ヤマモト

ブログ(会員限定)

マッチポンプ

今日、株式相場は世界的に急反発している。朝方、上海総合株価指数が40ポイント以上も下げて嫌なムードが漂う場面もあったが、結局、上海市場もプラスで引けた。日経平均先物は夕場で1万650円と大証終値比で120円高と一段高になってきた。 ロンドンのFT100指数も215ポイント高、ドイツDAXも230ポイント高と、いずれも4%以上の値上がり。先週末から目先的に日本株はいたん自律反発があってもおかしくない段階にきたとライブドアのブログで書いていたが、今週は突発的な世界同時株安の反動による修正高の局面になるのは間違いなかろう。 ポイントは、EUとIMFによるギリシャ支援決定と、ユーロ圏支援基金が事前報道の8兆円前後から最大90兆円と10倍以上の規模になったこと、それにECB(欧州中央銀行)が加盟国の国債を市場で買い支えることを決めたことである。 これでリーマン・ショックの再来を阻止することができそうだし、必要以上に十分な株価の調整ができた点で、今週は買い戻しによる急反発が期待できる銘柄が増えそうだ。中国のバブル崩壊不安は付きまとうものの、短期的にはリバウンド狙いの買いを入れる局面だろう。好業績の...
ブログ(会員限定)

きのうのNYダウ暴落の原因とされる誤発注は意図的なものか

きのうのNYダウは一時998ドル安と87年のブラックマンデー以来の下落率を記録した。大引けでは347ドル安だから、チャート上ではなんと650ドルの下ヒゲを引いている。NYダウ採用銘柄のP&Gと3Mに対し、シティグループから大量の誤発注が出されたと見られている。 ちなみに、P&Gの株価はきのう61ドル91セントで始まり、大引けは60ドル75セントと1.4%下落したに過ぎないが、ザラ場では39.37ドルまで30%以上も暴落している。しかも、ニューヨーク市場では56ドルまでしか下げていないのだ。この安値はナスダック市場や電子取引所だけで、しかも2時40分過ぎの10分間だけの暴落だった。同様に3Mも大引けでは2.4%の下落だが、ザラ場では一時21.4%暴落した。 たった30銘柄しかないうちの2銘柄の暴落をきっかけに、リスク回避のプログラム売買が次々に発動されて、ダウは一時ほぼ1000ドルの下げになったことになる。現時点で詳細は不明だが、おそらく今回のNYダウ大暴落は、オバマ政権が医療制度改革の次に位置付ける厳しい金融規制=ボルカー・ルールを議会やウォール街に呑ませるために仕組んだ“罠”だったと...
ブログ(会員限定)

世界規模でヘッジファンドが仕掛け売りに動く PARTⅡ

ギリシャ国債の大幅格下げがポルトガルやスペイン、さらにルーマニアなど欧州新興国の金融危機に拍車をかけつつある。具体的にはこうした財政危機にある国からの資金流出(海外マネーの本国回帰)→国債の利回り急上昇→国の資金繰り不安→さらなる格下げ、という悪循環が起きているわけだが、これはリーマン・ショック時と非常に似通った状況である。 また、こうした国際金融不安に乗じて、ヘッジファンドが世界規模で「ユーロ売り(ドル買い)・株売り」に動いていることは前回お伝えした通り。しかも、アイスランドの火山の再噴火や、史上最悪の原油流出事故となったメキシコ湾の爆発事故、それに中国メガバンクの5兆円規模の巨額増資といった悪材料が重なり、ヘッジファンドにとってはまさに絶好の仕掛け場となっている。 日経平均は75日移動平均1万668円の一歩手前、1万695円で大引けを迎えた。ほぼ今日の安値引けだが、前回2月の調整局面でもこの75日線を若干割り込んだところで下げ止まっていて、この75日線が株価の下支えラインになりそうな気配である。 ただし、TOPIXは75日移動平均が941ポイント、それに対して今日の終値が956ポイ...
ブログ(会員限定)

世界規模でヘッジファンドが仕掛け売りに動く

格付け会社S&Pによるギリシャ国債のジャンク債への格下げで、ヘッジファンドが世界規模で「株売り・ユーロ売り」を仕掛けている。この影響をモロに受けて、今日の日経平均は287円安と急落した。しかし、先週から維持している1万800円台半ばの安値を割り込まなかったことで、基本的にはボックス相場の範囲内と見ていいだろう。 ただし、前回書いたように「稀に見る買い場」ではなくなったと考えるのが無難だろう。ヘッジファンドが勢いづいたことで、世界的に高値圏にあった株価はもう少し売り込まれる危険性があるからだ。ここは投資スタンスを中立に戻しておきたい。 ゴールデンウィークで日本の投資家は開店休業となり、この間、CMEやグローベックスで日経225先物が大きく売り込まれる危険性はある。すでに本日の日経225先物の“夕場”では、大引けの1万924円を80円下回る1万840円まで売られていて、出来高も18:45現在で1万2000枚と異常な高水準に達している。 一過性の仕掛け売りとは思われるが、世界同時株安の様相を呈しているだけに、ここは慎重にならざるを得ない。 金曜日はお休みします。
ブログ(会員限定)

