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自動車部品株の窓埋めに注目

先週も書いたことだが、最近の株式市場は低位の仕手系材料株が大賑わいを見せている。今日の東証一部値上がりランキングでも、札付きの仕手株であるルック(8029)が28%上昇の185円で値上がり2位に入り、ほかに学研(9470)が7%高の165円で4位、エスバイエル(1919)が6%高の67円で9位に入った。ベスト30の中にはほかにナイガイ(8013)、河合楽器(7952)、不二家(2211)、レナウン(3606)がランクインしている。こうした低位の仕手系材料株が人気化するというのは相場の地合いのいい証拠で、目当ての銘柄の押し目を買うチャンスとも言えるだろう。再生可能エネルギー関連株は総じて調整局面に入っているため、まだ押し目買いは早いかもしれないが、自動車部品株は調整が一巡した銘柄が多い。先週末に書いた富士機工(7260)がその典型で、きのうの段階で震災時の急落の“窓埋め”を完了した。この観点ではTBK(7277)、アーレスティ(5852)なども動き出しそうである。
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ついに親子上場の見直しに動き始めたトヨタ

トヨタが13日の大引け後に上場子会社のトヨタ車体と関東自動車をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表した。この連想から自動車業界で親子上場を見直す動きが日産やホンダなど他社にも波及するのではないかという思惑が広がっている。日立やパナソニック、キヤノン、新日鉄、武田薬品などの巨大企業が相次いでグループ企業や提携先の資本再編に動きだしていたのに対して、自動車業界ではゴーン・ショック以降、親子上場の見直しを含めた再編の動きがほぼ止まっている。それもこれも、業界トップのトヨタがまったく動かなかったからだと言えるが、ようやく巨象が動き出したことで一気に再編が加速する可能性が出てきた。というのも、以前から書いているように、完成車メーカー本体の利益は低迷しているのに、傘下の自動車部品会社は過去最高益更新が続出しており、親会社から子会社に利益が流出しているといえる状況だからだ。今後も本体の収益低迷、子会社の利益成長加速は既定路線である。トヨタならさしあたってほかに豊田自動織機(6201)やアイシン精機(7259)あたりを完全子会社にしたいところだろう。日産ならカルソニックカンセイ(7248...
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スピード調整で押し目買いのチャンス到来

欧州債務問題がギリシャからイタリアに波及するとの懸念が高まって、きのうの日経平均株価は143円安の9925円と5日ぶりに1万円の大台を割り込んだ。これは11日にEU首脳による緊急会合(出席者はファンロンパイ大統領、トリシェ欧州中央銀行総裁、ユンケル・ユーログループ議長、バローゾ欧州委員長など)が開かれ、イタリアの債務問題が話し合われたことが原因である。イタリアの10年国債の利回りは、ユーロ加入前までは2桁に乗っていたが、加入後は急速に下がって、ここ数年は4%前後で推移していた。それがここ1週間ほどで1.5%ほど急上昇し、昨日は6%を超えるレベルまで達した。IMFやEFSF(欧州金融安定化基金)は、国債の利回りが7%に達すると金融支援に乗り出しているので、EU緊急首脳会合ではイタリアの債務危機対策が話し合われたのは間違いない。結論から言えば、今回のEU緊急首脳会合の目的は、欧州版IMFであるEFSFの機能を強化することにあった。EFSFは、すでにIMFやこのEFSFから支援を受けているギリシャやポルトガルなどが、市場から国債を買い戻す資金を融資する仕組みを今月中にも作ろうとしている。それ...
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地合いの好調さを裏付ける低位株物色

米雇用統計の悪化で相場全体は目先スピード調整が避けられそうもないが、低位株が大いににぎわっているところから見ると、相場の地合いは以前よりもはるかに好転している。相場の本格上昇の初動期は必ず低位株がにぎわうものである。今日の東証一部値上がりランキングでは、上位30位までの中に100円以下銘柄が5、100円台が3、200円台が4銘柄という結果だった。中でも近ツリ(9726)、ルック(8029)、蛇の目ミシン(6445)、ダイワボウHD(3107)、津田駒(6217)といった仕手系材料株がかなり出来高を伴って急上昇しており、しばらく低位材料株が物色の中心になりそうだ。当ブログでお馴染みの風力発電関連の駒井ハルテック(5915)も、今日は値上がり上位にランクインした。200円台銘柄でほかに高島(8007)も太陽光発電関連だが、こちらは今日1円安の261円、LED関連の岩崎電機(6924)は1円高の248円で終わった。先駆した銘柄はさすがにヤレヤレ売りに押されて上値が重いが、このあたりも近く動き出しそうである。
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脱原発関連再び PART2

来週13日の水曜日に秋田で全国知事会が開かれる。これだけでは大したニュースでもなさそうに見えるが、問題なのはそれに合わせてソフトバンクと36道府県の知事連合が開催する「自然エネルギー協議会」の設立総会の方である。おりしも、日本列島が去年以上の猛暑に見舞われる中、玄海原発の再開を巡って九州電力の“やらせ”が発覚。これで現在停止中の35基の原発再稼働のハードルが極端に高くなってしまった。最大のポイントは、原発再開には各自治体の首長の認可が必要になるが、36道府県の首長は前述の自然エネルギー協議会に参加していて、原発ではなく自然エネルギーを促進したいという立場にあること。原発再開を許可して、自然エネルギーも促進するというのは、電力不足のいまは理解できるが、短絡的な日本のマスコミの論調からすれば明らかに論理が矛盾する。国民感情を無視して原発再開を容認すれば、間違いなく次の選挙に響いてくるから、玄海原発を擁する佐賀県知事や柏崎刈羽原発を持つ新潟県知事なども、おいそれと原発再稼働の許可を出すわけにもいかなくなる。自然エネルギー協議会の設立と連動するように、今後、世論が脱原発に向けて先鋭化していく可...
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脱原発関連再び

