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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART16

今日は日本時間午後2時に発表されたオランダの半導体製造装置世界最大手ASMLの失望決算で一気に相場が暗転した。日経平均は朝方の300円安から後場寄り直後にプラス圏に戻る場面があったが、ASMLの決算発表直後から300円弱下げて大引けは509円安の安値引けだった。朝方はASMLが台湾のTSMC(台湾積体電路製造)に続き好決算を発表するとの期待で、半導体関連株が全面高に近い状態になったが、見事にその期待が裏切られた格好だ。ただ、震源地であるはずの欧州市場は、昨日の急落の反動もあって日本時間午後4時半現在はフランスを筆頭にドイツ、イタリア、イギリス市場ともに軒並み高の展開になっている。日本株が海外の悪材料にめっぽう弱いのは今に始まったことではないが、今日は米の年内利下げなし予想を織り込む形でのリスクオフで短期筋の持ち高解消が一気に起こったと考えられる。もちろん、その中にはヘッジファンドの売り仕掛けも多分に入っていると見て間違いない。テクニカル面で見て、日経平均がダブルトップを打ち、下落トレンドに転換したと見るテクニカルアナリストが増えている。すでに先月22日の日経平均の最高値4万187円から...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART15

イランがイスラエル本土に報復攻撃を行なったことで、中東情勢は一段と緊迫化してきた。スエズ運河だけでなくペルシャ湾の船舶航行にも影響が出ており、資源価格の上昇によるインフレ再燃懸念が高まってきた。私は以前から書いたり喋ったりしているように、米国の年内の利下げはないと見ているが、最近まで年内3回の利上げ予想をしていた大方の専門家でさえ、「年内利下げ無し予想」に傾いてきそうである。今日は日経平均が朝方約700円急落したが、大引けは290円(0.7%)安まで下げ渋った。一方でTOPIX(東証株価指数)と東証スタンダード指数、東証プライム指数はいずれも0.2%安と小幅な下げにとどまり、バリュー株に押し目買いが入っていたことを裏付けている。ちなみに、旧マザーズ指数(グロース250指数)は今日、年初来安値を更新した。今日は総合商社や非鉄株など資源エネルギー関連株の上昇が目立った。中でも私が講演会などで盛んに取り上げてきたK&Oエナジーグループ(1663)が6.1%上昇してプライム市場の値上がりランキング19位に入った。今日の急騰でやっとPBR(株価純資産倍率)1倍をギリギリ回復したが、次世代太陽電池...
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4月の絆の会の録音情報は17日に録音です

4月の録音情報 お申し込み受付中!4月17日(水)に収録、音声ファイルは当日夜に送信します。録音CDは翌日発送。お申込みはこちら
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART14

前回予告したように、10日発表の米CPI(消費者物価指数)が上振れしたため、円相場はついに152円の壁を突破した。12日午後4時現在は153円20銭台で推移している。22年10月と昨年11月の高値がともに1ドル=151円90銭台で、直近でもそれが円安の下限なってきた。本来なら、それほどの大きなフシを1年半ぶりに突破したのだから、もっと円安が進んでもおかしくはないはずである。しかし、154円台に入ると、昨年12月末の円の安値140円20銭台からの下落率が10%を越えることになり、そこは円買い・ドル売りの市場介入ポイントになるとの見方がある。これまでは3カ月で円の下落率が10%を越えると、市場介入を実施してきた経緯があるようで、今はそれが警戒されている。ただ、昨年12月の140円台は瞬間風速的な円高であり、今年1月半ばには148円台まで再び円安が進んでいる。チャート面でもドル円相場の26週移動平均は148円近辺、13週線が149円台にあるため、大規模な介入を実施した22年10月のような急激な円安とは言えず、いわゆるスムージングオペレーションだとしても、市場介入はかなり難しい感じになっている...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART13

今夜の米CPI(消費者物価指数)発表を控えて、株も為替相場も売買が手控えられて小動きに終始した。日経平均は191円安と反落したが、取引時間中の値幅は上下200円に届かなかった。ドル円相場も151円50銭台から90銭台までのレンジで推移。日本時間で今夜9時半に発表されるCPIがどうなるかで、株も為替も急変動が予想される。3月の米CPIは市場予想で3.4%上昇だが、これを大きく上回ると米利下げ期待が一段と後退する。現時点で年内の利下げ回数は3回がコンセンサスだが、それが2回ないしは1回に修正を迫られるかもしれない。すでに年内利下げなし予想も少数派だが、あり得るシナリオとして認知されている。私は以前から米国の政策金利の巡航速度は5%程度と現行水準(5.25から5.5%)が妥当と見ているので、予想としては「年内利下げなし派」である。前回22年9月の円買い介入は岸田首相の訪米時に行なわれた。その連想もあり、現在岸田首相が訪米中のタイミングで米CPIの発表を控えているため、今回も円買い・ドル売り介入があると見る市場関係者もそこそこいるようである。強いドルを標榜するバイデン大統領にとって、大統領選挙...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART12

