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ブログ開設のご挨拶

遅まきながら、ブログを始めることにした。すでにこの業界では古株の部類になったが、これまでホームページも開設せず、メールのやり取りもほとんどしてこなかったのは、ひとえに不精者だからである。しかし、”百年に一度の大不況”でそうも言っていられなくなった。今回、私が監修した別冊宝島「環境バブルで日本が変わる!」の出版にあわせて、「絆の会」という会員組織をつくりたいという支持者のみなさんの尽力でこのブログ開設に至った。私からの寄稿はあまり頻繁ではないかもしれないが、極力、独自の視点から情報を伝えるよう努力したい。みなさんの情報交換・交流の場として活用していただきたい。2009年4月24日   山本 伸
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羅針儀Vol.143 09年4月9日号 環境バブルの布石

ビッグ3の一角を占めるクライスラーの経営破綻が秒読み段階に入ってきた。当誌では以前、ビッグ3のうち、最も経営破綻の可能性が高いのはフォードと予想した。GM、クライスラーともにロックフェラーの息がかかっているのに対して、フォードはその系列外にあるという理由からだった。しかし、その後、自動車業界を取り巻く環境も様変わりし、経済情勢も金融恐慌の沈静化や世界的な景気対策の発動により、大きく好転してきた。言い換えれば、ビッグ3を経営破綻させても、大恐慌に陥るリスクが急低下したのである。
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羅針儀Vol.142 09年3月26日号 金融サミットの最大の目的はドル基軸通貨体制の見直し

政治でも経済でも相場でも、世の中が大混乱に見舞われている時は想像を絶することがしばしば起こる。4月2日に開催されるロンドン金融サミットを前に、ドル基軸通貨体制の見直し論議が活発化してきた。大恐慌に突入しかねない今の経済情勢では、ドルが基軸通貨の座から滑り落ちても何ら不思議はない。ロンドン金融サミットでそれが合意されることはまずないだろうが、方向性を示すくらいのことは可能だ。その方向性が出てくるだけで、日本は超円高の呪縛から解放されるかもしれない。もちろん、株価にも大いにプラスだが、ぬかよろこびになる可能性があるので注意が必要だろう。
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羅針儀Vol.141 09年3月12日号 自動車販売の激減がもたらした日本経済の大幅マイナス成長 販売回復がなければマイナス20%成長も

トヨタやホンダなどのメーカーから街の自動車ディーラーまで、今や日本の自動車産業の規模は70兆円にも達する。一方、その川上や川下に位置する鉄鋼、非鉄、石油化学、ゴム、ガラス、塗料、電子部品、損害保険、自動車ローンなどの関連産業を合わせると、実に日本のGDPの約半分を自動車関連産業が稼ぎ出しているという。ところが、2008年の自動車業界の売上は概算で前年比15%減少。関連産業を合わせると、全体では40兆円以上の減収となり、これが第一次オイルショック以来の2桁マイナス成長(08年10-12月期のGDP成長率は年率換算でマイナス12.1%)の“負の原動力”と見られている。ちなみに、日本のGDPは概算で550兆円だから、550兆円×マイナス12.1%=マイナス60兆円で、これは自動車関連産業の減収額に近い金額になっている。
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羅針儀Vol.140 09年2月26日号 環境バブルへGO!

「気候変動の原因となる温室効果ガス排出を減らすためには、その排出に課金する必要がある。炭素プライシング政策では、途上国を含む、あらゆる経済圏に対して炭素排出への課金を働きかけねばならない。そして炭素排出にかかる価格を世界共通にする必要がある。炭素排出権の価格が世界共通でない場合、温暖化緩和コストは少なくとも50%増加する」  これは昨年4月に出されたIMF(国際通貨基金)の「世界経済見通し(ワールド・エコノミック・アウトルック)」から抜粋したものである。IMFが国際機関であるにも関わらず、完全に米国の操り人形と化しているのはいまさら言うまでもない。この報告書では、冒頭の要約にある通り、二酸化炭素の排出に課金をして、その相場を世界共通にしようと言っているのだが、その方法として「途上国を含む世界各国が炭素税や排出権取引の導入をすべきだ」と述べている。これを私流に解釈すれば、「排出権を炭素通貨として世界共通通貨に仕立てるべきだ」と読める。
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羅針儀Vol.139 09年2月12日号 不平等条約か神風か 日米首脳会談で突きつけられる米国債の大量引受け

●死せる麻生政権、生けるオバマを動かす日米首脳会談が今月24日に急遽行なわれることになった。ヒラリー・クリントン国務長官が最初の外遊先として日本を選び、そこで首脳会談を申し入れ、あわただしく日程を調整し、わずか1週間後に麻生総理が訪米してオバマ大統領と会談するという。この“あわただしさ”はただ事ではない。よほどの緊急事態が起きたか、あるいはそれをこれから起こそうというのか、いずれにしても24日の日米首脳会談後は、株式や為替、債券相場まで激動する可能性があると見るべきかもしれない。