ヤマモト

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歴史的な円安局面に突入か PART8

当ブログの見出しを「歴史的な円安局面に突入か」に変えたのは3月23日で、当日のドル円相場は120円から121円台で推移していた。それが今日の3時20分過ぎには126円台に突入。ちょうどCBCラジオの「北野誠のズバリ」に電話出演している最中で、私が「1ドル=240円になっても不思議はない」とコメントした直後に126円台に入ったとの速報を流していた。昨日、3月の米国の消費者物価指数(CPI)が8.5%になったと発表されたが、多くのアナリストが「3月がピークになるのではないか」と事前に予想していたうえに、8.5%は予想の範囲内だったため、株価はほとんど反応しなかった。ドル円相場も一昨日に大きく円安・ドル高に振れたため、昨日はほとんど反応がなかった。ただ、為替相場が大きく動くのは、日本の夕方に当たる、いわゆるロンドンタイムの序盤に多く、市場参加者が少ない時間帯を見計らってファンド勢が売り仕掛けや買い仕掛けに動くケースが多々ある。一昨日と同様、今日も東証の大引け後に仕掛けの動きが出ている。まだ気が早いが、今年のゴールデンウイークはドル円相場が激動する予兆があると私は感じている。株式市場では引き続...
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歴史的な円安局面に突入か PART7

円安・ドル高が一段と進んでいる。今年の円の安値は3月28日につけた1ドル=125円10銭だったが、17時40分現在ですでにそれを上回り、1ドル=125円40銭台となっている。2015年の円安局面では1ドル=125円85銭まであったが、それを抜くと2002年の135円04銭が次の円安の目標となるだろう。さらにそれを抜くと、98年につけた147円が円安のターゲットになる。先週も書いたと思うが、私は今回の円安局面では2年ほどで140円から160円程度まで円安が進むと見ているが、中国の動き次第ではそれを上回る歴史的な円安になっても不思議はないだろう。今、我々はグローバル経済が終わりつつあるという時代の転換点に立っているという認識が必要だ。今までの常識は捨て去らないと、投資の世界で生き残るのは難しい。そういう観点に立つと、株式の銘柄選びもバリューだの、グロースだのと言っている場合ではない。超円安時代に伸びる会社はどこか、業績が低迷する会社はどこかという選別眼が不可欠になる。米長期金利は2.7%台まで上昇してきたが、今のペースでは2018年につけた3.1%台を抜くのも時間の問題だろう。そうなると、...
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歴史的な円安局面に突入か PART6

今日の日経平均は97円高の2万6985円とぶりに反発した。とはいえ、昨日までの2日間で約900円も下げ、しかも今日は一時300円近く上げたにも関わらず、前場中ごろから後場2時ごろまで日経平均はほぼマイナス圏で推移していたから、今日は反発したというよりも下げ止まったという印象である。昨日までの世界同時株安は、FRBが5月から急速なペースでQT(量的縮小=バランスシートの圧縮)を始める意向であることが議事録の公表で判明したからだ。具体的には5月からQTを開始し、国債を月600億ドル(約7.4兆円)、住宅ローン担保証券を月350億ドル(約4.3兆円)それぞれ削減(売却)する模様である。ざっくりだが、年間では140兆円、3年間で最大420兆円ほどの削減になる計算だ。FRBはコロナ禍で世界にバラ撒いたドルの大半を回収することになりかねない。また、政策金利を迅速に2.4%前後の中立金利まで引き上げるべく、0.5%の利上げを今年1回か、それ以上実施するという。日本の金利はゼロ金利のままで推移しそうなので、日米の金利差は2%以上も開くことになる。このようなFRBの急激な金融引き締めが警戒されて、金利に...
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本日はブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっております本日は講演会(収録)のため、ブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願いいたします
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歴史的な円安局面に突入か PART5

今日は東証再編の初日にあたるが、平均株価は各市場とも上昇した。最上位の東証プライム指数は0.4%高、東証二部が中心の東証スタンダード指数は0.6%高、そしてマザーズ銘柄が中心の東証グロース指数は3.3%高となった。この新指数が定着するまでにはかなり時間がかかるはずで、日本株の指標としては相変わらず日経平均がメインであり続けるだろう。ドル円相場は先週木曜日にかけて大きく調整したが、先週末1日から大きく切り返し、1ドル=122円台後半で推移している。3月28日に125円をつけたドル円相場は先月末に121円20銭台まで急反落した。これでスピード調整が終わったかどうかは疑わしいが、日本の機関投資家が新年度に入り、新たなポートフォリオを構築する以上、大幅な円安ドル高を想定した運用資産の組み換えが行なわれるものと予想する。株式市場では円安メリット株の物色が一服し、急落していたIT関連のグロース株などが買い直されている印象だ。中国やインド市場など新興国の株価も買い直されている。目先はウクライナとロシアの停戦妥結を前倒しで織り込む展開になるのだろうが、「セル・イン・メイ(五月に売れ)」の相場格言も気に...
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歴史的な円安局面に突入か PART4

