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サマーラリーはあるのか

4-6月期の決算発表シーズン入りで、様子見気分が一段と強まってきた感じである。今週決算を発表する企業はまだ少ないが、それでも決算数字をみないと本腰を入れて買えないというのが投資家の本音だろう。ほとんどの企業があと2〜3週間で決算発表をするわけであり、下手をすれば業績の下振れに直面することもあるし、決算発表と同時に材料出尽くし売りを食らうことも少なくない。相場の地合いが悪いと、好業績を発表した途端に売りを浴びせられることが多々ある。それも材料株や中小型株ならわからないでもないが、最近は大型の優良株でも決算発表と同時に売り込まれるのをよく見かける。イベントドリブン型のヘッジファンドが主な犯人だと見ていい。それに提灯をつける目先筋の投資家も少なくないようだ。決算発表シーズンは、このように波乱含みの展開になりやすいので油断は禁物である。今朝、冶金工が一時大幅高(25円高の366円まで上昇)して年初来高値を更新したが、10時半頃から値を崩して、結局、前日比8円安で終わった。きのうの鉄建建設と同様、突然、大口の売りが大量に出たところを見ると、やはり途中から売り仕掛けにあったと言わざるを得ない。冶金...
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FRBの警告はただごとではない

16日にFRBが一部の新興企業株について「行き過ぎだ」と警告したことは、非常に大きな意味があると思われる。FRBはイエレン議長の議会証言に合わせて金融政策報告書を公表。その中で「ソーシャルメディアやバイオ関連株の一角に大幅な割高感がある」と指摘した。ついでにジャンク債もバブルだと警告したのだが、そもそも中央銀行が業種を名指しして株価がバブルだと警鐘を鳴らすのは歴史上初めてである。それは金融当局がやることではないとの指摘も多く聞かれるが、あえて世界の市場関係者が注目していたイエレン議長の議会証言の場で特定セクターのバブルを警告したことの意味を考えるべきだ。すなわち、FRBはSNS関連株とバイオ関連株のバブルが金融市場にとって見逃せないリスクだと警告したのである。しかも、その警告はイスラエルのガザ侵攻とマレーシア機の撃墜という大事件の2日前に発せられている。1月にゴールドマンが出した「米国株は高すぎる」という警告にも共通する意図があるようにも思えなくはない。だいたい、ガザ侵攻とマレーシア機撃墜が米国市場のオプション最終取引日(SQ前日)に同時発生するというのは、どう考えてもタイミングがおか...
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決算発表シーズン入り

米国では先週から決算発表シーズンに突入したが、日本でも今週末から決算発表が本格化してくる。そうなると、目先的にはテーマ株買いから、好業績を発表した株の一本釣りの色彩が強まってくる。きのうはLINEの東証上場申請のニュースを受けて、LINE関連株が一斉に買われ、今日は茂木経産大臣が愛知県豊田市に出向いてトヨタの燃料電池車に試乗したことが注目され、水素関連株が人気化したが、ともに大引けにかけて値を消す一過性の人気にとどまった。これは決算発表シーズン入りで、様子見気分が強まっている証拠と受け取っていいだろう。要は、オーバーナイトで人気銘柄を持ち越す目先筋の投資家が少ないということだ。かといって、駆け込み需要の反動が出る4-6月期は、それほど想定外の好業績を発表する銘柄も少ないだろうから、相場の膠着感は一段と強まると予想される。その一方で、毎日300億円以上の信用取引の期日売りが出ていると見られる。個人投資家の持ち株比率が高い銘柄ほど株価が軟化しやすいのが実情だ。ただし、信用の期日売りは23日以降は急減すると予想される。このちょうど半年前から日本株が急落したからである。そう考えると、敢えてここ...
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調整一巡

