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JR九州の新規上場で需給関係が一時的に悪化

今月25日に東証一部に上場するJR九州の公開価格が今日、仮条件の上限の2600円に決まった。ここから算出した時価総額は4160億円と7月に新規上場したLINEの約7000億円を下回って今年2番目となる。ただし、JR九州は国(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が保有する全発行済み株式数をすべて売り出すので、市場からの資金吸収額はIPO時の時価総額4160億円と同じになる。これはLINEのIPO時の調達額約1300億円の3倍に相当するとんでもない額だ。問題は新規上場が11月8日の米大統領選の直前に行なわれるタイミングの悪さである。売出総額4160億円(1億6000万株)のうち、75%を国内、25%を海外で売り出すが、公募株は順調にさばけたとしても、上場時の25日から11月8日までは上値を買っていく投資家は非常に少ないだろう。もちろん、JR九州を買うための換金売りにも注意を払う必要がある。換金売りの対象になりやすい個人投資家好みの銘柄も、やはり大統領選までは需要に乏しく、値を崩す銘柄も増えると予想される。6月のイギリスのEU離脱と同様、株式市場ではトランプの女性蔑視発言などでヒラリー当選を予想...
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トランプ・リスクの後退

株式市場に再び潮流の変化が見え始めてきた。流れが変わったのは、やはり9日の第2回米大統領選テレビ討論会の直前に暴露されたトランプの女性蔑視発言だ。これで大統領選ばかりでなく、同時に実施される議会選挙の流れが大きく変わりつつある。米議会は今度の選挙で日本の衆議院にあたる下院が全435議席改選、参議院にあたる上院が全100議席のうち3分の1改選となる。反オバマ政権の“風”で当選してきた共和党の新人議員や当選回数の浅い議員が、急速にトランプ離れを起こしているという。トランプ支持を打ち出していると、女性票を民主党候補にごっそり持っていかれるリスクがあるのだろう。要するに、トランプというブランドが地に落ちたということだ。自分がトランプと同じ穴の狢であることを示せば、選挙に弱い議員は「先生」から「ただの人」に落ちぶれてしまう。トランプ自身は熱狂的な支持者がいるので、それこそフタを開けるまでは落選するかどうか不明だが、アンチ・オバマや共和党ブランドで受かってきた議員は政治生命の危機に直面している。こうした状況を先読みしたのかどうか不明だが、外国人投資家は10月第1週(3〜7日)に日本株を現物と先物合...
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トランプの下ネタ発言はヒラリーに追風だが・・・

10年前のテレビ番組ロケの移動の最中に、トランプが卑猥な下ネタ発言を連発していたことが暴露されて、共和党が再び分裂の危機にある。トランプの支持率は大して下がっていないようだが、下院議長など共和党幹部のトランプ不支持表明が相次いだ。トランプは自分の不支持を表明した共和党議員をツイッターなどでけなしまくっていて、共和党なのにトランプには投票しないと公言する議員や党員は相当な数にのぼるようである。というのも、多くの女性を敵に回したトランプを支持すると言ってしまえば、大統領選と同時に行なわれる議会選挙で自分の票が失われるからである。議会選挙は日本の衆議院にあたる下院の全議席が改選となり、参議院にあたる上院が3分の1改選される。下院は長らく共和党が多数を維持してきたが、トランプの暴言の巻き添えで、今回の選挙では落選する共和党議員が相当数にのぼると見られている。共和党はどうしてこんな酷い男を、共和党員でもないのに大統領候補に選んだのか不思議でしょうがない。まさしく共和党をぶち壊すために、意図的に選んだとしか思えない。リーマン・ショックやイラク戦争の償いなのだろうか。それはさておき、株式相場は米国が...
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トランプ候補の税逃れ報道で空売りの買い戻しが進む PART2

今夜の米雇用統計と9日(日曜)の米大統領選テレビ討論会、さらに明日からの3連休を控えて、さすがに今日の株式相場は5日ぶりに反落した。日経平均が1万7000円の壁に急接近したことも買い意欲を失わせているようだ。ただ、今日は先月下旬からほぼ一本調子で上昇していた東証二部、ジャスダック、マザーズの新興3市場も値下がりしていて、日本株全体に買い戻しが一巡した感が否めない。ドル円相場は一時104円台をつけたが、今夜の米雇用統計次第では上下に2〜3円振れる可能性がある。今日早朝に英ポンドが対円で131円台から121円台へと1割近く急落したことも気になる。きのうはG20財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開催されていたものの、イギリスのEU離脱やポンドについては何ら悪材料になる議論はなかったという。フランスのオランド大統領が英EU離脱については厳しい態度で臨むと発言したものの、これもポンド急落に直接つながる話ではない。だとすれば、考えられるのはやはり米雇用統計前の投機筋の大規模なポジション調整があったとしか考えられない。市場では誤発注説も飛び交っていたが、真相は藪の中である。今後11月にかけては例...
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トランプ候補の税逃れ報道で空売りの買い戻しが進む

前回も書いたが、トランプが最大18年間にわたって所得税を免れていたことが発覚し、トランプ落選を恐れたヘッジファンドがポジションの巻き戻しに動いているようだ。これでドル安も一服して、ドル円は今日103円台に突入した。ドイツ銀行の経営不安も沈静化して、株式は世界的に買い安心感が広がってきたと言えるだろう。もちろん、ドル高は米国株にとって逆風になる。このため、直近では日本株・欧州株高VS米国株安の構図になっていて、そうしたポジションを新たに組み始めたヘッジファンドも出てきていると考えられる。大統領選まであと1カ月強と迫り、4年に1度の大イベントのために組まれた投資家の様々なポジションは、徐々にだが事前に解消されつつあると私は考えている。常識的に考えて、仮にトランプ大統領が誕生したとしても、メキシコ国境に壁を作ったり、イスラム教徒の入国を禁止することなど、米議会が承認するはずがない。議会を無視して大統領令のみでできることは、予算がほとんどかからないか、国益に反した許認可や規制の見直し、事業の中止など、極めて限定されている。この点で、株式市場や為替市場はトランプ・リスクを織り込み過ぎた可能性があ...
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米大統領選様子見モードに突入 PART3

