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REITにかなりの上値余地

秋に予定されていた一連の為替絡みの大イベントは、今のところほぼ予想通りの結果に着地している。米中間選挙しかり、FOMC(連邦公開市場委員会)しかりである。悪材料が出尽くしつつあるのか、日経平均は2日連続で大幅高となったが、その原動力は外国人投資家の買い戻しだと推測される。おそらく今日、10月第4週の売買動向が発表されるが、第3週までの外国人の買い越し額は約5000億円に達した。これは日経平均が年初来高値をつけた4月の買い越し額に次ぐ水準である。これもFRBの常軌を逸した量的緩和策の恩恵だろう。だが、FRBの追加緩和を受けた4日の日銀の金融政策決定会合では、追加量的緩和はなく、市場関係者の予想は裏切られた。残る為替絡みの大イベントは、12日のG20首脳会合を残すのみ。これを乗り切れば円高圧力も一時的にせよ少し弱まる。この日はオプションSQで、直近の株高の勢いを消される可能性もあるが、日本株はようやく底打ちから上昇トレンドに転換したと見ていいだろう。日銀の新型オペの思惑から、三井不動産系の日本ビルファンド(8951)や三菱地所系のジャパンリアルエステート(8952)三菱商事系の日本リテール...
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黄色信号継続

明日の米中間選挙、明日、明後日のFOMC(連邦公開市場委員会)が重しになって、日本株はじり貧の展開が続いている。投資家は動きたくても動けないのが実情だろう。ただ、明後日のFOMCで米国が追加金融緩和に動けば、逆に売り材料出尽くしになるかもしれない。それはドル・円相場も同じである。FOMCの3日の決定で相場が円高・株安に動くようなら、FOMC翌日に繰り上げされた日銀の金融政策決定会合でも、日銀も追加緩和に動かざるを得ないだろう。何度も言うように、中間選挙、FOMC、そして11日、12日のG20で通貨戦争にまつわる今年の大イベントは一巡する。それが悪材料出尽くしになるのか、日本株にとって保ち合い下放れになるのか、そこが問題だが、さすがにデフレ脱却法案の提出を目前に控えて(民主、みんな、公明の3党共同提出になる見込み)、日銀も本気を出してくると推測している。
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REITは完全に上昇トレンドに転換か

きのう、日銀が株価指数連動のETF(上場型投信、おそらくTOPIX型のもの)を4500億円の枠で買うという発表があった。10月5日の追加量的緩和策の一環として、5兆円の基金の中から5000億円、ETFとREIT(上場不動産投信)を買うという方針が示されていたが、その配分がETF4500億円、REIT500億円と発表された。その思惑で、きのうは日経225先物が一時大きく買われる場面があった。一方で、配分の少なかったREIT指数は急落した。しかし、配分が多かったETFにしても、現状では1年間で4500億円なので、月間にすると370億円程度の買いに過ぎず、とても日銀が株価をテコ入れすることはできそうもない。民主党の仕分け同様、前回の日銀の追加金融緩和は国民に対するアリバイ程度の政策であることが判明してしまった。来週のFOMC(連邦公開市場委員会)直後に前倒しするという次回の日銀金融政策決定会合で、ETFの買い取り枠を20倍程度に増やすというのなら話は別だが。一方で、配分の少なかったREITは、平均株価である東証REIT指数がテクニカル的に見て完全に上昇トレンドに転換したようである。
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米大統領直属の暴落防止チームについて

来月3日のFOMC(連邦公開市場委員会)で追加量的緩和をすることはほぼ決まりだが、これまで5000億ドル=40兆円と見られていた国債買い取りの規模が、かなり小さくなるかもしれないというウォールストリート・ジャーナルの観測記事が波紋を呼んでいる。私が主幹を務めている経済情報誌「羅針儀」では、今月2回にわたってFRBの量的緩和の裏側について詳しく書いた。米大統領直属の金融市場作業チーム、別名「暴落防止チーム」(政府1、民間2の合計3チームから成る)が暗躍して、FRBに不動産担保証券100兆円を買い取らせ、結果的に株式相場を支え、ウォール街を救うことになった経緯を分析している。絆の会の会員である青木さんも、産経新聞が報じた関連記事のFAXを私に送ってくれた。今月末のFP研の私の講演会では、この暴落防止チームの役割と今後の動向を詳しく検証するつもりである。
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本日お休みさせていただきます

お世話になっております。都合により、明日のUPとさせていただきます。よろしくお願いします。
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数値目標は消えず

先週末のG20財務相・中央銀行総裁会議は、前回予想した通り、かなり面白い会議になったようだ。米国は例によって中国に人民元切り上げを迫ったが、今回は経常黒字の対GDP比を4%以内にするという数値目標を持ち出してきた。正面から攻めても、のらりくらりとかわされてしまうので、今回は搦め手から攻める戦略である。中国の対GDP比の経常黒字は5%弱だから、仮にこの数値目標が導入されたとすれば、貿易黒字を5兆円程度減らさなければならず、それをやるには人民元を切り上げるのが手っ取り早い。しかし、この数値目標にはドイツや日本の野田財務大臣も反対を表明。中国を筆頭に新興国の大半も反対に回って、結局は先送りされた。しかし、数値目標が先送りされても、米国は痛くもかゆくもない。淡淡とドルを刷り続けて量的緩和策を継続し、ドル安に誘導するだけである。すると、人民元はドルに連動して一段と下がる。ブラジルのレアルを筆頭に、中国と激しい輸出競争をする新興国ほど対ドルで自国通貨が高くなり、中国との競争がますます不利になる。で、結局、今回数値目標に反対した国は、いずれ数値目標を呑まざるを得ないというのが米国の戦略のように思う。...
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ドイツが中国と手を結んで米国に激しく反発