先週の絆の会のブログで予想した通り、やはり先週末のオプションSQの通過で調整局面が一巡し、日経平均は急反発してきた。ポルトガルの金融不安も、ECBのドラギ総裁が「銀行は1行たりとも潰さない」と宣言していることからくる安心感もあって、一過性のものと言えそうだ。そもそも、当ブログで口が酸っぱくなるほど書いてきたように、欧州債務危機はマッチポンプの茶番なので、常に「話10分の1」くらいに考えるべきである。 先週末のオプションSQに向けたヘッジファンドの売り仕掛けも終わり、突然変調をきたしていた証券株や銀行株、ノンバンク株など、ヘッジファンドの好む流動性の高い株が買い直されている。さすがにアイフルは今日も下げ止まらなかったが、野村証券、オリコ、三菱UFJ、セブン銀行などが反発した。建設株なども反発に転じており、主力株と合わせて流動性の高い株から戻り歩調が強まりそうである。日経平均は現在1万5220円近辺にある25日線を1日割り込んだだけで、再び7月4日につけた戻り高値更新を目指す上昇トレンドに復帰しそうで、ここは強気を堅持すべきタイミングだろう。週足ベースでは先週、約1年9か月ぶりに13週線が...
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ポルトガルの金融不安は拡大するか?

時価総額でポルトガル第二位の銀行 バンコ・エスピリト・サント(BES)の経営危機が深刻化し、欧州債務危機の再燃を懸念する声が出ている。これを受けて、きのうと今日はミニ世界同時株安となったが、中央銀行であるポルトガル銀行は「BESの支払い能力に問題はない」とコメントしている。今日の欧州株式市場も急反発で始まった。この問題は、親会社であるエスピリト・サント・インターナショナル(ESI)が社債の利払いを延期したことが引き金になって起きた。同行はESIに巨額の資金を貸し付けていて、それが焦げ付くのではないかとの見方が有力になったからだ。ポルトガルは一応先進国の扱いを受けてはいるが、実質的にはまだ新興国に近い。だからこうした問題が起きるのであって、これが他のEU諸国に波及することはないだろう(ただし、スペインは例外)。まったくもってタイミングが悪いというか、この日をわざと狙ったのか、ポルトガルの金融不安は、東京市場のオプションSQに向けたヘッジファンドの売り仕掛けを勢いづかせたのは確かである。そもそも、前述のBESとESIの問題は、5月の会計監査ですでに問題が発覚していたというから、あとはいつ、...
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体調不良 PART2

気管支炎を甘く見ていた。一昨日から8種類の薬を飲んだり貼ったりしている。中でも気管支を拡張する貼薬の威力はすごい。薬を使う前は、寝ていて咳が止まらなくなって、挙げ句に吐いたものが鼻や耳にまで達して二度死ぬ思いをしたが、貼薬で気道が確保されて、ぐっすり眠れるようになった。相場の方は、このところ調整色が強まっている。ただ、きのうのNYダウが117ドルも下げたのに、日経平均は120円安までいったあとに11円安まで戻して引けるなど、明らかにNY株離れが起こりつつある。チャートも、下げているにも関わらず、きのうも今日も陽線となった。日経平均は25日移動平均線(9日現在1万5208円)に下支えされる形になっていて、しかも週足ベースでは1年9か月ぶりのゴールデンクロス目前と、テクニカル的には、今の押し目は絶好の買い場であると言えるだろう。ただし、週末のオプションSQには注意しなければならない。今日はオリコやアイフルなどノンバンク株が一時急落した。これはヘッジファンドなどの短期筋がオプションSQに絡めて今日、ドテン売りに回った結果と思われるが、今日はSQ2日前の「急落の急所」にも関わらず、引けにかけて...
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体調不良

先月末の講演会続きで喉をやられ、そのまま軽い気管支炎になっていたようで、きのうからそれが悪化してしまった。今日は病院通いのため、ライブドアのブログは休載、絆の会のブログは簡単に書いておきたい。日経平均は相変わらず上値が重い。今年1月の高値圏で買った投資家の戻り売りが個人投資家中心に相当数に達するようである。とはいえ、深押しもせず、着実に上値を切り上げる堅調な相場が続いている。日経ジャスダック平均や東証二部指数は高値更新が続いていて、個人投資家の体力回復は著しいと思われる。今日はアイフルが反落したものの、オリコやジャックスなどは大きく買われていて(午後1時半現在)、ノンバンクセクター内での循環物色は引き続き健在と言える。東証一部の中で、ノンバンクほど継続物色されているセクターは他になく、アベノミクス相場第一幕同様、ノンバンクが歴史的な大相場に再突入したことは明白である。
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安倍政権が株高政策に本腰 PART15

