ブログ(会員限定)

ブログ(会員限定)

中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場

私は3月下旬から円相場は2~3年で1ドル=160円に、中長期的にはプラザ合意前の1ドル=240円に逆戻りすると予想してきた。一時1ドル=145円台をつけた今となっては、1ドル=150円とか160円の予想は月並みだが、3月、4月当時にそのレベルの予想を出す人はほぼ皆無だった。今はそれほど常識破りの円安と言える。ただ、歴史が変わる時というのは常識が全く通用しなくなるものである。介入額が3兆円に過ぎなかったとはいえ、政府日銀が24年ぶりに円買い介入に動いたことで、今の円安トレンドがさらに加速する前触れとも受け取れる。日銀の単独介入はこれまで全て相場の振幅を抑制するためのスムージングオペであり、中期的な相場の方向性を変えられたことは一度もない。エネルギーや食糧を輸入に頼る貿易立国の日本にとって、円安は更なる貿易収支や経常収支の悪化を招くから、いったん構造的な通貨安トレンドが発生すると、日本の経済構造が大きく転換しない限り、円安と国際収支の赤字はスパイラル的に進んでしまう。株式相場に関しては、円安を好材料と評価する相場に転換しないと日本株は米国株離れができずに、米国株の調整にどうしても引っ張られ...
ブログ(会員限定)

FRBに続いてECB(欧州中銀)も大幅利上げを決断、円安加速も PART8

以前から予告していた通り、先週は米英日などの中央銀行の政策決定会合が集中し、案の定、株式市場や為替市場は大波乱となった。政府日銀の円買い介入もサプライズだったが、それ以上の波乱を巻き起こしたのがイギリスの大規模減税と巨額の国債増発計画である。これを受けて英ポンドは22日にイングランド銀行が7回連続利上げしたにも関わらず対ドルで過去最安値をつけ、英国債も英国株も売られるトリプル安になった。イギリス発のショック安で日本が秋分の日の先週金曜日は世界同時株安が加速した。NYダウは6月につけた年初来安値を更新し、3万ドル大台を割り込んだ。これはFRB理事による金利見通しが大幅に引き上げられ、政策金利が年末に4.4%、23年末が4.6%に上方修正されたことにより、長期金利(10年国債利回り)が3.8%近くまで急上昇したことが大きい。長期金利の急上昇で配当利回りの高いバリュー株やディフェンシブ株が大きく売られたため、ナスダック指数が年初来安値を割り込まなかったのに対して、NYダウの下げ幅がより大きくなった感じだ。また、原油価格はWTI先物が80ドルを割り込み、石油株を中心に資源エネルギー関連株が総じ...
ブログ(会員限定)

FRBに続いてECB(欧州中銀)も大幅利上げを決断、円安加速も PART7

秋特有の大波乱相場になっているが、日経平均はどうにか2万7000円の大台を維持している。今夜のFOMC(米連邦公開市場委員会)次第の面もあるが、米国の利上げが0.75%に決まれば、株価も落ち着きを取り戻してくるだろうが、1%の利上げで、かつ、先行きの金利見通し(ドットチャート)が4%台後半に上振れると、波乱の芽が残ると思われる。明日の日銀金融政策決定会合は政策に変更なしの無風で終わる見通しだ。修了後に黒田総裁がリップサービスで円安をけん制する発言をするかもしれないものの、米国の大幅利上げと日銀の大規模緩和継続が決定すれば、相場の不確実性は大きく薄まる。イングランド銀行も明日大幅利上げを決定する見通しで、スイス中銀もマイナス金利をやめて利上げに動くと見られている。FRBはインフレ退治に徹して消費者物価指数(CPI)をFRBの物価目標の2%に近づけるため、強すぎる景気を敢えて悪化させる金融政策を強引に推し進めると見て間違いない。それにはチンタラと小幅な利上げを続けるより、株価を急落させる方が手っ取り早い。多くの投資家はFRBがまさか株安を意図的に引き起こしているとは思っていないから、米国株...
ブログ(会員限定)

FRBに続いてECB(欧州中銀)も大幅利上げを決断、円安加速も PART6

昨日から半導体関連やEV関連などの値がさ株が急落している。今日はレーザーテックが4.7%安、東京エレクトロンが4.3%安、三井ハイテックが6.9%安などとなった。とりわけ、市場の注目を集めたのがリチウムイオン電池のセパレーターを手掛けるダブル・スコープで、500円ストップ安と16.7%も急落した。5月につけた826円から昨日の年初来高値3175円まで4倍近くに急騰していただけに、その反動も大きかったようだ。こうした中小型の値がさ株の急落は秋に起こりやすく、その原因は投資ファンドの決算対策売りの前倒しだと私は分析している。今年の株価パフォーマンスが良かった銘柄ほど急落する傾向があり、業績は半ば無視した機械的な売りが出るのが特徴だ。もちろん、売られ過ぎで割安感が強まった銘柄には押し目買いも入るが、過去の経験則ではターゲットにされた銘柄は10月下旬まで株価が軟調に推移する傾向がある。10月末のハロウィン前後はバーゲンハンティングの絶好の機会とされている。こうした銘柄は株価が一度崩れると上値に大量のシコリ玉ができてしまうので、押し目買いは遅ければ遅いほど無難になるため、やはりハロウィン前後まで...
ブログ(会員限定)