今日は3月決算企業の配当・分割権利落ち日ということもあり、日経平均は一時500円を超える下げとなったが、大引けは225円安まで下げ幅を縮めて2万8000円の大台をかろうじてキープした。日経平均の配当権利落ち分は推定で235円ほどだから、実質的には今日の日経平均はわずかながらプラスだったと言える。前場中頃から午後1時半過ぎにかけて下げ幅が急拡大したのは、1ドル=121円30銭まで円高が一気に進んだためだが、これは黒田日銀総裁と岸田首相の会談が材料視されたからだろう。ドル円相場は121円台後半まで持ち直したが、今月初めに114円台だったものが一気に125円台まで急激な円安となったため、その反動が出るのも当然である。仮にスピード調整で終わるとしても、1~2週間は日柄調整が必要だろう。ウクライナ情勢にもよるが、次に大きな変動があるのは来月8日のオプションSQ前後と見ている。今週末から新年度相場入りとなるが、物色対象は半導体関連や自動車、機械など売られ過ぎの輸出関連が主導すると予想するが、期末を通過したことで業績の上方修正期待の高い好業績銘柄の人気も高まってくるだろう。一方で、株価が急落しやすい...
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歴史的な円安局面に突入か PART3

前回、30日の権利落ち後は空売りの買い戻しや配当取りの動きがなくなるため、目先は急騰の反動に備えるべきだろうと書いたが、今日の日本株は早速急反落した。先週末まで8連騰しただけに、日経平均は朝方330円ほど急落したものの、その後は下げ幅を縮めて、結局205円安(0.7%安)で終わった。TOPIX(東証株価指数)が0.4%安、東証二部指数が0.3%安であることから、バリュー株は下げ渋ったことが読み取れる。反対にマザーズ指数は3.7%安と大幅安になったから、グロース株が売り込まれたことがわかる。これまで当ブログでは円安メリット株に注目するよう再三主張してきたが、今日は1ドル=123円台に乗せたかと思ったら、夕方には124円台に突入し、週末(122円12銭)から2円近く円安が進んだ。株式相場全般の急反落で資源株や輸出関連株の多くは値下がりしたが、ミニ石油メジャーのINPEXは昨年来高値を更新してプラスで引けている。また、三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠、丸紅と総合商社大手5社は全て上場来高値を今日更新している。プラスで終わったのは三菱商事だけだが、資源エネルギー株には根強い買い需要があるこ...
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歴史的な円安局面に突入か PART2

今日はこれから講演会のため一言しか書けないが、来週30日が配当・分割権利落ちのため、火曜日29日までは権利取りや空売り買い戻しの買いが優勢になると思う。しかし、権利落ち後はその2大需要が一気になくなる。代わりに配当落ち分の再投資が見込めるものの、上値を買う要因にはなりそうもない。新設された大学ファンドの買いは来月以降も期待できるが、目先は急騰の反動に備えるべきだろう。
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歴史的な円安局面に突入か

前回、先週金曜日に「今年の株式相場の有力なテーマとして円安が急浮上しそうだ」と書いた。また、今の勢いだと「2015年につけた125円に迫るのも時間の問題だろう」とも予測した。ただ、今日までに121円台まで円安が進んでしまった。円は対ユーロでも133円88銭と10カ月ぶりの安値をつけている。ユーロはロシアのウクライナ侵攻後に一時主要通貨に対して急落したものの、今は対円でも対ドルでも急速に値を戻している。円は主要通貨で突出して安い通貨に成り下がってしまった。今日は日経平均が800円以上も上げて2万8000円台を回復したこともあり、主力株は軒並み買い戻されたが、非鉄株など資源関連株の一角は逆行安となる銘柄が多かった。大手海運3社が軒並み急落したほか、住石ホールディングスや三井松島も大きく下げた。しかし、円安メリットが大きい大手商社は伊藤忠、丸紅、三井物産、三菱商事の4社が上場来高値を更新し、住友商事も昨年来高値を更新した。また、旧帝国石油のINPEXも昨年来高値を更新して、ほぼ4年ぶりに1400円台後半の高値圏となった。同社は12月決算のため、2月9日に今期の業績見通しを発表した。まだ円相場...
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コロナ・バブルが遂に崩壊 PART15

今年の株式相場の有力なテーマとして円安が急浮上しそうである。黒田日銀総裁は今日の金融政策決定会合後の記者会見で、「円安が日本経済にプラスに作用する構図に変わりはない。円安がすべて経済にマイナスというのは間違いだと思う」と発言。この発言を受けて、ドル円相場は1ドル=118円台半ばから一気に119円ちょうどまで駆け上がった。16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げは今年中にあと6回行なうとの見通しが示されたことで、ドル買いの動きも活発化した。この時、ドル円相場は5年2カ月ぶりに1ドル=119円台に突入したものの、すぐに118円台前半まで反落。そして黒田発言で再び119円をつけることになる。この勢いだと2015年につけた125円に迫るのも時間の問題だろう。円が対ドルばかりでなく、対ユーロでも売られているのは、ロシアと事実上同盟を結んでいる中国リスクが高まってきたからだろう。一時はロシアのウクライナ侵攻に連動して中国が台湾に侵攻すると見る向きが増えた。しかし、今は台湾侵攻リスクよりも、中国がロシアを支援するリスクの方が問題視されている。その場合、中国も西側諸国の経済制裁対象になる可能性...