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米国が民主党政権誕生よりも許せなかった北方領土返還

別に言い訳するつもりはないのだが、日露首脳会談でロシア側から北方領土返還の新提案が出されなかったのは、やはり、崖っぷちの麻生総理がロシアの交渉相手としてふさわしくなかったからだろう。北方領土問題特別措置法が、わざわざ日露首脳会談の直前の7月3日に成立させたというのも、麻生総理の指導力のなさというか、戦略のなさが見事に露呈した証拠である。「北方領土は日本固有の領土」と法律に初めて明記したわけだから、北方領土を半分返そうとしているロシア側が激怒するのも無理はない。麻生総理に指導力や戦略があったなら、そもそもこんな法案は国会に提出されることもなかったに違いない。 逆に言えば、日露首脳会談直前に北方領土問題特別措置法をあわてて審議し、成立させたのは、5月のプーチン首相来日時に、本当に北方領土の半分を返す裏合意ができたからとも思える。つまり、本当に返ってきそうだったから、それを是非とも阻止しようとした米国が動いたと思われるのだ。日露が親密になるのは、米国にとって民主党政権が誕生するよりも避けなければならなかった事態だったのだろう。
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急浮上した「原油建て玉規制」の波紋

日経平均株価はリーマン・ショック以来の7日続落となった。今日はオプション取引最終日だったこともあり、完全に売りを仕掛けられた格好だ。SQ直前に急落するのは弱気相場に転換する予兆と言ってもよく、しばらくは警戒が必要だろう。それにしても、平均株価の7日続落というのはそうそう経験できるものではない。ちゃんと数えたわけではないが、90年のバブル崩壊後から数えても、10回はないと思う。この点では、「陰の極」に差し掛かったとも考えられる。ただ、円相場が1ドル=91円台まで急上昇した以上、個人から機関投資家まで、おいそれとは押し目買いを入れるわけにはいかないだろう。今回の急落が仕掛けられたというか、「してやられた」と思うのは、昨日8日に米商品先物取引委員会(CFTC)が「原油先物取引の持ち高規制を検討する」と表明したからだ。確か穀物については5月に「CFTCが持ち高規制を検討」と報じられたと記憶しているが、その時は原油が規制対象から外れていた。これで私も「原油は規制しない方向なのだな」と思ったものだ。ところが、サミットで主要17カ国の首脳が留守の間に、こうした金融市場を揺るがす規制策を発表するのは、...
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明日、更新します。

本日はブログの更新日ですが出張および、講演のため、明日の更新とさせていただきたく、よろしくおねがいします。
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北方領土3.5島返還と米国の東アジア分断政策

日露首脳会談は7月9日午前(日本時間では夕方頃)に開催されることが決まった。ただ、産経新聞の報道のよると、ロシア側は北方領土問題の進展に向けた具体的提案を見送る方向になったという。5月にプーチン首相が来日して日露原子力協定を結んで以来、麻生首相が国会で「ロシア側の不法占拠が続いている」と答弁したり、7月3日の参院本会議で「北方領土は日本固有の領土」と明記した改正北方領土問題特別措置法が成立するなど、日本側がわざわざ日露首脳会談直前にロシア側を刺激したことが原因らしい。産経新聞は「右翼新聞」と揶揄されるだけあって、ロシアに関する情報はなかなか鋭いものがある。9日の日露首脳会談で北方領土問題が全く進展しないとも思えないが、産経新聞の指摘通り、返還の可能性は低くなったと思わざるを得ない。そもそも、この時期に「北方領土は日本固有の領土」と明記した特別措置法が成立したこと自体が不自然だ。自民党を操る米国が「北方領土問題が解決すると、日露が親密になってしまう」と考えたからにほかならない。米国は日本のエセ右翼やエセ左翼に資金支援し、日中関係が良好になれば靖国問題や歴史認識問題を煽り、中国台湾関係が良...
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「アジア株買い・欧米株」

2日のNYダウは223ドル安と急落した。株式市場では「米雇用統計の予想外の悪化が嫌気された」と解説されているが、それ以外にも気がかりな要因がいくつかある。1つは全米最大の人口を誇るカリフォルニア州が、今月中に財政破綻を起こす可能性が出てきたこと。もう1つはオバマ大統領の地元、イリノイ州の地銀が2日の株式市場大引け後、6行まとめて業務停止命令が発動され、経営破綻したこと。ついでに言うと、欧州、東欧諸国で、政府や国営企業のデフォルトのリスクが高まってきたことなどがある。  この3つの問題の中で、確かに雇用統計の大幅悪化だけが突発的な悪材料だった。ほかの財政危機や金融危機は今に始まったことではなく、株価にもかなり織り込まれている。しかし、バブル崩壊後の90年代の日本がそうだったように、米国と欧州は巨大なバブル崩壊の真っ只中にあって、まだまだその調整が終わっていない。日本株は13年間長期下落相場が続いた。日本の二の舞にならないために、欧米政府は矢継ぎ早に公的資金の注入や大規模な経済対策など、早期の政策発動を行ったものの、それによっていくらか長期下落相場の期間が短縮されるとはいえ、あと2~3年、...
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来週はドラマが待っている

