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米中貿易戦争は終わらない PART46

3月1日に期限を迎える米中通商協議について、トランプ大統領は昨日「もし本当の合意を結べる見込みがあるのなら、少し期限を延ばしてもいい」と発言。これを好感してNYダウは372ドル高と急騰し、それを受けて日経平均も今日、めでたく2万1000円の大台を突破した。米中融和ムードが崩れなければ、他の主要株価指数に比べて戻りが鈍かった日経平均は今月中に2万2000円に接近すると思われる。現在、米中は北京で次官級協議を開いている。ウォール・ストリート・ジャーナルは、「14日から開催される閣僚級協議で米中が大枠合意を目指している」と伝えている。大枠合意とは、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の時に話題になった大筋合意とは異なり、知的所有権の扱いや国営企業への補助金、強制的な技術移転などのそれぞれの分野で大枠を決めて、段階的に改善を図るといった感じだろう。また、27日から始まる米朝首脳会談では、米中融和を背景に、朝鮮戦争の終戦手続きに入ることで合意する可能性がある。これまでの悲観論一色が嘘のように、今後、様々な好材料が噴出してくるイメージだ。ただし、ブレグジット(イギリスのEU離脱)や日米FTA(自由...
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米中貿易戦争は終わらない PART45

トランプ大統領が昨日、米中首脳会談を3月1日の米中通商協議の交渉期限までに開く可能性を「ない」と否定したため、日経平均は418円安と大発会以来の大幅安となった。イギリスのEU離脱についても、EU側が昨日、イギリスと再交渉しないと表明したことも悪材料視された。米中首脳会談を開かないとトランプ大統領が発言したことは、中国側が知的財産権の侵害など構造問題について、改革を渋っていることの裏返しだと思われる。トランプ大統領お得意の交渉戦術というか脅しだろうが、期限まであと3週間しかないだけに、ここからはチキンレースを覚悟せねばならないだろう。交渉期限を延期するという戦術もあるだろうが、米国側はハッキリと箇条書きで中国側に突きつけているようだから、あとは中国側はいついつまでに改善するとロードマップを示すだけなのだ。交渉期限延長の余地は意外に少ないと思われるが、部分合意はあるかもしれない。
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米中貿易戦争は終わらない PART44

今日はトヨタが業績の大幅下方修正を発表したが、株価はわずか0.7%安とほとんど反応しなかった。従来は今期の予想最終利益を7.8%減の2兆3000億円としていたが、それを25%減の1兆8700億円に下方修正した。グループ会社の株式の減損が大きく、本業は堅調だったために、大きく響かなかったようである。昨日のパナソニックにしても、今日のトヨタにしても、株価が業績悪を事前に大きく織り込んでいたため、株価の反応は限定的であり、むしろ事前に売っていた向きが買い戻しに動かざるを得なかった感じである。これは日立や日本電産などにも共通するもので、いかに大量の空売りが積み上がっていたかの証拠でもある。一方、米国株は昨日までの連騰で史上最高値まであと1500ドル強、率にして6%まで迫ってきた。景気指標も絶好調なため、あっさりと史上最高値を更新する可能性が大きいと思われる。もちろん、その背後には米中通商協議での合意と本格休戦の可能性が高まってきたことがあるに違いない。
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2月の絆の会セミナーは、6日(水)です

〇日時:2019年2月6日(水)18:30~20:30   ※18:00開場〇会場:エッサム神田ホール1号館 7階 会議室〇お申込みは↓
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米中貿易戦争は終わらない PART43

今日の日経平均は95円高の2万883円と続伸したものの、節目の2万1000円に近づいたことで上値が非常に重い展開となった。今週末にオプションSQを控えているため、週半ばの値動きは荒くなりそうだが、FRBが利上げに加えて資産縮小の打ち止めを匂わせていることもあって、米国株が非常に強い動きになっていることが世界的に株価を下支えしていると言っていいだろう。今日はソニーが業績下方修正で急落したが、下方修正と言っても今期の売上高予想を1.8%増から0.5%減に引き下げただけで、利益見通しは据え置いたままなのに株価は8%も急落した。配当性向が5%台と異常に低いこともあり、押し目買いは限定的だった。一方、今日の大引け後にパナソニックが同じく業績を下方修正したのだが、こちらはやや深刻である。今期の予想営業利益は11.7%増の4250億円だったが、それを実質3000億円程度に引き下げたからだ。退職給付関連の見直しで829億円を無理やり営業利益に計上しても、前期比1%の増益予想にするのがやっとである。半導体や電機セクターの株価は大きく反発してきただけに、悪材料が出ると反動も大きくなってしまう。ソニーのよう...
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米中貿易戦争は終わらない PART42

