ヤマモト

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ドイツが中国と手を結んで米国に激しく反発

今日からG20財務相・中央銀行総裁会議が始まるが、いわゆる事前のシェルパの会議(事務レベル会議)は相当紛糾したようである。今回のG20はつまるところ、中国の人民元をいかにして切り上げさせるかが目的。その目的達成のためには、中国包囲網を作らなければならないのだが、どうやら例によってドイツが米国に猛反発しているという。仮に、G20の中で1対19の戦いになったとしても、中国が簡単に人民元の切り上げを呑まないことは、誰もがわかっている。だから、今回は搦め手(からめて)から攻めようと、米国は対GDP比の経常黒字を一定以下の水準(例えば4%以下とか)に抑える数値目標の導入を提案した。これにドイツが噛みついた。というのも、ドイツは中国よりも経常黒字が大きいからだ。ドイツの対GDP比の黒字額は6%超、中国が5%弱、日本が3%台後半といったところ。仮にこれを4%以下と決めれば、中国やドイツは輸出を減らさなければならず、結果的に通貨を安値に誘導することができなくなるというカラクリ。プラザ合意後のドル安誘導のときもそうだったが、日本と同じ輸出立国のドイツは、事あるごとに米国と対立した。87年のブラックマンデ...
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ヘッジファンドのドル売りポジション解消が本格化したら?

日経平均は今日、一時200円超の値下がりになったが、シカゴ市場の日経225は50円安の9480円で戻ってきたはずである。ところが、東京市場ではそこからさらに170円安い9310円まで下げた。原因は中国の3年ぶりの利下げ、それに伴う米国株の急落とされているが、震源地の中国では上海総合株価指数が朝安の後、切り返して5カ月ぶりの高値をつけている。確かにきのうのNYダウは一時226ドル安となり、2カ月ぶりの大幅安を記録。その急落の最中にシカゴの日経225が小幅安で終わったことが、むしろ不思議だった。この背景にあるのは、決算期が近付いたヘッジファンドがドル売りポジションを巻き戻していることだ。きのうの夜、円相場は一時1ドル=81円90銭近辺まで戻している。今後、ヘッジファンドのポジション解消で意表を突く円安が起こる可能性がある。円高一辺倒で投資戦略を立てるのは危険である。
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問題企業の行方

オバマ政権は、やはり中国に対する弱腰政策を変えられないようである。米財務省は、先週末に発表する予定だった為替報告書の提出を延期した。春(例年4月半ば提出)の報告書も結局、3カ月遅れで議会に提出することになり、結果的にオバマ民主党は中国への弱腰外交を批判されて支持率が一段と下がってしまった。中間選挙は11月2日のため、事実上今週から議員は地元に帰って選挙運動に専念することになり、議会は開店休業になる。つまり、オバマ大統領は為替報告書というカードを今回の中間選挙で使うことをあきらめ、選挙での大敗を受け入れる覚悟のようだ。あくまでも推測だが、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、バークシャー・ハザウェイ、GE、IBMといった中国と親密な米大企業から、「中国を為替操作国に認定するな」という相当な圧力がかかったと私は見ている。米国では政治の力よりも企業の力の方が優先されるからだ。中間決算の発表シーズンに入ったが、以前危篤状態にあると指摘したことのある不動産2社のうち、1社(L社)は取引銀行に見はなされそうだという。株価の下げ方や出来高の異常な多さから、そこがどこなのかはあえて書かないが、...
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中国を為替操作国に認定する可能性大

今日の夜、米財務省は為替報告書の提出期限を迎えるが、果たして中国を為替操作国に認定するかどうか。春の為替報告書は、提出を再三延期することで中国に対して人民元の切り上げを迫る形になったが、今回はそうはならないようである。というのも、11月2日の中間選挙に向けて、オバマ民主党は中国を本気で叩いておく必要があるからだ。予定通り今日の夜、中国を為替操作国に認定すると発表すれば、選挙前に3回の週末を挟むことになり、製造業などで働く労働者にも対中強硬策をアピールできる。オバマ民主党は現時点で上院(参議院に相当、今回の中間選挙での改選議席は全体の3分の1)、下院(衆議院に相当、全議席改選)とも過半数を占めているが、この中間選挙で下院の過半数割れは必至と予想されている。問題は、任期6年の上院選挙で大敗してしまうと、日本の参議院のように6年間苦労してしまう。上院で失う議席を最低限にとどめることができれば、2年後の選挙で下院は再び過半数を取り戻すことが可能だ。要は、上院の敗けを最低限にとどめるには、中国をこのタイミングで為替操作国に認定し、国民に外交でアピールするしかない。そのお膳立てをさせられたのが、日...
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前門の虎、後門の狼

