ヤマモト

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米中貿易戦争は終わらない PART69

日経平均は17円高と小幅続伸したものの、前場には100円ほど下げる場面もあるなど冴えない展開だった。売買代金は約1兆6200億円と1年4ヶ月ぶりの低水準。10連休まで残り4営業日となり、手出し無用と考える投資家が一段と増えているようである。積極的に買っているのは買い戻しを急いでいる売り方だけと言っていいだろう。正直なところ、10連休明けに日本株は大きく上振れるのではないかと予想している。今期の保守的な業績予想はほぼ織り込み済みだし、18年3月期の業績がイマイチなのは株価に完全に織り込んだと言っても過言ではない。今後はむしろ、米中貿易摩擦の軽減による業績の上振れを買う相場になる可能性の方が高いのではないか。今週25日の金融政策決定会合で日銀が追加緩和に動かなかった場合のリスクは残るが、その場合、新元号直前に株価を急落させた戦犯として黒田日銀総裁は歴史に名を残すことになりそうだから、私は7割以上の確率で追加緩和に踏み切るか、追加緩和にかなり前向きな姿勢を見せると予想している。
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米中貿易戦争は終わらない PART68

日経平均は6日続伸となり、昨年12月のファーウェイ・ショック前の水準に近づいてきた。個人投資家の比率の高いジャスダックや東証マザーズ指数は今年の高値を抜けないレベルでほぼ横ばいだが、今月に入って外国人買いが押し寄せている東証一部市場は上値追いが鮮明になっている。この調子高水準の外国人買いが継続すれば、10連休前に日経平均の2万3000円乗せがあるかもしれない。もちろん、2万3000円手前は累積売買代金が非常に多いゾーンなので、そう簡単には抜けないと思われるが、連休前は売買が非常に薄くなりそうなので、瞬間的な2万3000円乗せがあってもおかしくはない。連休中は10日間も売買ができないため、いま無理をして買うのはどうかと思うが、現物なら逆に多少無理をしても買っておくべきタイミングのような気がする。基本的には政府の政策の追い風を受ける親子上場関連が狙い目と見ている。ただし、バイオ関連など個人投資家主導のテーマ株は論外である。
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米中貿易戦争は終わらない PART67

日経平均は4ヶ月ぶりに2万2000円の大台を回復した。それも、かつて市場関係者が恐れていた日米FTA(自由貿易協定)交渉の開始当日にである(今夜から米ワシントンで開催予定)。いわゆる悪材料出尽くしなのだろうが、やはり10連休前に多くの投資家が持ち株の処分を前倒しで進めた結果、売り物が枯れてきたことが大きいと思われる。今日はソフトバンクの大幅高(一時5.3%高)が話題になっていた。実に19年ぶりの高値をつけ、日経平均を40円近く押し上げた。ソフトバンクが筆頭株主になっているウーバーテクノロジーズが米SEC(証券取引委員会)にIPOを申請したことが材料。また為替相場が一時1ドル=112円台に乗せ、さらなる円安期待が高まったことも日経平均の大幅高につながった。基本的には空売りの買い戻しが最近の株高の原動力になっていると思われるが、私が最近講演会や新聞コラムで取り上げている親子上場関連株が非常に強い動きとなっているのも見逃せない。親子上場関連株は6月の政府の成長戦略や同時期に経産省から出されるガイドラインで、親子上場解消の促進が打ち出される。いわゆる国策に沿ったテーマ株であり、今年の最大のテー...
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米中貿易戦争は終わらない PART66

日経平均は今日、終値ベース(2万1870円)で年初来高値を更新した。午後5時20分現在、日経平均先物の夜間取引では2万1920円まで上昇している。今日は場中に大和ハウスが戸建住宅やアパートの一部(合計2078棟)で建築基準に不適合の建物があったと発表して、株価が一時7%以上も急落した。レオパレスに続く大手不動産会社の不祥事で不動産・住宅セクターは連れ安になるかと思われたが、影響は限定的だった。市場関係者にとって「魔の10連休」まであと2週間となった。年初の6連休に海外市場が急落し、日経平均が大発会に昨年末比で一時800円近く急落した記憶も新しいだけに、今回は持ち株を減らすなど事前対策がかなり進んだようである。その反面、株式相場はいたって堅調だ。個人投資家が中心のマザーズなど新興市場は冴えない動きだが、外国人投資家がここに来て久々に日本株を爆買いしている。一昨日発表された株式売買動向によると、外国人投資家は4月第1週に10週ぶりに日本株を買い越した。その額は6227億円と週間ベースでは1年5ヶ月ぶりの高水準。反対に、個人投資家は5576億円の売り越しと、こちらは半年ぶりの「爆売り」となっ...
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米中貿易戦争は終わらない PART65