週末から今日までに、重要な海外ニュースがいくつかあった。まず、米共和党の大統領候補、ドナルド・トランプの納税記録をニューヨークタイムズ紙が入手し、最大18年間にわたりトランプが連邦所得税を支払っていなかった可能性があると報じた。過去40年間にわたり、民主、共和の有力大統領候補が確定申告書を公表しなかった例は、トランプだけで、彼が確定申告書の公表を拒否していたことをヒラリー・クリントンが度々攻撃していた。もっとも、トランプの所得税の納税に関してはあくまでも合法的に処理されていたという。トランプは不動産、カジノ、航空会社など自分の事業の借り入れに約30億ドルの個人保証を付けていたが、事業が失敗して、その損失の繰り越し控除を15年間受けることが可能だったからだ。このトランプのニュース以上に興味深かったのは、ロシアが経済協力で日本側にシベリア鉄道の北海道延伸を要望していたというものだ。ロシア側からサハリンまでの約7キロ(間宮海峡)と、サハリンから稚内までの42キロ(宗谷海峡)を橋か海底トンネルで結ぶ構想だ。実現すれば、日本からロシアを通って鉄道でヨーロッパまでつながることになる。ロシアは経済協...
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10月5日は絆の会・セミナー開催日です

10月の絆の会のセミナーは、10月5日(水)18:30~・エッサム神田ホール1号館です。お申込みは↓セミナーへのご参加ならびにCDのお申込み、お待ちしております。
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米大統領選様子見モードに突入 PART2

今週に入って世界的に株価が急落する局面が2日あったが、いずれもドイツ銀行の経営不安説が引き金になっている。きのうのNYダウは195ドル安で終わったものの、一時は274ドル安まで急落した。ドイツ銀行問題が米国の銀行株にも波及し、米銀の中では超優良株に数えられていた大手銀行ウェルズ・ファーゴの大規模な不正行為が蒸し返されて、きのうは約2%、月初からは13%ほど下げている(この株にとっては急落の部類である)。連れてシティ・グループやJPモルガン・チェースなども大きく下げた。欧州の大手銀行株はリーマン・ショック直後の安値水準に近づく銘柄が増えている。いつもなら欧州の金融不安は真っ先に日本の銀行株売りにつながるのだが、日銀のETF買いにより、日本のメガバンクや地方銀行の下げは相当限定されていると言っていいだろう。9月21日の総括的検証により、日銀のETF買いは日経225型が大きく減らされ、銀行株のウエイトが高いTOPIX型の比率が急増したので、欧州金融不安の波及が米国市場よりもかなり限定されたのが効いている。もともと、日本の不良債権処理は15年近くかかってしまったため、20年以上も前に終わらせて...
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米大統領選様子見モードに突入

ドイツ銀行の経営不安説が再燃して、また、欧州発の銀行株下落の連鎖が起きつつある。一部報道によると、ドイツ政府はドイツ銀行には公的資金を投入しないとのことだが、これが嫌気された格好だ。世界のメガバンクの中でドイツ銀行が最も大きなリスクを抱え込んでいるとするレポートをIMF(国際通貨基金)が出したのが6月下旬のこと。それから3カ月を経過しても、大した改善は見られないようだから、このネタで11月の米大統領選が終わるまで、ヘッジファンドは銀行株中心に何度か売り仕掛けに動いてくるに違いない。その一方で、東証二部やマザーズなどの新興市場株が堅調に推移している。東証二部指数は2月初め以来、7カ月ぶりの高値を毎日のように更新し続けている。マザーズやジャスダック市場は新規公開株人気に支えられて、売られ過ぎた銘柄を見直す動きが続いているに過ぎない感じだが、東証二部は超割安株の宝庫ということもあって、個人投資家の短期資金ではなく、どうやら足の長い資金(投信や年金基金など)が流入しているようである。ただ、そうだとしても、米大統領選が終わるまでは買い持ち高を増やすべきではないというのが私の考え方だ。トランプが大...
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日銀の金融政策見直しは相場にプラス PART2

日銀が金融政策を大幅に見直した影響なのか、海外市場で大きく円高に振れたこともり、日経平均は今日マイナス圏で推移した。それでも2円近い円高で、この堅調ぶりは驚くほかない。もちろん、日銀のETF買いという下支えがあってこそだが、日米の2大イベント通過でこの程度の下振れは朗報に値すると言っていいだろう。物色対象は9月前半の大型株から、直近はマザーズなどの中小型のテーマ株に広がってきた印象である。これまでの売られ過ぎの反動という側面もあるだろうが、むしろ休養十分という形で出直ってきた銘柄が多いような気がする。例えば、有機EL関連のブイ・テクノロジーやリチウムイオン電池関連のステラケミファなどだ。ほかに自動運転や直近では環境関連株も物色され始めていて、テーマ株好きの個人投資家にとってはやりやすい相場になってきた感じがする。ただし、大統領選までは生き残りに重点を置くべきだろう。※9月26日(月)は地方出張のため、ブログの更新をお休みさせていただきます。