日経平均は354円高の3万9347円と急反発したが、先週末の下げ幅の半分にも届いていない。ただ、TOPIX(東証株価指数)は25.7ポイント高の2728.32ポイントと、先週末の下げ幅の9割近くを取り戻し、25日移動平均線(2726ポイント)を上回って引けた。これは日経平均への寄与度が高い値がさ株に比べて時価総額が大きい銀行や自動車などの大型バリュー株が買われたことを示している。今週は週末にオプションSQを控えているため、水曜日か木曜日あたりに再び売り仕掛けが活発化しそうな気配だが、その一方で、今月下旬から始まる決算発表に向け、来期の好業績予想や株主還元の拡大、あるいはMBO(経営陣が参加する買収)や親子上場の解消などを発表しそうな銘柄の先回り買いが増えるだろう。すでに先週末にはNTTデータが取引先だが資本関係のないシステム開発のジャステック(9717)を先週末終値から37%のプレミアムをつけたTOB(株式公開買付け)価格で完全子会社化を目指すと発表。そして今日はみずほ系の不動産会社ヒューリックが持ち分法会社のリソー教育に5割近いプレミアムをつけてTOBすると伝えられた。決算発表シーズ...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART11

インフレ懸念の再来で米国の利下げは一気に遠のきつつある。1日にイスラエルがシリア国内のイラン大使館周辺を空爆したことを引き金に原油価格が急騰したことで、利下げシナリオが突然狂い始めた感じである。NYダウは昨日までに4日続落し、下げ幅は1200ドルを越えた。また、昨日はNYダウ、ナスダック指数、S&P500指数がそれぞれ今年最大の下げ幅を記録した。これに連れ安する形で、昨日急反発して一時4万243円まで上げた日経平均は、そこから今日のザラ場安値まで約1500円も下げた。今夜は相場の波乱要因となる米雇用統計の発表がある。これで市場予想を上回る数値が出ると、米国の利下げ期待は一段と萎み、年内利下げなしとの見方も増えるかもしれない。私は元々、講演会などで米国の金利水準は現在の5%前後が巡航速度になると予想してきたので、年内利下げなしは当然と受け止めている。ドル円相場についても、2年前に「3年以内に1ドル=160円、長期的には240円」と予想して、その後も全くこの予想は変えていない。私の講演会での質問でも、受講者の方が日経や米メディアなどの円高転換予想や年内3回以上の利下げ予想に毒されている人が...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART10

日経平均は387円安と大幅反落し、新年度に入って3日合計で900円超の下げとなった。前回も書いたように、国内機関投資家の期初の益出し売りが急落の主因と見て間違いないが、今日は米国株の急落や、寄付き直前に起きた台湾大地震の影響も大きかったと見られる。ただ相場の中身を見ると、ファーストリテイリングだけで日経平均を154円ほど押し下げたほか、アドバンテストやソフトバンクグループ、信越化学など半導体関連株だけで100円超下落するなど、日経平均採用の値がさ株が集中して売られた格好だ。プライム市場の約4割の銘柄が値上がりしたため、相場の地合いは株価指数の急落ほど悪くなかった印象だ。日経平均が約1%下がったのに対し、TOPIX(東証株価指数)、東証スタンダード市場指数、プライム市場指数の3指数は0.2%台の下落にとどまった。この比較から見ても、今日はバリュー株優位の展開でPBR(株価純資産倍率)1倍割れ銘柄が値上がり上位に多くランクインした。プライム市場では値上がりランキングベスト10のうち、半分の5銘柄がPBR1倍割れである。最近目立つのが電力・ガス、石油、非鉄株など資源エネルギー関連株の上昇だ。...
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本日はブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっております本日は打ち合わせのため、ブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願いいたします
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART9

日経平均は4万円の大台を維持して3月期末を通過した。今日の終値は201円高の4万369円で、終値ベースの最高値からは450円ほど低い水準になる。それでも期末の配当落ち分が約264円あるため、最高値からは実質190円安で期末を通過したことになる。来月1日からの日経平均銘柄入れ替えに伴う売りが昨日、今日で約4300億円発生したと試算されていることを考えると、昨日こそ日経平均は600円ほど急落したものの、相場の地合いは恐ろしく強かったとも言えるだろう。来月から新年度相場がスタートするが、4月の初めには例年国内機関投資家の益出し売りが一時的に急増する傾向がある。去年も3月期末の日経平均は2万8041円だったが、翌週には一時600円ほど下げて2万7427円をつける場面があった。実は23年度の最安値がこの2万7427円なのである。2年前は3月期末が2万7821円だったが、2週間足らずでそこから1500円ほど下げた。今期もそのアノマリー(理論では説明できない規則性)通りになるかはわからないものの、警戒しておくべきである。もちろん、内外の機関投資家や個人投資家で日本株の大相場に乗り遅れた向きは多いため...