ブログ(会員限定) 英EU離脱が実現しないシナリオを織り込む相場にPART3
イギリスのEU離脱問題は長期化の様相を呈してきた。キャメロン首相は国民投票で自身がリーダーだった残留派が敗れた責任を取る形で辞任するが、9月に行なわれる与党・保守党の党首選で再び残留派と離脱派が激突することになる。つまり、9月にもう一度、国民投票のような混乱が起こる可能性が高いのである。そもそも、離脱派のリーダーで、ポスト・キャメロンの本命と見られていたボリス・ジョンソン前ロンドン市長が保守党の党首選に立候補しないことを表明。離脱派は既に半ば分裂している。現時点では残留派のテリーザ・メイ内相(女性議員)が大差で独走している。メイ内相がキャメロンの後任になった場合、EUへの離脱通知は無期延期になる可能性も否定できない。今週末はオプションSQということもあり、急落の反動で、むしろ相場は堅調に推移しそうだが、目先は15日に上場するLINEを買うための換金売りが気になるところだ。また、今月下旬、は4-6月期の決算発表シーズンになるが、円高で業績予想の下方修正が続出しそうな点も要注意である。
