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SQと最大規模の余震

東日本大震災が発生した日は、3カ月に1度のメジャーSQ当日だった。そして震災後、最大規模の余震が株価に反映される今日は、1カ月に1度のオプションSQである。SQに向けて、相場は何かと波乱含みになる習性があるが、さすがにきのうの大地震で今日の相場は急落してもおかしくないと思っていた。しかし、蓋を開けて見れば久々の急反発。これもまたSQの影響によるところが大きいのだろう。つまり、きのうまで相場はヘッジファンドなどの売り仕掛けによって、売られ過ぎの状態にあったと考えられる。今回の大規模余震を伝えるテレビ番組を検証してみると、規模の大きさの割には冷静な報道が多かった。しかし、今日の昼時点でいまだ360万世帯が停電しているということは、東北地方はほんの一部を除いてほとんどが停電していることになり、これは結構深刻な被害である。今回の余震により、東北電力が運営する水力発電所や火力発電所のほとんどが緊急停止した。水力発電所はすぐに復旧する見通しだが、火力発電所は程度の差こそあれ、復旧には1~2週間かかるところもありそうだ。東電の鹿島火力発電所や扇島火力発電所は、震源地からかなり離れているのも関わらず、...
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「円安」+「原発冷却システム復旧」=震災前の株価 

前回、今年は95年と同様に大幅な円安転換となり、1ドル=100円台になっても不思議はないと書いた。もし、それが実現すれば、輸出企業は業績のV字回復が見込める。トヨタ自動車は期中に円相場が79円75銭まで円安に入った96年3月期に52%の営業増益、60%の最終増益を達成している。ホンダも30%近い増益になった。これはひとえに年度後半にかけての大幅な円安が業績の特効薬になった形である。今年も95年と同様の円安シナリオが実現するとすれば、4-6月期決算や9月中間決算で業績がボロボロになりそうな自動車関連株や電機・精密株などに投資妙味が出てくる。当然、決算発表や業績予想の下方修正で売り込まれたところを狙うのが王道である。原発の問題については、ほぼ私の想定通りの状況になっていて、放射能は大量に漏れるものの、それがすなわち炉心や格納容器の爆発を防ぐ結果になっている。東電や政府の対応は後手後手に回って、放射性物質の流出は、昨年のメキシコ湾でのBPの原油流出事故と同様、完全に止めるにはあと数カ月かかるだろう。これがさらなる円安要因になるのは間違いない。しかしながら、その見返りとして、チェルノブイリの二...
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1ドル=100円台の円安も

決算発表シーズンが近付いてきた。大方の主要企業は決算発表日を公表したが、東日本大震災で影響を受けた企業は、決算発表を延期できることになったため、今年の「魔のゴールデンウィーク」は少し間延びすると考えられる。最大のポイントは来期の業績予想だ。ただでさえ、控えめな業績予想を出す習性のある企業が多いだけに、今期の利益予想は前期比半減とか、収支トントンといった超保守的な予想が急増するだろう。そこで株価はいったん、戻り相場が終焉して、深い調整に入るかもしれない。ただ、為替が現状で1ドル=84円台、1ユーロ=120円台まで円安に動いており、今後一段と円安に進めば、それが想定外の追い風になる可能性はある。そうなると、新興国の成長を享受できる輸出関連株が業績の立ち直りも早いだろう。95年は4月に1ドル=79円75銭をつけたあと、日米協調介入などもあり、9月には104円台まで一気に円安が進んだ。今年も100円台に入るような円安があってまったく不思議はない。だとすれば、不幸中の幸いだが、輸出企業は業績のV字回復が見込める。そのシナリオが実現するかどうか、それが今年の株式相場の最大のポイントになるだろう。
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「魔のゴールデンウィーク」が近付く

株式相場は大きなリバウンド局面がいったん終了し、踊り場を迎えていると再三書いた。輸出関連株の影響が大きい日経平均こそやや上振れてきているものの、銀行など大型株の影響がもろに出るTOPIXは、3月22日につけた戻り高値869ポイントを終値で一度も超えられないでいる。それだけ戻り売り圧力が強いということだろう。今日から新年度相場入りだが、取り立てて大きな動きはなかった。きのうが3月期末のため、大量のドレッシング買いが入っていたのではないかという観測もあり、今日は急反落もありえるとの見ていたのだが、杞憂に終わったようだ。しかし、実際には1ドル=83円70銭台、1ユーロ=118円60銭台までの円安がなかったら、日経平均は3桁の反落になったに違いない。円安に振れたおかげで、輸出関連株中心に底堅く推移し、日経平均は結局46円安と小幅安で終わった。問題は、来週から決算発表に向けたウォーニング(警告)シーズンに入るので、業績見通しの下方修正を行なう企業が急増する予想されることだ。今期は、自動車から電気、精密まで、これまで好調だった輸出関連株も軒並み大幅減益を強いられる。それはある程度織り込み済みではあ...
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更新日のお知らせ

昨日30日と4月7日は震災ボランティアの活動で休みます。事後報告になって申し訳ありません。明日1日は間違いなく更新します。
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エセ復興関連株にご用心 PARTⅡ

