ヤマモト

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日銀の異次元緩和の猛威 PART11

日経平均は今日も3桁の上昇となり、1万5000円台まであと220円程度に迫った。1万4000円台に乗せて、わずか5営業日足らずでここまで上昇するのは脅威的としか言いようがないが、現在の1万4000円台から1万6000円までは累積売買代金が非常に少なく、日経平均は真空地帯を駆け上がっているのが実情だろう。ただし、気になることがいくつかある。1つはREIT(上場不動産投信)が急落していることだ。今日、東証REIT指数は日銀が2営業日連続で6億円の市場介入(買い入れ)を行なったにも関わらず、4.3%安の1426ポイントまで急落した。一時は1408ポイントまで下げ、75日移動平均(13日は1434ポイント)を昨年7月以来、10カ月ぶりに割り込んだ。REITを専門に組み入れているオープン型のREIT投信を個人投資家が大量に解約し、個別株や他の株式投信に資金を移していることが原因との見方が多い。近く上場するREIT「野村不動産マスターファンド」を買うための換金売りとの見方もあるようだが、いずれにしても日経平均やTOPIXが急伸する一方で、REITが4月5日の年初来高値1717ポイントから300ポイ...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART10

おとといの証券スクールの株式講演会で、円相場について「100円手前で長く保ちあったので、1ドル=100円を突破したら一気に大幅な円安になる可能性が大きい」と予想した。きのうの深夜の段階で、あすのオプションSQに絡めて再び1ドル=100円にトライするとは思っていたが、「またギリギリで押し戻される」とつぶやきながら、携帯電話のスイッチを切って寝た。朝起きて驚いたのは、1ドル=101円に迫っていたことである。今日の午後1時過ぎに株式新聞の編集長と電話で「凄まじいことになってますねえ」などと言い合いながら、「この調子では、あっという間に1万5000円台に台替わりする」と直感した。編集長も同意見だったようで、「むしろ過熱感はない」とあきれていた。バブル時代もこういう不思議な感覚にとらわれることがよくあった。前回、「アイフル(8515)やアコム(8572)などノンバンク株は、総じて投資信託と見られる大口の買いが継続しているようだ」と書いたが、やはりその分析はズバリだったようで、アイフルは今日、いちじ前日比220円高の1440円までぶっ飛んだ。出来高も1億770万株と、10営業日ぶりの1億株乗せとな...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART9

今年のゴールデンウィークはやはり危機にはならず、フタを開けてみれば3、4、5、6の4連休中に日経平均はシカゴの先物で540円も急騰して、一気に1万4000円台へと代替わりしてしまった。ただ、今日は昼過ぎにマザーズ指数が急落して肝を冷やす場面があった。これには少々、解説がいる。マザーズ指数は4月1日、2日と急落して、2日間で一時15%を超える下落率となった。その4月2日の安値が548ポイントである。そして、そこからわずか1カ月余りの今日の午前中、マザーズ指数は1083ポイントの高値をつけた。1カ月強で約2倍という恐るべき上昇率を記録したのである。これで警戒感が一気に高まって、昼過ぎからマザーズ市場の主力株に投げ売りが急増した。マザーズ指数は今日の午前中、前日比で9%以上も急騰していたのだが、わずか30分で前日比3%安まで急落した。引けは3.2%高の1029ポイントとなったが、高値圏で大きな上ヒゲを引くことになった。チャート分析をかじったことのある人が見れば、非常に不気味に感じることだろう。きのうのテレビ東京の「ガイアの夜明け」で、タカラバイオの制ガン剤を取り上げたため、同社や親会社のタカ...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART8

