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羅針儀Vol.141 09年3月12日号 自動車販売の激減がもたらした日本経済の大幅マイナス成長 販売回復がなければマイナス20%成長も

トヨタやホンダなどのメーカーから街の自動車ディーラーまで、今や日本の自動車産業の規模は70兆円にも達する。一方、その川上や川下に位置する鉄鋼、非鉄、石油化学、ゴム、ガラス、塗料、電子部品、損害保険、自動車ローンなどの関連産業を合わせると、実に日本のGDPの約半分を自動車関連産業が稼ぎ出しているという。ところが、2008年の自動車業界の売上は概算で前年比15%減少。関連産業を合わせると、全体では40兆円以上の減収となり、これが第一次オイルショック以来の2桁マイナス成長(08年10-12月期のGDP成長率は年率換算でマイナス12.1%)の“負の原動力”と見られている。ちなみに、日本のGDPは概算で550兆円だから、550兆円×マイナス12.1%=マイナス60兆円で、これは自動車関連産業の減収額に近い金額になっている。
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羅針儀Vol.137 09年1月8日号 環境バブルと米自動車業界再生のシナリオ ~PARTⅡ~

●石油産業を守る「H2GO」昨年11月、ロサンゼルスで開かれた自動車見本市SEMAでひときわ注目を集めた車があった。ロン・モーター社(RMC)が出品したエコカー「スコーピオン」だ。水とガソリンで走るこのスポーツカーは、450馬力のモンスターカーであるにも関わらず、リッター17キロという低燃費を実現。最高時速は320キロ。ホンダ製のツインターボ3.5リットルV6エンジン(ホンダが米国で販売する最高級ブランドACURA TL Type-Sに搭載されているエンジン。日本ではレジェンドクラス)を搭載し、クロームモリブデン鋼の頑強なシャーシとカーボンファイバーの超軽量ボディを組み合わせることで、車重は1トンを切る。価格は15万ドル(約1350万円)。この車の最大のポイントは、“H2GO”という水素供給システムにある。基本的にはガソリン車なのだが、車内で水を電気分解して水素を取りだし、ガソリンと混ぜて燃焼させる仕組み。こうすることで燃費が15~33%向上し、排気ガスも綺麗になるという。にわかには信じられない話だが、「スコーピオンがそれを証明してくれる」と同社のロン・マクスウェル社長は言う。