稀に見る買い場到来

証券会社やそのシンクタンク、日経新聞などから、上場企業の今期の増益率の予想がぼちぼち発表されている。おおむね主力企業の予想増益率の平均は30~60%程度といったところだが、それでもこれから株を買おうと思っている投資家には心強い数字である。まさに業績を買う業績相場が本格的に始まろうとしているわけで、1月ごろまでの金融相場(超低金利と過剰流動性による不景気の株高)とはまったく違う、力強い相場になる可能性がある。 先週木曜日のブログで「低PBR株に注目」としていくつか銘柄を挙げたが、その中で三菱製鋼(5632)が今日、18円(8%)高の241円となり、東証一部値上がりランキング22位に入った。同様に、加藤製作所(6390)も6%高の225円と急騰した。 注目銘柄には挙げていないが、今日、値上がりランキング2位になった自動車部品のTBK(7277)は、今期の業績予想を営業利益、最終利益とも1億円から4.5億円、6.6億円に修正したという材料で80円(32%高)ストップ高買い気配で終わった。先週末のPBRが0.4倍という低さで、かつ、大幅上方修正が好感された形だが、やはり低PBR+低位株+増額修...
ブログ(会員限定)

ゴールデンウィーク直前まで調整濃厚 PARTⅣ

今日も日経平均は一時84円安まで下げ、きのうのザラ場の安値を1円更新した。しかし、これはダマシが多いとされる「一文新値」(格言では「一文新値は鬼より怖い」で有名)の範囲内だろう。もし日経平均が3桁、あるいは4桁だったら、無視されている数字である。 市場では日経平均が25日移動平均を下回ったことで、連休仲に一段の下落があるとの見方も根強い。しかし、これは「木を見て森を見ず」だ。TOPIXは今日わずかながら上昇し、ほぼ25日線上を維持している。TOPIXは日経平均のように25日移動平均を終値ベースでは一度も大きく割っていないのである。 マザーズ、ジャスダックなどの新興市場は東証一部の先行指標になることが多いのだが、売買代金の多いマザーズの指数は今日で3日連騰して終値ベース(497ポイント)で年初来高値を付けている。ヘラクレス、東証二部指数も2日連続で年初来高値を更新。やはり、東証一部も調整局面は終わりつつあると見ていいだろう。 もちろん、ギリシャ問題やアイスランドの噴火、ゴールドマン・サックスの訴追を含む米金融規制改革など、外部環境が悪化して相場の調整が長引く恐れはあるが、個人の投げ売りや...
ブログ(会員限定)

ゴールデンウィーク直前まで調整濃厚 PARTⅢ

前回月曜日に、「あともう1~2回、3桁の下落があれば突っ込み買いの急所になる可能性がある」と書いた。今日のザラ場の日経平均220円安は、まさしくその急所だったかもしれない。 安全策で行くなら、以前から指摘しているようにゴールデンウィーク直前の来週26日以降に買いに入るのが無難だが、今日の急落局面ではCTA(商品投資顧問)が指揮するヘッジファンドの売り仕掛けに、連休前で浮足立った個人投資家が乗せられた形になり、利食いや投げ売りを急いだ人が多かった。そういう投げ売り状態の時に思い切って買い向かう度胸も必要かもしれない。 「初押しは買い」という相場格言が教えるように、今回の調整局面で投資妙味がある株は、基本的に相場の若い銘柄だろう。そうは言っても、昨年3月の大底から全体的に大幅な水準訂正が進んでいるため、相場の若い銘柄などほとんどない。しかしながら、その大底からの上昇率が小さい銘柄、言い換えればリーマン・ショック前の高値に比べて2分の1、3分の1程度のとどまっている銘柄は少なくない。 この条件を満たして、かつ、低PBRな銘柄が、連休明け後の物色対象になってくると思われる。まだ買い場とは言い切...
ブログ(会員限定)

明日、更新とさせていただきます。

お世話になります。都合により明日の更新とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
ブログ(会員限定)

ゴールデンウィーク直前まで調整濃厚 PARTⅡ

4月に入ってから狼少年のように「調整が来る」「下落が来る」と言ってきたが、やはりそれなりにきつい下げに見舞われてしまった。アイスランドの噴火と、SECによるゴールドマンの訴追の行方次第だが、噴火の方は欧州の航空便の50%程度が運行可能になったとされ、閉鎖されていた空港も再開が相次ぐ見通しだという。 あとは1ドル=91円台に入った円安と、上海市場の急落(19日は150ポイント、4.8%安)が気になる。円高で輸出関連株の下げに拍車がかかると、日経平均は13週移動平均の1万618円近くまであっさり下がるリスクはある。ただし、すでに日経平均は5日の1万1408円から今日までにちょうど500円下落しており、昨年4月のゴールデンウィーク直前までの下落幅575円に迫ってきた。 あともう1~2回、3桁の下落があれば、いわゆる突っ込み買いの急所になる可能性がある。安全策なら、以前から指摘しているようにゴールデンウィーク直前の今月26日以降に買いに入るのが無難だ。いずれにしても、ようやく押し目買いのチャンスが接近してきたわけで、ここからは打診買いの準備をしておくべきだろう。 相場の底が入る時は、値幅の大き...
ブログ(会員限定)

ゴールデンウィーク直前まで調整濃厚

昨日も書いたが、やはり4月5日から調整局面に入っているので、日経平均は大した悪材料が出なくても下振れしやすい。きのうのNYダウは1年半ぶりの高値で終わったし、欧州市場も軒並み高だった。 悪材料といえば、火曜日以来、3日ぶりに1ドル=92円台に入った円高と、アジア株安くらいのものだ。それで日経平均が180円(1.5%)も下がるのは、やはり調整局面ゆえのことだろう。 やはり、ゴールデンウィーク直前あたりまでは、新規買いは見送って、持ち株のポートフォリオの入れ替えをやる時期ではないか。十分利食える銘柄を売って、出遅れ銘柄に乗り換えるといった基本的な投資戦略が非常に有効である。何もしないで調整が終わるまでじっとしているもの悪くないが、それは何年も同じ銘柄を持つ長期投資の戦略である。 いまは出遅れセクターとして不動産、海運、建設、低PBR株に出番がきている。