日経平均は1万4000円の大台を目前にして、今日は41円安と足踏みとなってしまった。日銀金融政策決定会合も現状維持で大きな材料とはならず、為替相場もきのうの日本時間夜11時のNYカット(通貨オプションの権利消失)も波乱なく通過した。しかし、これはむしろ凄いことで、来週からの日本のゴールデンウィークを控えて、ヘッジファンドなど投機筋の売り仕掛けが一気に出そうなタイミングで、波乱がないということは、相場がそれだけ強いことの裏返しと考えられる。個人投資家は連休控えでかなり手仕舞い売りを出していると見ていい。去年の11月からアベノミクスに期待して買っている投資家の場合、信用期日が迫った銘柄も少なくないだろう。現在の信用買い残から考えて、期日売りは1日あたり100億円程度と思われるが、東京市場はそれをまったく苦にせず、連休前の1週間で日経平均は約570円も上げている。やはり、今年のゴールデンウィークは危機ではなく、底堅い相場になるのではないか。前回も少し書いたが、不動産流動化のNECキャピタル(8793)がこの数日急落している。きのうの引け後に決算発表があり、前期(13年3月期)はほぼ四季報の予...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART7

今日の日経平均は313円高の1万3843円と、1万4000円の大台が目前に迫ってきた。さすがに、これまで急伸してきた含み資産株やノンバンクは一服し、やや出遅れの輸出関連株や三菱自動車などの低位大型株が活況となった。それでもアイフル(8515)は15円高の1095円とプラスを維持。売買代金も1400億円とSBI(8473)に次いで東証第2位につけた。直近の講演会で取り上げたオリックス(8591)も69円高の1475円で売買代金上位17位につけている。イー・ギャランティ(8771)も30円高とプラスを維持して引けた。比較的大きく下がったのはポケットカード(8519、49円安の886円)、NECキャピタル(8793、150円安の4050円)、ジャックス(8584、22円安の676円)くらいで、それも大した下げではない。NECキャピタルについては、売り板の感じが、かつてのいちごグループホールディングス(2337)やケネディクス(4321)に似ていて、上値では大量の売り注文があるものの、それが下に降りてくるわけでもなく、また、株価が急伸しそうになると、どこからともなく売り注文が出て、買い板が潰さ...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART6

きのうは株式講演会(FP研究所主催)が文京シビックセンターで朝10時からと、午後1時半からのダブルヘッダーでやったので、疲れ果てた。いつもは毎月最終日曜日の午後の1回だけだから、休日気分でやれるのだが、さすがにきのうのダブルヘッダーで懲りた。とは言うものの、きのう取り上げた銘柄(ノンバンク、含み資産株がほとんど)は今日、ストップ高2銘柄を含めて値上がりランキング上位に入ったものが多いので、参加者にとってはいい講演会だったのかもしれない。次回は4月26日モーニングスター社主催の講演会となるが、ゴールデンウィーク中の相場をどう読むか。そこがポイントになる。ストップ高したのはイー・ギャランティ(8771)とJトラスト(8508)。Jトラは3560円で寄り付き、10時過ぎに3465円まで売られたのだが、後場になって様相が一変して、3時過ぎに700円ストップ高の4140円と年初来高値を一気に更新した。大引けは660円高の4100円だった。Jトラについては先月の講演会で目標株価を1万円としたのだが、意外に早く達成してしまうかもしれない。神奈川中央交通(9081)も一時ストップ高目前の99円高、74...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART5

ボストンマラソンでの爆発事件と、オバマ大統領や上院議員などに送付された劇薬騒動、それにテキサス州での肥料工場爆発事件が重なった結果、NYダウは先週11日の史上最高値から300ドルほど値下がりした。これほどの大事件が連続して起こっても、この程度の値下がりで済んだということに、むしろ驚きを感じる。肥料工場の爆発は、原因がまだ究明されていないから、前述の2つの事件と関係があるのかどうか、謎のままである。ただ、関係ないにしても、前述の2つの事件が株価や商品相場を急落させようとする勢力(投機筋を含めて)が何らかの形で関わっていると私は見ている。こういうことを書くと、「陰謀論はいい加減にしろ!」と言われそうだが、この事件で誰が一番得したかを考えれば、誰が一番疑わしいかは自明の理である。現在4月19日午後6時だが、日経225先物は1万3460円と、現物終値より150円ほど値上がりしている。今日はNY市場のオプションSQだから、それに絡んだヘッジファンドなどのポジション調整が一気に起こっているのだろう。今日のG20で大した材料が出ないだろうことも、日本株には追い風になるだろう。個別では含み資産株の上昇...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART4

