ヤマモト

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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART9

今日の日経平均は大幅安で始まったものの、2時過ぎからプラス圏での推移となり、結局66円高2万7588円で終わった。米国株が時間外取引で急反発したのが追い風になったが、東証の大引け後には小幅高に変わったため、日経225先物も午後6時半現在は200円以上反落している。NYダウは先週末時点で今月5日につけた史上最高値3万6952ドルから7.2%の下落とまだ軽傷にとどまる。しかし、ナスダック指数は昨年11月のピークから15%下落しており、まだ下値模索の段階にある。ナスダック市場で下げがきついのはネットフリックスやアマゾン、フェイスブックなどの大型テック株である。中でもネットフリックスは先週金曜日に21.%下落して20年3月のコロナ・ショック後の上昇分を全て失った。昨年11月半ばにつけた史上最高値700ドルから、先週末は一時380ドルまで半値近くに暴落している。アマゾンも昨年11月の最高値から25%ほど下げたが、コロナ・ショック前の高値からはまだ3割ほど高い水準にある。オミクロン株の世界的大流行によってコロナのパンデミックが本当に終わるのであれば、コロナ・バブルも完全崩壊する可能性がある。その場...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART8

今夜はNY市場がSQで、今年前半の最大の金融イベントだとの見方も出るほどの要警戒日である。ネットフリックスのように、ナスダック市場の大型テック株の中には暴落に近い下げに見舞われている銘柄もある。ナスダックのグロース株が下げ止まらず、「バリュー株買い・グロース株売り」の流れが今夜のメジャーSQで決定的になる可能性もある。FRBが今月5日に公表した12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨で、今年後半にも量的縮小(QT)を始めると示したことにより、コロナ・バブルが急速に崩壊し始めている。このタイミングで、株式市場の総本山であるNY市場で初めてのSQを迎えるわけで、ヘッジファンドなどの投機筋の多くはポジションの大幅な変更に動く可能性がある。さらに、来週25~26日にはFOMCが控えている。日経平均が一昨日に一時900円超の下げになったり、今日も一時350円安まで下げたのは、今年前半の最大規模のイベントの前哨戦だったと言っても過言ではない。当面はシートベルトをしっかり締めて、安全第一の投資戦略で臨みたい。
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART7

日経平均は今日一時900円を超える下げになった。終値は790円安の2万7467円と昨年8月下旬以来の安値をつけた。昨年8月は2万7000円どころで下げ止まっているから、目先的には2万7000円が下値メドと考えられる。ただ、当時も今も新型コロナの感染爆発が起きていることが共通点だが、今回は新規感染者が当時のピークである約2万6000人を今日19日に上回り、少なくとも10万人程度までは急増する勢いである点が大きな違いである。日本はデルタ株の抑え込みには大成功したものの、オミクロン株の感染爆発には「なす術無し」の状態だ。現在の感染ペースは欧米主要国と同程度であるうえに、3回目のブースター接種が未だ200万人未満と大きく遅れをとっていることを考えると、1日に20万人超の新規感染者が出るのは時間の問題ではないか。
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART6

マザーズ指数の値下がりが止まらない。今日は日経平均が209円(0.7%)高、TOPIXが0.4%高となる一方で、マザーズ指数は1.5%安の831.8ポイントと1年8カ月ぶりの安値をつけた。昨年11月の戻り高値1189ポイントからは3割以上の値下がりである。米国でもグロース株の多いナスダック指数の下げが目立つが、昨年11月の最高値(1万6212ポイント)からの下落率は約1割にとどまっている。今日は先週賑わった非鉄株や鉄鋼株が利食い売りに押される一方、トヨタが上場来高値を更新するなど自動車関連株や銀行株が買われた。また、リクルートホールディングスやソフトバンクグループ、ファーストリテイリングなど売られ過ぎの日経224採用銘柄も空売りの買い戻しで上昇した。来週には10-12月期決算が本格化するため、今後1週間は現状近辺での揉み合いが続くことになるだろう。
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART5

株式市場で今日一番のニュースは、日銀が3カ月ぶりにETF(上場投資信託)を701円買い入れたことだろう。今日の前場の終値でTOPIX(東証株価指数)が2%超の下落となったため、買い出動したようだ。確かに前場の下げの勢いであれば、日経平均は今日600円以上の下げになってもおかしくはなかった。日経平均は前引け直前に590円安まであったが、結局、大引けでは364円安の2万8124円で引けた。日経平均は昨年秋から2万7500円から2万8000円が下値ゾーンとなっていて、ヘッジファンドなどの売り方は何か大きな悪材料が出るたびにこのレベルまで先物売りをドカンとぶつけてくる。逆に言えば、彼らにとって2万8000円までは安心して空売りできるゾーンなのだろう。腹立たしいが、今日に関しても、日銀がETF買いに動かなければ2万7600円台くらいまでは下げたかもしれない。株式市場では「バリュー株買い・グロース株売り」の流れが加速している。ここ2年ほど人気の圏外にあった銀行株や自動車株、鉄鋼株などの大型バリュー株が買われる一方で、グロース株が大半を占める東証マザーズ指数は年初から15%ほど急落した。大型バリュー...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART4