きのうの米雇用統計が市場の予想を大幅に上回ったことで、NYダウは史上最高値を大幅に更新し、ドル円相場も102円台に水準を一気に切り上げた。なので、今日はさぞかし日経平均も高いのだろうと思っていたのだが、きのうと同様、寄り天(寄り付きが最高値でその後下げる形)のほぼ安値引けと、戻り売り圧力が異様に強いことを裏付けた相場になってしまった。本当に強い相場は、「引け味」がいいものである。最近の自動車株が総じてそんな感じなのだが、戻り高値の更新が続いているとはいえ、日経平均の「引け味」は、この1カ月ほどよくない日の方が多いのだ。それを単純に「戻り売り圧力が強い」と表現するのは間違いかもしれず、もしかすると引けにかけて「日経225売り・現物買い」という裁定売りが多く出ているとか、何らかの形で意図的に大引けの日経平均が高くならないように動いている勢力が存在するのかもしれない。さすがにアイフルは今日、一服したが、代わりにアコムやクレディセゾン、ジャックスが一時値上がりランキング上位に顔を出していた。同じセクター内での循環物色が進んでいるということだ。それによって、いまや貸金業法再改正のスクープ記事の直...
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安倍政権が株高政策に本腰 PART14

当ブログで取り上げ続けているアイフルは、とうとう株価が2倍になった。今日の出来高は3億2000万株、2位のみずほFGの4倍である。値上がり率ランキングでも3位に入り、まさしく私の予言通りに、アベノミクス相場第一幕に続いてノンバンク株の大相場が再来した感じである。今日は私が月2回連載している東スポで、グラビアアイドルの杉原杏璃さんと株の対談をする予定。中期投資とデイトレを組み合わせてやっているとのことで、大したアドバイスはできないかもだが、兜町で生き残れる術を伝授したいと思っている。きのうの閣議後の記者会見で、麻生金融担当大臣は、貸金業法の再改正に関して「政府として直ちに検討しているところではない」と発言。これが嫌気されて、アイフルやオリコなどノンバンク株は軒並み急反落してしまった。4月末にも麻生大臣の似たような否定発言でノンバンク株は急反落した経緯があるが(2回続いたところを見ると、お約束の可能性あり)、これは自民党が検討している貸金業法の再改正が、金融庁提出の法案ではなく、議員立法になるからで、担当大臣が「承知していない」のも当然と言える。つまり、大した悪材料ではないのだ。
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安倍政権が株高政策に本腰 PART13

株式相場は先々週末の20日(金)前後をピークに調整局面に入っている。指数のピークを見ると、日経ジャスダック平均が19日、TOPIXとJPX日経400が20日、日経平均が23日、マザーズが25日である。東証二部指数だけは高値更新が続いていて、今日も1月下旬以来の戻り高値をつけている。東証二部市場は超割安株が多いので、おそらく国内機関投資家の実需買いと見ていいだろう。5月下旬からの戻り相場の主役は、以前から年金資金と言われていたが、先週のロイターの報道から国家公務員や地方公務員などの共済年金が1か月半あまりで1兆円前後日本株を買い増した可能性があることがわかった。共済年金から運用を委託されている運用会社によると、6月末までに株式購入を終わらせるよう指示されていたとのことだから、直近の調整はその買いが終了したことによるものと推定される。もっとも、買いの手口を見ると、年金買いの窓口となる信託銀行の買いは5月第4週から6月第1週までの3週間に集中していたようで(3週間で約5400億円)、その後、6月第2週からは買い越し額が1000億円にも満たない金額に減少している。これは外国人の買い越し額の半分...