ヤマモト

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART27

米半導体大手エヌビディアの2-4月期決算が波紋を呼んでいる。半導体関連株の「負け組」と「勝ち組」の格差が鮮明になりつつあるからだ。実際、エヌビディアの株価は昨日の通常取引で一時12%高と急騰し、終値でも9.3%高で終わった。これにより、時価総額は約2兆5950億ドル(約407兆円)とマイクロソフト、アップルに次いで全米第3位となった。エヌビディア1社で東証時価総額の42%を占めるに至っている。エヌビディアの2-4月期決算は売上高が前年同期比3.6倍、純利益は7.3倍と市場予想を大幅に上回った。これを受けて昨日の東京市場では半導体関連株にも再度見直し買いが入る形になった。ただ、上値でのシコリが多いせいか、一部の銘柄を除くと株価の反発力は極めて弱かった。昨日、高値を更新したのはディスコ(6146)やレーザーテック(6920)、TOWA(6315)くらいである。半導体関連株は3月までの上昇率が凄まじかったこともあり、未だ調整が不十分なように思える。何度も言うようだが、昨年からの日本株の歴史的大相場の主因は、あくまでも東証が仕掛けた企業統治改革である。一般的には「PBR(株価純資産倍率)1倍回...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART26

日本時間明日23日早朝に発表される米半導体大手エヌビディアの決算を控えて、今日の株式市場は様子見姿勢が一段と強まった。株式市場の最大のテーマであるAI革命の絶対的な中心銘柄だけに、エヌビディアの決算と業績見通しは世界の株価動向を大きく左右する。とりわけ、半導体関連株のウエイトが高い日経平均やナスダック指数は甚大な影響を受ける。市場予想では今年5―7月期の業績は売上高が前年同期比の3倍以上になる見通し。過去2回の四半期決算発表では市場予想を大きく上回っただけに、今年2―4月期も市場予想を上回ることを多くの投資家が期待している。ただ、需要の激増で生産が追い付かない状況が続いていることや、年内には演算性能や省エネ性能が大きく向上する次世代品の出荷開始が見込まれ、一時的に業績の拡大が減速するとの見方もある。エヌビディアの決算がどちらに振れるとしても、明日以降は大イベント通過で投資家が動きやすくなるため、ここ1カ月ほど続いた日本株の持ち合いは上下どちらかに放れる可能性が高い。もちろん、エヌビディアの決算が良ければ半導体関連株が買われ、日経平均上振れする可能性があるが、その一方で日本の長期金利が1...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART25

日経平均は132円安の3万8787円と反落したが、今日の安値からは250円ほど戻して引けており、相場の地合いは決して悪くなかった。実際、TOPIX(東証株価指数)は0.3%上昇してほぼ1か月ぶりの高値圏で引けたし、スタンダート指数も0.55%上げて終えている。東証グロース指数や旧マザーズ指数(東証グロース250)はともに昨年10月の安値圏まで売られていて、一向に下げ止まる気配がない。これらの指数の動きはグロース株からPBR1倍割れ銘柄などバリュー株への資金シフトが引き続き進んでいることを物語っている。あまり知られていないが、グロース株にとって本決算発表シーズンの5月は1年のうちで一番急落しやすいというアノマリー(理論では説明できない規則性)がある。株高を狙った大風呂敷の業績予想が大外れとなり、投げ売りされる銘柄が急増するからである。プライムやスタンダード上場のオールドエコノミー株でも、業績予想が大きく外れて決算発表後に失望売りを浴びるということはたまにあるが、グロース市場ではそれが頻繁に起こる。歴史が浅いベンチャー企業が多いからだと言ってしまえばそれまでだが、グロース市場では概ね新規上...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART24