日経平均は今日の大幅高で、ほぼ年末の水準を回復した。ざっくりだがTOPIX(東証株価指数)は年末よりも1%強上昇していて、東証マザーズ指数は今日2.6%上昇したものの、年末よりもまだなお約9%安いレベルにある。TOPIXが高いのは銀行や海運、それに電機・機械など製造業全般のバリュー株が買い直されているからである。世の中的にはオミクロン株の大流行で再び飲食店や商業施設、イベントなどの営業規制がかかる頃合いであり、世界的にもその方向で経済が停滞しつつある。しかし、周知の通りオミクロン株は重症化するケースが稀で、インフルエンザ並みの感染症との認識が広がっている。しかも、震源地の南アフリカはここ1カ月ほどで感染者がピークから6分の1に激減していて、イギリスやフランスなどでも感染はピークアウトしたと見られている。米国や南米諸国、それに日本を含むアジア諸国はまだ感染急増の最中であり、工場閉鎖や従業員の欠勤などによる企業業績の下振れリスクは今後顕在化してくるだろう。しかし、感染のピークから1ヶ月もかからずに新規感染が激減するのであれば、企業業績の下振れは今の1-3月期で終息しそうだ。であれば、来期以...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART3

一昨日、12月のFOMC議事録が公開され、市場はショック安に見舞われた。量的緩和(資産購入)終了を前倒しするどころか、22年の早い段階で量的引き締め(資産売却)に転じると表明したのだ。量的引き締めとは、FRBが保有する米国債や不動産ローン担保証券(MBS)などを売却して保有資産を圧縮すること。量的緩和によりFRBによって市場にバラ撒かれたマネーが回収されることを意味する。マネーの大逆流、いわゆる大規模な巻き戻しが起こる可能性があると恐れられている。FRBはコロナ・ショック後の量的緩和政策で400兆円以上のドルを世界にバラ撒いた。それを当て込んで株式市場は割高な成長株をどんどん買い上がった。しかし、今度はそれを利上げ開始後に回収しようというわけだ。これにより「グロース株売り・バリュー株買い」の流れが一気に加速。とりわけ、バリュー株の中でも配当利回りの高い大型株が買われている。リーマン・ショック後の量的緩和政策の転換期は、量的引き締めに転じるまで約3年のインターバルがあった。さらに、売り戻された米国債や不動産ローン担保証券はバラ撒かれたマネーの13%程度に過ぎなかった。今回は量的緩和終了か...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART2

グロース株を売ってバリュー株を買う流れが加速している。今日の日経平均が30円高2万9332円と昨年11月下旬以来の高値をつけたのに対して、東証マザーズ指数が5%急落して1年7カ月ぶりの安値をつけたことが、それを如実に物語っている。個別ではトヨタが2日連続、デンソーが3日連続で上場来高値を更新したほか、昨日に続いて川崎汽船、日立、日本郵政などの大型バリュー株が大きく買われた。中でも上昇が目立つのがバリュー株の代表である自動車株だ。今日は日産が4.2%高、スバル3.2%高、ホンダ2.6%高、トヨタ2.5%高と軒並み高だった。米国ではもっと凄いことになっていて、フォードは実に11.6%高、GM7.5%高と急伸している。しかも、フォードは20年ぶりの高値、GMは史上最高値である(2010年の再上場後の高値)。ほかに日米とも石油や非鉄などの資源株や銀行株などバリュー株の代表セクターが買われている。この「グロース株売り・バリュー株買い」の流れは、FRBが昨年11月のFOMCで今年3月に量的緩和を前倒しで終了し、かつ今年は3回の利上げをすると示唆した時から静かに始まっていた。それが年明けとともに一気...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。大発会で日経平均が今日のように大幅高したのは正直に言って記憶にない。今の仕事を初めて今年で37年目になるが、大発会はロクなことがなかった。9年前のアベノミクス相場の初期も確か大発会は200円くらいしか上げていないが、当時の日経平均は1万円に乗せたばかりだったので、上昇率としては今回と同じくらいだったのではないか。いずれにしても、大発会で大幅高するのは非常に良い兆候と言える。今日の注目点はやはり大手海運株の急騰だろう。川崎汽船は11%上昇して東証一部値上がりランキングの第2位に入ったし、商船三井も6.5%上昇で同18位に入った。外国人投資家から大量の買い注文が入り、個人投資家の戻り売りをこなして大幅高、大商いとなった。東証一部の売買代金ランキングでも川崎汽船は第4位、日本郵船は5位、商船三井も9位と揃ってトップ10に入った。海運株は海外市場でも買われていて、実質的に海運業界世界トップのデンマークのマースクは昨年11月下旬から毎日のように過去最高値を更新し、コロナショック時の安値からは4倍、昨年1年間でも80%以上の上昇となっ...
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本日はブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっております。本日はラジオNIKKEI特番収録のためブログの更新をお休みさせていただきます来年もどうぞよろしくお願い申し上げます