前回、衆議院解散は7月9日か10日だろうというようなことを書いた。その後、参議院で臓器移植法案の採決を7月9日とすることで民主党と自民党が合意したらしく、それで余計に9日あるいは10日の解散が濃厚になったと考えられる。 もし、私の予想通り、7月8日の日露首脳会談で北方領土の3.5島返還が決まれば、あるいはそれに向かって明確に前進すれば、やはり9日・10日解散が自民党にとってベストのタイミングになると麻生総理は判断しているのだろう。 ちなみに、私の友人でロシアウォッチャーとして確固たる地位を築いている畔蒜泰助氏は、「日露首脳会談で領土問題の進展は全く期待できない」と言っている。新聞各紙や外交筋の見方もほぼ同じで、日露首脳会談が迫っても、領土問題の解決を予測するメディアが全くないのである。だからこそ、もし実現した場合は特大のサプライズになる。1回目の小泉訪朝の際、北朝鮮が拉致問題を認めると予想したメディアは1つもなかった。 さいわい、株式市場でもロシア関連株は今、人気の圏外にある。領土返還交渉が不発に終わっても、それで急落すると思われる株はないが、実現すれば急騰する株は相当数にのぼるに違い...
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解散は2週間後か?

ヘッジファンドの中間決算に伴う世界的な株価の調整は一巡しつつある。為替相場は週明けにもう一波乱ありそうだが、株式相場は上振れはあっても、下振れはそれほど心配ないと見ている。決算期末のドレッシング買いが期待できることや、日本で環境ファンドなどボーナス期の資金を当て込んだ投資信託の設定が久々にかなりの量に達するからである。麻生総理は参議院で与謝野大臣と、佐藤勉総務大臣の献金疑惑を追及する集中審議に入る前に、解散を打つ腹を固めたようだ。タイミングとしては7月8日のサミット後から、12日の都議選までの3日間が最有力だろう。与謝野大臣の不正献金疑惑だけでも致命傷なのに、日歯連事件でも問題視された佐藤大臣の献金疑惑まで出てきてしまっては、もう内閣改造では野党の批判をかわせなくなってきた。2週間後に解散がある前提で、投資戦略を練るべきだろう。
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割高さには目をつむって、テーマ株、材料株に注目

先週末に大崩れした環境関連株が、今日は軒並み堅調に推移した。電気自動車のi‐MiEV向けにモーターとインバーターを供給する明電舎は、54円高の621円と年初来高値644円に迫って引けた。この明電舎という銘柄、ほかにも風力発電や水処理、スマートグリッド(賢い送電網)など環境関連の材料が盛りだくさんだ。基本的に住友グループであり、倒産不安もほとんどない。3月の安値から直近ですでに4倍近くに化けた。今期は黒字転換する見込みだが、予想一株益は2.2円、PERは約300倍ととんでもなく高い。トヨタやパナソニックに象徴されるように、今期も多くの大企業が赤字を予想している。黒字を予想する企業でも、利益水準は低いため、しばらくは株式市場でもPERやROEなど、利益面から見た割高さを無視した物色が続かざるを得ない。つまり、環境関連などのテーマ株や、ロシア関連などの材料株が当面、物色の柱となるだろう。バリュエーションにこだわっていると有望銘柄を見落としてしまう。
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二次電池株の急落について

今日、GSユアサを筆頭に、新神戸、古河電池など二次電池関連株が急落した。昨日まで急騰していただけに当然の調整ではあるのだが、それにしては下げ幅が大きい面がある。単純にチャートの形だけを見ると、ちょうど1年前に電池関連株が天井をつけたパターンにかなり似ている。とりわけ週足では、人気化した電池関連株すべてが非常に長い上ヒゲになっていて、一相場終わった印象を受けざるを得ない。急落の最大の原因はヘッジファンドの中間決算が今月末に迫っていることだと私は見ている。リーマン・ショック以降、多くのヘッジファンドが解約停止措置をとっていたが、3月に一部解除したファンドが数多くあり、中間決算にあたる今月は3月の数倍の規模で解約停止措置の解除があったようだ。しかし、今日は米国のメジャーSQ(トリプル・ウィッチング)にあたることもあり、ヘッジファンドの換金売りは今日でピークアウトすると見られる。直近の米国株の急落も、ヘッジファンドを中心とした売り方の仕掛けだった公算が大きいが、メジャーSQでポジションを解消するファンドが続出するはずだ。そういう点では、来週から株式相場や為替相場は、ヘッジファンドの圧力から相当...
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リチウムイオン電池関連株狂奏曲

今日6月17日深夜0:45から、NHKで「ワンダー×ワンダー アンデス 天空の鏡」という番組を再放送する。南米ボリビアのウユニ塩湖を取り上げるのだが、実はここは世界のリチウム資源の50%近くが眠る湖として知られる。リチウムイオン電池が自動車用二次電池としてデファクト・スタンダードになるかどうかは、このウユニ塩湖の資源開発にかかっているといって過言ではない。日本勢では三菱商事と住友商事がボリビア政府に食い込んでウユニ塩湖の資源開発を目指している。しかし、やはり自動車用二次電池はコストが普及のカギを握る。軽自動車のi MiEVのリチウムイオン電池が300万円近くもするとなると、リチウムの価格動向からして、それが普通自動車用で将来的に200万円以下にはなり得ないと思われる。つまり、リチウムイオン電池は高級電気自動車にしか積むことができないだろう。ただ、かつての株式市場における燃料電池車ブームやDVDの覇権戦争などの動きから見ると、リチウムイオン電池関連株は、もうあと1~2年ほどは活躍しそうである。