前回書いた通り、先週1週間で大暴れした復興関連とは名ばかりの低位建設株、ボロ株が今日は急落している。こうしたボロ株を買い上げた日系のヘッジファンドは、今度は一斉に空売りに回っているようだ。もともと往復ビンタで儲けようとしている連中なので、下手に提灯をつけると大やけどすることになる。これも前回書いた通り、復興関連株の中でも本命と思われる非常用電源や電力設備投資関連株が今日は大きく買われた。穴株として紹介した西芝電機(6591)は今日26%の急騰、同じく北越工業(6364)は8%上昇した。今後もこの電力設備投資関連株が息の長い相場になるのは間違いない。
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エセ復興関連株にご用心

相場はリバウド局面がいったん一服し、踊り場に差し掛かっている。いわゆる中段保ち合いというやつだが、日経平均でいえば9000円台半ばの攻防がしばらく続くと考えられる。転機があるとすれば、来月の新年度入りか、政府の震災復興を目的とする大型経済対策(大型補正予算)、あるいは株価にはマイナスの影響となる福島第一原発の新たなトラブルだと推測される。この1週間で大暴れした低位建設株などの復興関連株は、さすがに上げ過ぎの反動で、今後は急落する銘柄の方が増えるだろう。どことは言わないが、復興関連株とは名ばかりのボロ株を買い上げる筋の悪い連中が跋扈している。そうしたエセ復興関連株に手を出すのは極力避けて、復興関連株の中でも本命と思われる非常用電源や電力設備投資関連株の押し目を待ちたい。主力株の中では川崎重工(7012)、IHI(7013)、明電舎(6508)、富士電機(6504)、安川電機(6506)、高岳製作所(6621)など、穴株としては西芝電機(6591)、エナジーサポート(6646)、澤藤電機(6901)、北越工業(6364)などだろう。
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リバウンド局面から踊り場に

復興関連株の人気が継続しているが、物色の矛先は日々めまぐるしく変わっている。きのうは海上土木(マリコン)のしゅんせつ株(若築建設・1988、東洋建設・1890など)が大きく買われたが、今日は佐田建設(1826)や三井住友建設(1821)、不動テトラ(1813)といった、建設株の中でも低位のボロ株が大いに人気化した。復興需要で建設株が買われるのはわからなくもないが、地元でもなければ、しゅんせつや土木の技術もないようなボロ株が暴騰するのはどうかと思う。急騰後の反動が怖いからである。ケガをするのは提灯をつけた個人投資家であり、今回の大震災と同様、どうしても逃げ遅れてしまいがちだからだ。復興需要の切り口で銘柄を選別するなら、発電機や太陽光パネル、風力発電といった“計画停電関連株”が息の長い相場になりそうで、押し目を狙うチャンスは何度もありそうである。というのも、今回の大震災で原発の国内新規建設は凍結される一方、新規の火力発電所を作るには、最低でも2年は必要であり、電力の需給ひっ迫は最低2年間は続くと見られるからだ。東海、関西方面から電力の融通を受けるにしても、現在の100万kWhを5倍の500...
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復興関連株の人気継続か

大地震から1週間が経ち、株式市場もパニック売りや信用の投げ売りがおさまってきた。今朝のG7(財務相・中央銀行総裁会議)電話会合で、円売り・ドル買いの協調介入が決まり、円相場は79円台前半から一気に81円台後半まで2円50銭ほど急落。これで東日本大震災、原発事故、超円高の三重苦のうち、1つは大きく改善した。今後はむしろ大きく円安に振れるリスクの方が高まったと見ている。ただ、原発事故が予断を許さない状況に何ら変わりはない。何よりも危険なのは、やはり3号機で、この冷却システムが復旧しない限り、株価の反発も限定的にならざるを得ない。白煙をあげている使用済み燃料の貯蔵プールは、いずれ大型クレーンか、第一原発全体をすっかり覆う構造物を作って、取り除くことになるだろう。今週の売買動向を見ると、外国人投資家が寄り付きの成り行き買い注文で圧倒的な買い越しを続けた。正確な数字が発表されるのは来週木曜日だが、外国人投資家が大規模な日本株のバーゲン・ハンティングに動いているのは間違いない。しかし、彼らも原発事故次第で、バーゲン・ハンティングから撤退する公算もあり、引き続き短期投資以外は見送りが無難だろう。ただ...
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超短期の取引き以外、見送り

福島第一原発3号機がとにかく気になる。ここは使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、ウランと混ぜたMOX燃料が使われている。しかも、運転を開始したのは去年の秋であり、核燃料のエネルギーレベルは半端ではない。これはほとんど報道されていないのだが、福島原発の1号機から3号機までの事故は、すべて崩壊熱が原因である。制御棒を挿入して核分裂は抑えられているため、残る問題は核燃料の崩壊熱をいかに数年にわたって冷やし続けるか、である。ところが、MOX燃料は普通のウラン燃料とはちがって、崩壊熱がおさまる期間が何倍も長いと言われている。しかも、核物質の有毒性としてはプルトニウムがウランを遥かにしのぐことは言うまでもない。きのう、複数のマスコミから何度も取材を受けたが、その辺のところがよくわかっていないらしく、いまだにチェルノブイリのような惨事が起きると確信している記者もいた。核分裂が止まっている以上、チェルノブイリの二の舞にはならないのだが、かなり高いレベルの放射性物質がダダ漏れするリスクは相当に大きい。しかも、あと何年も冷却水を循環して冷やさなければならないのだから、いまの爆発が始終起きるような状態で...