北朝鮮のミサイル騒動が15日の金日成生誕記念日で終わったかと思いきや、今度はボストンマラソンでの爆発事件、さらにはそれと同時に起きた金や銀をはじめとする商品相場の大暴落を受けて、きのうの株式相場は世界的に急落した。しかし、まだ爆発事件がテロかどうかもわからない中で、きのうのNYダウは157ドル高と急伸、今日の日経平均も161円高と急反発して終わった。去年までなら、日経平均は3日連続で3桁の下げになりそうな悪材料が一気に噴出したわけだが、わずか1日で大きく切り返すところを見ると、それだけ猛烈な押し目買い圧力が存在するということだろう。今日大きく買われたのは、マザーズやジャスダックのIT関連やバイオ関連などで、要は先物やオプションなどとの裁定取引ができないうえに、空売りも入らない一方通行の銘柄が急伸している。中でも、ソフトバンクのTOBによる子会社化が決まっているガンホー(3765)が7万円ストップ高買い気配となり、分割修正後の年初来高値を大幅に更新したのが目立った。来週から決算発表シーズンに入ることもあり、しばらくは値動きの軽い新興市場株や小型材料株の一本釣りが続くと見ていいだろう。当ブ...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART3

北朝鮮のミサイル騒動に加えて、14日の淡路島の大地震が投資家心理を大きく冷やしたようである。きのうの朝には、私の住んでいる栃木でも震度3の比較的大きな揺れがあり、ベッドから飛び起きた。東京でも震度2の揺れがあったそうだが、肝を冷やした投資家がさぞ多かったことだろう。おまけに、夜の9時から放送されたNHKスペシャル「MEGAQUAKE」で、恐怖心が煽られた気がする。今日の日経平均は220円安まで急落したあと、午後2時40分くらいには100円安くらいまで急速に戻していた。しかし、引け際10分で再び100円近く押し戻されてしまった。結局、208円安とほぼ安値圏で引けることになったが、今日で北朝鮮問題はいったん材料出尽くしになりそうだ。地震のほうは、まだとても織り込まれたとは言えないが、余震の規模がそれほど大きくならなければ、徐々に安心感が広がっていくと思われる。蛇足だが、いま店頭に並んでいる写真週刊誌「FRIDAY」に私の記事が出ているので、ご参考まで。地震については、確かに信用取引をされている方は、維持率を50%以上に引き上げるとか、担保の現金比率を増やすとか、同じ銘柄の2階建ては極力避け...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART2

北朝鮮のミサイル騒動のせいで、異次元緩和の発信地である日本株の値上がりに勢いがなく、むしろ米国株の方が勢いよく上がっている。しかし、そのミサイルの悪材料も15日の金日成生誕記念日までとの見方が有力で、16日以降は株式市場を覆っていた暗雲が晴れると見ていいだろう。一方で、気になるのが、来週後半から決算発表シーズンが始まることだ。これと5月の連休が合わせ技で「ゴールデンウィーク危機」を誘発しやすいのだが、今年は「ゴールデンウィーク・ラリー」になるような気がしてきた。というのも、北朝鮮のミサイル騒動が幸いして、日本の投資家だけでなく、世界の投資家が日本株の買いを、この1週間かなり手控えてきた。逆に、“もしも”に備えた機関投資家やヘッジファンドなどのヘッジ売りが相当入っていたようで、来週火曜日からはヘッジ外しの買いも見込まれる。前回書いたように、マネタリーベースをわずか2年間で2倍の270兆円にするということは、本当にとんでもないことで、日経平均が1000円上がったくらいではとても織り込めるようなちんけな材料ではないのだ。私は日経新聞など日本の大手紙を読んでいないので、どういう解説がなされてい...