玄海原発再開を巡る九州電力の“やらせ問題”で、全国に35基ある運転休止中の原発再開が暗礁に乗り上げた。8月には東京電力の刈羽原発1号機、7号機も定期検査に入る。このため、国内に54基ある全原発のうち、来月の電力需要のピーク時に運転できるのは14基の見通しで、これらも来年夏までにはすべて定期検査に入る。詳しいことは明日書くが、これによって主力株にシフトしていた資金が再び脱原発関連株に一斉に流入しつつある。タクマ(6013)や地熱発電の日鉄鉱業(1515)、さらには第一実業(8059)などが再度動意づいてきており、上値を追いそうな気配だ。
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脱原発と自動車はスピード調整

今日は日経平均が2カ月ぶりに一時1万円の大台に乗せたが、ヘッジファンドの買い戻し主導の相場だけに、長続きするかどうかはやや疑問が残る。もっとも、先週末のNYダウが今年最大の上げ幅(プラス168ドル)となり、1週間で650ドルの棒上げ(2年9カ月ぶりの上げ幅)となった以上、超出遅れの東京市場がニューヨーク市場に追随するのは当然だ。今日は値上がり率で見ても、出来高で見ても圧倒的だったのは東京電力で、上昇率は19.8%、出来高は2億株を超えた。ほかに原発の中核銘柄の1つである日本製鋼所(5631)や不動産株全般、それに主力銀行株全般が商いを伴って大きく上昇した。一方、脱原発の自然エネルギー関連や自動車部品株などは反落するものが多く、完全に物色対象が入れ替わった印象である。もちろん、こうした投機筋のショートカバーがいつまでも続くわけではないので、相場テーマの本流である自然エネルギーと自動車関連はスピード調整に過ぎないと思うが、これまでこの2つのテーマ株はやや過熱していたので、ちょうどいいタイミングでの調整局面だと思われる。おそらく、その調整は今週で終わり、来週からまだガラリと相場の流れが本流に...
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浜田議員離党の真相

私の友人で参議院議員の浜田和幸氏が自民党を離党し、菅内閣の総務政務官(復興担当)に就任した。今年1月に宝島社から出した「今買いの株 山本伸の株暴騰先読み講座 騰がる銘柄100 」でも対談コーナーに出てもらったし、一昨年の「環境バブルで日本が変わる!」(宝島社刊)でもご登場願った。その浜田氏が、まさかこんな形で自民党を離党するとは想像もしていなかった。浜田氏は小泉元総理の次男、小泉進次郎議員も在籍していた有力シンクタンクCSIS(米戦略国際問題研究所)で主任研究員を長く務め、その後、米議会調査局にも在籍した米国通で、ヘッジファンドなど国際経済の裏事情に精通している。今回の引き抜きは亀井国民新党代表の進言だという。浜田氏が自民を離党して与党陣営に加わったことで、問題の再生可能エネルギー促進法案を巡る参院の現行勢力は、賛成が民主106、国民新党3、社民4、共産6、それに浜田氏を加えて120議席になった。それでも過半数の122議席には2議席足りないのだが、さらなる水面下の駆け引きが行なわれている。浜田議員の離党騒ぎがあった翌28日。鳩山前首相と鳩山邦夫元総務相、それに新党改革の舛添要一代表が都...
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再生可能エネルギー関連株が切り返す

今日、当ブログでお馴染みの三晃金属(1972)やサニックス(4651)が早速大幅に切り返してきた。三晃金属は東証一部値上がりランキングで10位、サニックスは6位にランクインした。今日はきのうの株式新聞で双信電機(6938)が一面トップで取り上げられ、太陽光発電や風力発電向けの新型コンデンサーが買い材料となった。今日は日経平均が2日連続で3桁の上昇となり、主力株全般に買いが入った。自動車株を中心に電機、建設機械、総合商社、銀行まで買われたため、物色の矛先がどこかに集中するということもなく、全般が底上げされたような印象である。こうなると、出遅れ株の循環物色にも妙味が出てくる。6月はヘッジファンドなどの中間決算期末であり、海外では6月末に向けたドレッシング買いとの見方も根強い。あまり楽観的になるのは危険だが、とりあえず世界的な株価の調整局面は終わったようである。
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自動車部品株に出番 PART3

前回金曜日に、当ブログでお馴染みの富士機工(7260)に加えて、アーレスティ(5852)、自動車部品(7233)、東京ラヂエーター(7235)の4銘柄を紹介したが、週明け月曜日の今日はいずれも日経平均100円安に反して大幅に逆行高した。富士機工は東証一部値上がりランキングで19位の4.5%高、自動車部品が東証二部値上がりランキングで6位の6.1%高、東京ラヂエーターが同10位で5.6%高、アーレスティも一時6%高の680円まであったが、引けは2.8%高の660円。自動車関連株は戻り高値をトライする局面に差し掛かっていて、テクニカル面でも買いシグナルが多数出ている。一方、再生可能エネルギー関連株は自動車部品株と入れ替わる形で調整局面に入った銘柄が多い。地熱発電関連の鉱研工業(6297)がひとり気を吐いて商いを伴って大幅高(9.1%高)になったが、同じ地熱関連では日鉄鉱業(1515)が人気化してくると思っている。