今日はサンバイオ・ショックに揺れた1日だった。マザーズに上場しているバイオベンチャーのサンバイオが、米国で行なっている脳梗塞患者向けの再生細胞医薬品の臨床試験(フェーズ2)が不調だったと発表し、株価が3000円ストップ安(25%安)売り気配で終わった。この影響でバイオ関連株がほぼ軒並み安となっただけでなく、マザーズ指数が8%安と1年ぶりの大きな下落率となった。サンバイオと脳梗塞患者向けの新薬を共同開発している大日本住友製薬もストップ安となったものの、日経平均の下落率は0.5%と小幅にとどまった。しかし、携帯電話のソフトバンクや中小型の材料株はそれなりの影響を受けている。ソフトバンクの下落率は44円安の3.1%と1月に入ってから最大となった。サンバイオ・ショックの影響に加えて、明日からのTOPIX(東証株価指数)組み入れへの期待で買っていた目先筋の投げ売りがかさんだと見られる。前回も書いたが、今夜のFOMC(米連邦公開市場委員会)で資産縮小を打ち止めするとのコメントが出るのかどうかに大いに注目したい。また、今夜から2日間にわたって行なわれる予定の米中通商協議で何らかの合意が成立するのかど...
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米中貿易戦争は終わらない PART41

明日からのFOMC(米連邦公開市場委員会)と、30日からの米中通商協議という2大イベントを控えて、今日の株式市場は様子見ムードが一気に強まった。FOMCでは利上げの凍結に加えて、資産縮小の早期打ち止め観測(先週末にウォールストリートジャーナルなどが報じた)が有力になり、ドル売り・円買いのリスクオフ取引が活発化しつつある。FRBが利上げ凍結だけでなく、資産縮小を早めに打ち止めるとなれば、それは間違いなく年末のクリスマスイブに開かれた暴落防護チームの活躍が要因だろう。トランプ大統領は暴落防護チームを通じて、今後も強力な株価テコ入れに動くと私は予想している。30日からの米中通商協議でも、米国側はこれまでと打って変わって、中国側に一定の譲歩を示すのではないかと私は見ている。もちろん、今回もトランプ大統領の「ちゃぶ台返し」はありうる話だが、それをやった場合、一番悪影響を受けるのは大統領再選を目指すトランプ大統領自身である。
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米中貿易戦争は終わらない PART40

日経平均は再び年末に急落する直前の2万1000円の大台に近づいてきたが、この水準を突破するには米中貿易戦争が一段と和らぐ材料が必要になるだろう。閣僚級の米中通商協議は月末から行なわれる予定で、ここでは必ず何らかの材料が飛び出すはずだ。もちろん、それは悪材料の可能性もあるので油断は禁物だろう。米中貿易戦争への警戒感が和らぎ、株式市場では世界的に売られ過ぎた銘柄を買い戻す動きが続いている。日本でも輸出関連やIT関連など、昨年秋からの下落率が大きい銘柄ほど上昇率が大きくなる傾向がある。ただ、半導体や自動車といった米中への依存度が大きい銘柄群は、今後の業績不安もあり反発力はいまひとつである。逆に、月末に予定される閣僚級の米中通商協議で、ムニューシン財務長官が提案したような対中制裁関税の引き下げが濃厚になれば、戻りの悪い銘柄ほど反発力も大きくなると推測される。
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米中貿易戦争は終わらない PART39

きのうのNYダウは301ドル安と久々に急落した。一時は460ドル安まで下げたが、これは2つの悪材料が重なったために起きたと考えられる。1つは、今月末の劉鶴副首相の訪米前に、事務レベルの予備協議を行ないたいとする中国の要求を米国側が拒否したこと。もう1つは米司法省の報道官がカナダに対して近くファーウェイ副会長の身柄引き渡しを要求すると発言したことだ。米国側が予備協議を拒否したのは、中国側の譲歩が米国製品の購入拡大にほぼ限定され、知的財産権の侵害や技術の強制移転などの構造問題に対する改善策をほとんど示していないからだと思われる。同じタイミングで出てきたファーウェイ副会長の身柄引き渡し要求も、中国政府に対する米側の脅しと考えられる。それでも今日の日経平均が小幅安にとどまったのは、米中貿易協議が3月1日の期限までには大筋でまとまり、米中貿易戦争の停戦状態が維持されると見ている投資家が多いからだろう。今日は日銀の金融政策決定会合も現状維持で終わったため、日経平均は日銀ETFの購入見直しの不安が後退し、買い戻された面もある。