EUがエアバスに不当な補助金を出しているとして、トランプ大統領は110億ドル(1兆2000億円)分のEU製品に報復関税を課すと脅迫した。EUもすぐさま報復すると表明したことで、昨日のNYダウは一時240ドルほど下げた(終値は190ドル安)。トランプ大統領がEUへの貿易戦争を再開したということは、米中貿易協議は合意寸前のところまで来ていることの証拠とも言えそうだ。政府は日本郵政株の三次売り出しを決定し、保有比率は現在の57%から34%前後まで低下する見通しとなった。売却時期は消費税増税とほぼ同時期の今年秋以降になるという。政府保有株の売却代金は東日本大震災の復興財源になるが、昨年12月のソフトバンク株の巨額IPOの半分程度の規模(約1.2兆円)とはいえ、株式市場全体にマイナスの影響を及ぼすのは避けられない。この株がIPO価格を上回っていたのは最初の4ヶ月間だけで、あとはほぼ一貫して公募価格割れとなっている。しかも、日本郵政は先週、子会社のかんぽ生命株1億6800万株を売り出すと発表していて、これも株式の需給悪化を連想させる。こうなると、今月24~25日の日銀金融政策決定会合では、ますます...
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米中貿易戦争は終わらない PART64

日経平均は朝方年初来高値を更新して2万1900円まで上昇したが、後場はずっとマイナス圏で推移した。2万2000円の大台に近づいたことで国内勢の利益確定売りが目立ったとされる。先週まで相場をリードした半導体関連株や自動車などの輸出関連株に売りが多く出たようだ。半導体関連株が売られた要因の1つに、先週のビットコインの不自然な急騰がある。2日にビットコインがわずか1時間ほどで2割も急騰したのは、価格操作ではないのかとの見方が有力になり、ビットコインのマイニング需要の急増に期待した半導体関連株人気が一服したようなのだ。これには伏線があって、先月下旬に米大手の仮想通貨運用会社がSECに提出した報告書によれば、世界81ヶ所の交換所の売買状況を分析したところ、95%の取引が偽装の可能性があるというのだ。似たような報告やレポート、論文は以前から知られているため、それほど目新しい話ではないが、上昇相場が一服したり、下落に転じる時にはこうした悪材料にスポットが当たるものである。
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米中貿易戦争は終わらない PART63

日経平均は今日も続伸して2万1800円台で終わった。終値ベースでは3月4日ににつけた2万1822円にわずかに届かず、年初来高値更新とはならなかったが、配当落ち分172円を考慮すれば、実質的に年初来高値を大幅に更新したと言えるだろう。外国人投資家からまとまった規模の買いが入っているのが上昇の要因だが、NYダウが史上最高値にあと2%まで近づき、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が史上最高値を更新したことを思えば、日本株はむしろ大きく出遅れたと言えるだろう。4月に入って外国人投資家から大量の買いが入っているのは日本市場だけではない。しかし、以前書いたように、日銀は今月24、25日に開く金融政策決定会合で追加緩和の議論を行なう可能性が極めて高く、それを警戒した投機筋の買い戻しも多いと見るべきだろう。個別ではSOX指数の高値更新を好感して半導体関連株や電子部品株、中国関連株などが大きく買われている。半導体製造装置世界2位の東京エレクトロンは1月の安値から52%も上昇した。半導体検査装置のアドバンテストは今日11年ぶりの高値をつけた。昨年11月の安値からは65%も上昇している。コンデンサの太...
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米中貿易戦争は終わらない PART62

今日の日経平均は200円余り上昇して2万1700円台と今年3番目に高い水準で引けた。3月の配当落ち分172円を加算すれば、ほぼ2万1900円となり、今年の最高値をつけたことになる。日経平均が大方の予想に反して2万2000円の大台に急接近している背景には、今月24日、25日に予定される日銀金融政策決定会合で、追加緩和が行われるとの観測が強まっていることがある。日銀の追加緩和観測が強まったのは、トランプ政権だけでなく、FRB内でも利下げの必要性を訴える勢力が増えているからだ。追加緩和の効果が出るまでには時間がかかるため、消費税増税対策の一環として追加緩和を行なうならば、今月がタイムリミットに近いと見られる。さらに言えば、安倍政権としても今月の統一地方選や7月の参院選前に株高へ誘導したいという思惑もある。仮に日銀が追加緩和を行なうとすれば、これ以上の国債購入は事実上不可能なので、ETFの購入拡大が有力な選択肢になる。日本では10連休が目前に迫ってきたため、わざわざこのタイミングで株を買い増す投資家も少ないと見られてきたが、政策金融決定会合が連休直前の25日に行なわれることで、その前に空売りの...
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