今日からG20財務相・中央銀行総裁会議が始まるが、いわゆる事前のシェルパの会議(事務レベル会議)は相当紛糾したようである。今回のG20はつまるところ、中国の人民元をいかにして切り上げさせるかが目的。その目的達成のためには、中国包囲網を作らなければならないのだが、どうやら例によってドイツが米国に猛反発しているという。仮に、G20の中で1対19の戦いになったとしても、中国が簡単に人民元の切り上げを呑まないことは、誰もがわかっている。だから、今回は搦め手(からめて)から攻めようと、米国は対GDP比の経常黒字を一定以下の水準(例えば4%以下とか)に抑える数値目標の導入を提案した。これにドイツが噛みついた。というのも、ドイツは中国よりも経常黒字が大きいからだ。ドイツの対GDP比の黒字額は6%超、中国が5%弱、日本が3%台後半といったところ。仮にこれを4%以下と決めれば、中国やドイツは輸出を減らさなければならず、結果的に通貨を安値に誘導することができなくなるというカラクリ。プラザ合意後のドル安誘導のときもそうだったが、日本と同じ輸出立国のドイツは、事あるごとに米国と対立した。87年のブラックマンデ...
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ヘッジファンドのドル売りポジション解消が本格化したら?

日経平均は今日、一時200円超の値下がりになったが、シカゴ市場の日経225は50円安の9480円で戻ってきたはずである。ところが、東京市場ではそこからさらに170円安い9310円まで下げた。原因は中国の3年ぶりの利下げ、それに伴う米国株の急落とされているが、震源地の中国では上海総合株価指数が朝安の後、切り返して5カ月ぶりの高値をつけている。確かにきのうのNYダウは一時226ドル安となり、2カ月ぶりの大幅安を記録。その急落の最中にシカゴの日経225が小幅安で終わったことが、むしろ不思議だった。この背景にあるのは、決算期が近付いたヘッジファンドがドル売りポジションを巻き戻していることだ。きのうの夜、円相場は一時1ドル=81円90銭近辺まで戻している。今後、ヘッジファンドのポジション解消で意表を突く円安が起こる可能性がある。円高一辺倒で投資戦略を立てるのは危険である。
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問題企業の行方

オバマ政権は、やはり中国に対する弱腰政策を変えられないようである。米財務省は、先週末に発表する予定だった為替報告書の提出を延期した。春(例年4月半ば提出)の報告書も結局、3カ月遅れで議会に提出することになり、結果的にオバマ民主党は中国への弱腰外交を批判されて支持率が一段と下がってしまった。中間選挙は11月2日のため、事実上今週から議員は地元に帰って選挙運動に専念することになり、議会は開店休業になる。つまり、オバマ大統領は為替報告書というカードを今回の中間選挙で使うことをあきらめ、選挙での大敗を受け入れる覚悟のようだ。あくまでも推測だが、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、バークシャー・ハザウェイ、GE、IBMといった中国と親密な米大企業から、「中国を為替操作国に認定するな」という相当な圧力がかかったと私は見ている。米国では政治の力よりも企業の力の方が優先されるからだ。中間決算の発表シーズンに入ったが、以前危篤状態にあると指摘したことのある不動産2社のうち、1社(L社)は取引銀行に見はなされそうだという。株価の下げ方や出来高の異常な多さから、そこがどこなのかはあえて書かないが、...
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中国を為替操作国に認定する可能性大

今日の夜、米財務省は為替報告書の提出期限を迎えるが、果たして中国を為替操作国に認定するかどうか。春の為替報告書は、提出を再三延期することで中国に対して人民元の切り上げを迫る形になったが、今回はそうはならないようである。というのも、11月2日の中間選挙に向けて、オバマ民主党は中国を本気で叩いておく必要があるからだ。予定通り今日の夜、中国を為替操作国に認定すると発表すれば、選挙前に3回の週末を挟むことになり、製造業などで働く労働者にも対中強硬策をアピールできる。オバマ民主党は現時点で上院(参議院に相当、今回の中間選挙での改選議席は全体の3分の1)、下院(衆議院に相当、全議席改選)とも過半数を占めているが、この中間選挙で下院の過半数割れは必至と予想されている。問題は、任期6年の上院選挙で大敗してしまうと、日本の参議院のように6年間苦労してしまう。上院で失う議席を最低限にとどめることができれば、2年後の選挙で下院は再び過半数を取り戻すことが可能だ。要は、上院の敗けを最低限にとどめるには、中国をこのタイミングで為替操作国に認定し、国民に外交でアピールするしかない。そのお膳立てをさせられたのが、日...