更新したのが目立ったが、今週軒並年初来安値を付けていた鹿島建設、大成建設、大林組、清水建設のスーパーゼネコン4社がすべて上昇したのも印象的だった。このままAI・半導体関連が再び調整局面に入るとも思えないが、さすがに異常なほどの過熱感は否めず、利益確定売りや投機筋のカラ売りに押されるのはむしろ当然だろう。昨日はAI・半導体設計大手ブロードコムが12.6%安(一時は15.8%安)まで急落し、それが同業のクアルコムや英アーム、マイクロンテクノロジー、サンディスク、AMDなどの半導体関連株に広がり、半導体関連の指標となるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)も2.1%安と急落した。ブロードコムが発表した決算がアナリスト予想に届かず、失望売りを...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART15

日経平均は異次元の上昇になってきた。今日は午後1時半にこのブログを書いているが、この時点で2000円高の6万8700円台と初の6万8000円台乗せとなり、7万円まであと2%弱に迫ってきた。こうなると7万円台乗せは秒読み段階だろう。今日はTOPIX(東証株価指数)も初めて4000ポイント台の大台に乗せた。上昇率は約2.1%と大型連休明けの5月7日に次ぐ上昇率である。今日は空売り勢が慌てふためいて、これまで売り仕掛けを行なってきた自動車や防衛・造船関連、銀行・証券など幅広い業種を買い戻している。ここ2週間ほどはAI・半導体関連以外の業種はほぼ全て売られるような相場展開だったが、今日値下がりしているのは医薬品、陸運、海運、空運、情報通信、不動産の全33業種中6業種のみである。ただ、東証グロース指数は今日も0.9%安と下げ止まっていない。バリュー株が圧倒的に多い東証スタンダード指数も0.1%の上昇にとどまり、短期的に底打ちしたとは言い難い状況である。ただ、グロース指数は今年52移動平均線(現時点で963.4円近辺)が下支えラインとして機能していて、今日は965ポイントで反発に転じているから、ま...
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イラン戦争で第三次石油危機が勃発 PART14

日経平均は2日連続で最高値を更新し、一時は6万7231円と6万7000円の大台に乗せた。ソフトバンクグループとキオクシアホールディングスのAI・半導体関連のリード役2銘柄が相場を引っ張り、この2銘柄だけで日経平均をちょうど1000円押し上げた。ソフトバンクGは終値で14%高の8541円、時価総額は48.7兆円とトヨタの45.8兆円を抜き去り、日本株で時価総額トップとなった。日経平均への寄与度は1銘柄で844円に達した。キオクシアも10.1%高の7万2500円と最高値を大幅に更新し、時価総額は39.6兆円とトヨタに次いで3位に躍進した。その一方で、TOPIX(東証株価指数)は0.4%安、スタンダート指数は1.2%安、グロース指数は3.8%安と急落した。東証REIT(上場不動産投資信託)指数も1.5%安と急落して1782.05ポイントで引け、ほぼ1年ぶりの安値を付けた。このように株式市場はAI・半導体関連一色で、しかも物色は一握りの好材料が出た銘柄に限られ、多くのAI・半導体関連株はマイナスで引けている。これまでにないほど跛行色の強い相場になっているため、日経平均が史上最高値を更新したから...