日本株は国際的な大イベントをいくつも控えて、一段と動きづらくなってきた。まず、今週15日に米財務省による為替報告書の提出期限を迎える。中国を為替操作国に認定し、人民元の切り上げを迫って、11月2日の米中間選挙で与党民主党が劣勢を挽回するというシナリオだとされるが、弱腰のオバマ政権がそこまで踏み切れるかどうか。しかも、来月12日には韓国でG20が開催される。今回のG20では為替問題が中心議題になることが決まっているため、少なくともこれら3つの大イベントが全て終了するまでは、日本が円売り介入をするのはかなり難しいと見られている。確かにこういうスケジュールだと、円の史上最高値更新も時間の問題のように思えるが、さすがに1ドル=80円を突破すれば、米中間選挙前であろうが、G20前であろうが、日本政府は介入に踏み切るだろう。中国以外のG20加盟国は、ほぼ例外なく人民元の切り上げが現在進行中の通貨安競争の元凶であることを問題視している。それを中国に面と向かって言えないだけだ。人民元がドルと連動している以上、米国がドル安政策を進めれば進めるほど、人民元も安くなってしまい、為替を自由化しているブラジルや...
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REITの出遅れ修正

前回、日銀の追加金融緩和策が引き金になって相場の流れが変わったと書いたが、株価が本格上昇に転じるには、やはりデフレ脱却法案の成立を待つ必要がありそうだ。それはもちろん、円高が止まらないからだが、今回の追加金融緩和策には円相場を反転させるようなインパクトまではなかった。しかし、やはり日銀が量的緩和策の一環としてREITなどリスク商品を買うと表明したことは、不動産業界に大きな朗報となったのは間違いない。これまでの量的緩和策といえば、国債などリスクのない金融商品の買い取りや、大手銀行などへの貸し出しに絞られていた。このため、日銀はリーマン・ショック後に約40兆円もの量的緩和を行なったが、株式市場や不動産市場に資金が回らず、資産デフレが進む一方だった。これに対して、前回も書いたが、FRB(米連邦準備理事会)がリーマン・ショック後に行なった量的緩和策は、100兆円規模の不動産担保証券の買い取りを柱とした、総額140兆円もの資金供給である。この無謀なFRBの量的緩和策で、米国のREIT指数がリーマン・ショック後の底値から2倍前後に急騰しているのに対して、日本の東証REIT指数は4割程度しか上がって...
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大転換

きのうの日銀の追加金融緩和で、相場の流れが完全に変わったようである。きのうの金融政策決定会合は、もしかしたら歴史に残るような決定を行った可能性がある。具体的には、①政策金利を現在よりも0.1%ほど低い0~0.1%前後に引き下げ、4年ぶりにゼロ金利を復活させ、②5兆円規模の基金を設立して社債やETF(上場型投信)、REIT(上場不動産投信)、国債などを買い取るとした。やはり、何と言っても5兆円の基金を作ってリスク資産の買い取りに動き出すことにインパクトがある。FRB同様、リスクのある証券化商品まで日銀の買い入れ資産の対象にすることを表明する形になったが、これは規模は小さいものの、外国人投資家に日銀の変身ぶりを印象づけることになりそうだ。そもそも、リーマン・ショック後にFRBは1兆2500億ドル(約104兆円)もの不動産担保証券の買い取りを行なった(実質的にはFRBによる不動産の買い取りを100兆円規模で実施、国債の買取りを含めると1兆7000億ドル=約142兆円の量的緩和を敢行)。これに対して日銀は、総額で40兆円程度のリスクのない証券の買い取りや、資金供給にとどまっていた。この約100...
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輸出企業の業績悪化を経済対策で支え切れるか

補正予算4.8兆円と大型の追加経済対策が8日に発表される運びになった。この日はオプションSQなので、政府が株価を相当意識していることは確かだろう。先週も書いたが、自動車株や電機株など輸出関連株は超円高の影響をまともに受け、任天堂のように7-9月期に予想外の赤字に転じるところも出るだろう。任天堂は3Dの新型ゲーム機の販売がクリスマス商戦に間に合わず、来年2月にずれ込むことも勘案し、今期の売上高を当初見込みから3000億円、前期比23%減、営業利益を3200億円から2100億円、同41%減に引き下げた。この業績下方修正で任天堂の株価は一時20%近く急落したが、さいわい、日経平均に採用されていないため、相場全体に与える影響は限られていた。しかし、今月下旬から中間決算の発表シーズンを迎え、輸出関連株でこのような想定外の大幅下方修正が相次ぐ可能性があり、その悪影響を追加経済対策で埋め合わせることが果たしてできるのか、やや不安な面が拭えない。やはり、菅内閣はデフレ脱却法案を国会で最優先で審議し、一刻も早く株式相場と円相場のセーフティネットを張るべきだろう。
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日米関係の劇的な改善が相場を下支え

戦後最悪にまでこじれた日中関係がようやく改善してきた。何をするかわからない中国のことなので、今後も日本に対するレアアースの輸出禁止措置のような嫌がらせが相次ぐと覚悟しておくべきだろう。ただ、正直なところ、日中関係が極端に悪化したとはいえ、日本株は思ったほど下げなかった。円の対ドル相場が9月15日の円売り介入前の高値水準に近づいたのは、中国政府による円買い介入が原因の1つだと見ているが、それでも円高は思ったほど進んでいない。10月に入り、まさしく例年なら秋の金融危機のシーズンである。突発的な悪材料が出れば、日経平均が300円安、400円安などということも日常茶飯事のこのシーズンにしては、日本株はものすごく堅調に推移している。やはり、日米関係がほぼ1年ぶりに劇的に改善したことが効いているとしか思えない。
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本日お休みさせていただきます

お世話になっております。本日、都合によりブログのUPをお休みさせていただきます。よろしくお願いします。