FRBに続いてECB(欧州中銀)も大幅利上げを決断、円安加速も PART5

昨日発表された8月の米CPI(消費者物価指数)は市場予想の8.0%上昇に対して8.3%上昇と予想を上振れたことで、FRBは今後も大幅利上げを継続する可能性が高まった。特に来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)では1.0%を予想する声が3割超に達して、強気派の投資家を失望させている。NYダウはコロナショック以来、約2年半ぶりとなる大幅下落を記録。ナスダック指数も昨日は5.1%の下落と歴史的な下げになった。時間外取引でNYダウは午後5時半現在で130ドルほど戻しているが、それは昨日の下げ幅の10分の1に過ぎない。日経平均も時間外取引では200円弱戻して2万8000円の大台を一時回復した。日経225先物は2万7790円止まり。一方、ドル円相場は一時1ドル=144円90銭台を再び付けたが、日銀が為替介入前に行なうことが通例の銀行の為替トレーダーなどへの聞き取り調査(レートチェック)を行なったため、一気に2円以上円高が進んで142円台に一時突入した。こうした株や為替の乱高下は来週21日のFOMC、22日の日銀金融政策決定会合が終わるまで続きそうだ。来週の日本市場は月曜・金曜が祭日で、週半ば3日間...
ブログ(会員限定)

本日はブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっております本日は打ち合わせのため、ブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願い申し上げます
ブログ(会員限定)

FRBに続いてECB(欧州中銀)も大幅利上げを決断、円安加速も PART4

今日は午前中に黒田日銀総裁が首相官邸に入って岸田首相と協議したことが伝わり、円相場は2円近く円高ドル安に振れた。一昨日は144円99銭をつける場面があったが、今日は142円07銭まで円が買われた。岸田政権は10月に総合経済対策を策定すると表明していて、物価高騰対策が柱になる。FRBのパウエル議長は「景気を犠牲にしてでもインフレ率を物価目標の2%に近づける」と先月のジャクソンホール会議で宣言した。パウエル議長の発言内容を分析すると、米国の強すぎる需要を抑えることが利上げの主眼であり、むしろ景気を悪化させる必要があるとパウエル議長は考えていると見て間違いない。それに対して黒田日銀総裁は、日本の経済構造改革を進めるためには大幅円安が必要との信念があるように見受けられる。ただ、黒田総裁と同じ考えを安倍元首相は共有していたが、岸田首相が同じ考えを持ち合わせているかどうかは疑わしい。黒田総裁の説得により、岸田首相は今のところ大幅な円安について問題視する発言はあまり出ていないようだが、来年4月に黒田総裁が任期満了で退任すれば、優柔不断な人だけに何を言い出すかわからない。いずれにしても、黒田総裁の任期...
ブログ(会員限定)

FRBに続いてECB(欧州中銀)も大幅利上げを決断、円安加速も PART3

前回の当欄で円相場は年内に1ドル=147円台を目指すことになりそうだと書いたが、すでに今日1ドル=144円38銭まで円安が進んでしまった。私は3月の段階で円相場は2年以内に1ドル=160円、中長期で1ドル=240円という予想をしてきたが、160円は黒田日銀総裁が来年4月までにも達成しそうな雲行きである。もっとも春の段階では、為替の専門家の間でも1ドル=135円が今回の円安局面での円安の下限であると予想していた人がほとんどで、私のような極端な円安を予想する人はほぼ皆無だった。それが今では年内に1ドル=150円とか言い出す専門家が増えてきた。専門家といっても大抵はサラリーマンなので、極端なことは立場上言えないのかもしれないが、そんな甘い予想を信じて投資戦略を立てている機関投資家がほとんどなのだから恐ろしい。そんな素人の集団だからこそ、日本の金融機関は国際競争力がまるでないのだろう。日経平均は今日も売りが先行して軟調な動きに終始したが、円安メリット株までかなり下げてきたため、いずれ反動で見直し買いが集まるだろう。今は海外投資家の一部が日本株の見切り売りに動いていることもあり、押し目買いもなか...
ブログ(会員限定)

FRBに続いてECB(欧州中銀)も大幅利上げを決断、円安加速も PART2

私は3月から驚くほどの円安が間近に迫っているとして、ドル円相場は中長期的にプラザ合意前の240円に逆戻りすると予想してきた。講演会などでは今後2年程度で1ドル=160円まで円安が進むとの見通しを示してきたが、現実はそれよりももっと早いスピードで円安が進行している。先週末には1ドル=140円90銭近辺まで円が下落した。パウエルFRB議長がインフレを徹底的に抑え込む姿勢を表明したこともあって、円相場は年内にも98年につけた安値である147円台を目指すことになりそうである。FRBは今月20~21日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を0.75%引き上げる可能性が高まった。7月に8.5%だった消費者物価指数(CPI)をFRBのインフレ目標である2%まで抑え込むとすれば、米中間選挙直前の11月3日のFOMCでも0.5%か0.75%の利上げが予想される。政策金利はおそらく年内に4%台に到達しそうだから、円を売ってドルを買っている投資家はドルの高金利を思い切り享受できる。FX(外国為替証拠金取引)は元手(証拠金)の25倍の取引が可能なので、米国の政策金利が4%に達した時点で元手の25倍のドル...
ブログ(会員限定)

本日はブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっております本日は打ち合わせのため、ブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願い申し上げます