排出権

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羅針儀Vol.140 09年2月26日号 環境バブルへGO!

「気候変動の原因となる温室効果ガス排出を減らすためには、その排出に課金する必要がある。炭素プライシング政策では、途上国を含む、あらゆる経済圏に対して炭素排出への課金を働きかけねばならない。そして炭素排出にかかる価格を世界共通にする必要がある。炭素排出権の価格が世界共通でない場合、温暖化緩和コストは少なくとも50%増加する」  これは昨年4月に出されたIMF(国際通貨基金)の「世界経済見通し(ワールド・エコノミック・アウトルック)」から抜粋したものである。IMFが国際機関であるにも関わらず、完全に米国の操り人形と化しているのはいまさら言うまでもない。この報告書では、冒頭の要約にある通り、二酸化炭素の排出に課金をして、その相場を世界共通にしようと言っているのだが、その方法として「途上国を含む世界各国が炭素税や排出権取引の導入をすべきだ」と述べている。これを私流に解釈すれば、「排出権を炭素通貨として世界共通通貨に仕立てるべきだ」と読める。