今日の株式市場は日経平均、TOPIX(東証株価指数)ともに0.1%安と反落したが、東証スタンダード指数は0.5%高の1256ポイントと4営業日ぶりに25日移動平均を上回り、ほぼ同水準にある75日移動平均も上回って引けた。連休前からPBR(株価純資産倍率)1倍割れ銘柄を買い直す動きになっているが、半導体関連株などを中心に3月まで大活躍してきた主力株が軒並み調整が深まる中で、PBR1倍割れ銘柄が再度相場の主役に躍り出ている感じだ。スタンダード市場は未だPBR1倍割れ銘柄が半分前後を占めるため、PBR1倍割れ銘柄が人気化すれば当然指数も上昇する。決算発表を機に、好実態が確認されたPBR1倍割れ銘柄を再評価する流れになってきた証拠でもある。多くの企業が6月に株主総会を控えているため、PBR1倍を依然として割り込んだままの上場企業には、中長期的な株主還元の大幅拡大など変身期待も根強くある。今年3月までの1年間は、政策の失敗で景気が底割れした中国株を売り、日本株を買う裁定取引が盛んに行なわれてきた。しかし、4月から中国政府の積極的な景気テコ入れ策がようやく効果を表し、「中国株売り・日本株買い」の裁...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART23

今朝のオプションSQ通過後に日経平均は400円近く急騰して、一時前日比で670円ほど大幅高する場面があったが、午後1時過ぎには前日比で53円高まで上げ幅を縮めた。大引けは155円高の3万8229円で終わったが、やはり決算発表シーズン中は上値を買う投資家は限られている。年金基金などの中長期資金は決算発表シーズンが終わらないと本腰を入れた買いは出さない。昨日のNYダウが331ドル高の3万9387ドルと3月につけた史上最高値3万9807ドルまであと1%強に迫ったにも関わらず、日経平均が振るわなかったのは、半導体指数のSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が0.6%安と弱かったのが原因だろう。米国でも半導体関連株は深い調整局面から依然として抜け出せていない。大本命のエヌビディアこそ3月につけた史上最高値から10%程度の下落で済んでいるものの、ライバルのAMDは3割超下落しているほか、アームは37%、インテルが約40%下落するなど、未だ調整局面を脱していない。SOX指数は3月高値から約17%下落し、すでに下げ幅の半値戻しを達成したものの、これは時価総額指数なのでエヌビディアの影響が強く出過ぎる...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART22

今日はオプションSQ2日前の「急落の急所」だったこともあり、売り方のやりたい放題の展開になった。日経平均は632円安の3万8202円とほぼ安値引け、TOPIX(東証株価指数)も39ポイント安の2706円と、こちらはシンプルに安値引けした。かつてソロスファンドに在籍していた著名投資家のドラッケンミラー氏がエヌビディアの保有株を減らしたと発言したことでエヌビディアが2%近く下げたほか、連想で半導体・AI関連株が幅広く売られた。さらに、米政府が中国ファーウェイへの輸出禁止措置を発動したこともあり、今日の日本株は半導体関連株を中心に大きく売り込まれた。一方、決算発表ではトヨタの前3月期の業績が2月の第3四半期決算発表時よりも営業利益、経常利益、最終利益がいずれも10%前後上振れたものの、今期予想が概ね2割超の減益になるとの超控えめな予想を出したことで一時は4%近く下げた。しかし、直後に1兆円の自社株買いを発表したため、株価は20円安と小幅安で引けた。今日がSQ2日前でなければ、トヨタの決算発表で輸出関連株に見直し買いが入ってもおかしくない雰囲気だったが、空売りの勢いに押されて輸出関連株の主力ど...
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次回のブログ更新は5月8日(水)となります

お世話になっております都合により、次回のブログ更新は5月8日(水)となります何卒宜しくお願い致します
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART21

私は当ブログや株式新聞のコラム「株式調査ファイル」、それに毎月3回行なっている定例の株式講演会などで、2年前から「3年以内に1ドル=160円、長期的には1ドル=240円程度の円安になる」と再三予想してきた。既に昨日の段階で、約1年前倒しで1ドル=160円は無事達成したわけだが、一時的にせよ、まだ円安が止まる気配はない感じである。ゴールデンウィークには相場の乱高下はあると予想はしていたが、まさか昨日の旧天皇誕生日に「円買い・ドル売り」の市場介入があるとはおもわなかった。円相場が1ドル=160円台に入った時、日経平均先物は760円高まであったと思うが、今日は一時250円高まで上げ幅が縮む場面があった。日本時間2日未明のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表とその直後のパウエルFRB議長の会見で、もう一度為替相場は大きく動くと思うが、株式相場も4連休直前ということもあり、やはり乱高下があると予想する。連休の谷間ということもあり、決算発表はまだまだ本格化していないが、この段階で投機筋が空売りの買い戻しを急いでいるところを見ると、日本株の調整局面は終わりの始まりに入ったと感じられる。日経平均...