ヤマモト

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電力不足懸念は後退せず

15日の夕方、東京電力が7月までに供給電力量を500万kw上積みし、最大5200万kwを確保できるメドがついたと発表した。ちなみに、昨年の電力需要のピークは5999万kw。東電サイドでは昨年が猛暑だったことや、今年は震災不況に加え、節電が進むことも考慮してピークの需要量を5500万kwと見積もっている。各種メディアでは電力不足懸念が後退したと伝えているが、この見方はかなり甘い。そもそも、電力会社は需要量を10%前後上回る供給量を確保して送電するのが通例である。というのは、ほんの少しでも需要が供給を上回ると、8年前に北米で起こったような大規模停電が起こるリスクがあるからだ。仮に、東電の見積もり通り、ピーク需要が5500万kwだとしても、余力を持って電力を供給するなら、6000万kwの供給量を確保しないと安心できない。つまり、まだ800万kw不足することになり、これは震災当初の計画停電時の不足分、100~300万kwよりもだいぶ足りない。昨年の猛暑に懲りて、この1年間にエアコンを増設した企業や家庭はかなり多いだろうし、あと3~4カ月もすれば、製造業の操業もかなり正常化してくる。自粛ムードも...
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省エネ相場

省エネ相場おとといのブログで西芝電機(6591)とタクマ(6013)、それにLEDのタムラ製作所(6768)のことを書いたが、今日はタムラ製作所が東証値上がり率ランキング3位に入った。おとといの終値が216円、今日の高値が283円。実に30%の値上がりである。FP研究所や株式新聞、それに証券スクールの月イチ講演会に来ている方ならご存知と思うが、最近、私が取り上げる一押し銘柄は当たる確率が非常に高い。先月は西芝電機で200円割れのところから、きのうは一時359円まで急騰した。その後、急反落したが、この銘柄は長期戦で3ケタ後半まであると見ている。2月はダイハツディーゼル(6023)が一押し銘柄だった。震災で一時急落したものの、震災前の420円前後から今日は596円まで上昇。1月の一押し銘柄はポケットカード(8519)で、12月はジャックス(8584)だったが、この2つも直後に急騰したのはご存じの通り。実は今週月曜日にタムラ製作所と遠藤照明(6932 大2)のレポートを書いたばかりなのだが、遠藤照明も今日120円高の960円と急騰してしまった。LED関連では豊田合成(7282)が本命のはずな...
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西芝電機が急騰

私の定例の講演会に来ている方ならご存知だと思うが、震災関連の大本命として、私は東芝子会社の西芝電機(6591)を強く奨めていた。当ブログでも3月25日と4月1日に取り上げており、3月25日の終値は173円、今日の終値は309円(高値325円)である。この会社は「関西の東芝」ということで西芝電機と名付けられた。もともとは東芝の一部門で、戦後のGHQによる集中排除法によって東芝が解体され、別会社になった。発電装置が事業の柱で、すでに4万台を超える納入実績があるという。コジェネを含めて常用発電装置では国内シェア40%強のトップ企業。60ヘルツを50ヘルツに変換する周波数変換装置でも大手だ。いわば、東芝グループの震災復興関連部門が集中しているような会社である。同社を含めて、やはり電力設備投資関連が復興関連の本命と見て間違いないだろう。仮設住宅や被災地の土木工事などは、あくまでも特需であって、一時的なものである。それに対して、原発見直しによるエネルギー政策の変更は、むこう10年近く関連業界に特需をもたらす。すでに電力設備投資関連は軒並み手あかがついているため、割安な株などほとんどないが、穴株とし...
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引き続き調整局面

株式相場はオプションSQが終わって自然体に戻ったが、引き続き調整局面にあることに変わりはない。テクニカル的には日経平均で200日移動平均(11日現在9816円)が見事に上値抵抗線になっていて、これに近づくと押し返されるパターンが続いている(3月31日9765円、4月1日9822円、4月4日9808円、4月8日9804円、いずれもザラ場高値)。TOPIXも200日移動平均の870ポイントが上値抵抗線になっているが、こちらは4月1日のザラ場高値874ポイントをピークにジリ安が続いている。東電は急反発したが、銀行、化学、鉄鋼などの大型株が下げ止まっていない。おそらく、こういう主力どころは外国人や機関投資家が決算発表、業績予想待ちとなっているため、差し引きで売りが優勢なのだろう。決算発表についてだが、大幅増益が濃厚な資源株は安パイとして、その他のセクターについて少しコメントしておく。復興関連は発電機や非常用電源、建材、仮設建物など短納期の製品を扱う企業は増益予想になりそうだが、浚渫や土木などのゼネコン、橋梁、耐震工事などを得意とする企業は、特需の影響が出るまでに少し時間がかかるし、本当に受注で...
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SQと最大規模の余震

東日本大震災が発生した日は、3カ月に1度のメジャーSQ当日だった。そして震災後、最大規模の余震が株価に反映される今日は、1カ月に1度のオプションSQである。SQに向けて、相場は何かと波乱含みになる習性があるが、さすがにきのうの大地震で今日の相場は急落してもおかしくないと思っていた。しかし、蓋を開けて見れば久々の急反発。これもまたSQの影響によるところが大きいのだろう。つまり、きのうまで相場はヘッジファンドなどの売り仕掛けによって、売られ過ぎの状態にあったと考えられる。今回の大規模余震を伝えるテレビ番組を検証してみると、規模の大きさの割には冷静な報道が多かった。しかし、今日の昼時点でいまだ360万世帯が停電しているということは、東北地方はほんの一部を除いてほとんどが停電していることになり、これは結構深刻な被害である。今回の余震により、東北電力が運営する水力発電所や火力発電所のほとんどが緊急停止した。水力発電所はすぐに復旧する見通しだが、火力発電所は程度の差こそあれ、復旧には1~2週間かかるところもありそうだ。東電の鹿島火力発電所や扇島火力発電所は、震源地からかなり離れているのも関わらず、...
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「円安」+「原発冷却システム復旧」=震災前の株価 

前回、今年は95年と同様に大幅な円安転換となり、1ドル=100円台になっても不思議はないと書いた。もし、それが実現すれば、輸出企業は業績のV字回復が見込める。トヨタ自動車は期中に円相場が79円75銭まで円安に入った96年3月期に52%の営業増益、60%の最終増益を達成している。ホンダも30%近い増益になった。これはひとえに年度後半にかけての大幅な円安が業績の特効薬になった形である。今年も95年と同様の円安シナリオが実現するとすれば、4-6月期決算や9月中間決算で業績がボロボロになりそうな自動車関連株や電機・精密株などに投資妙味が出てくる。当然、決算発表や業績予想の下方修正で売り込まれたところを狙うのが王道である。原発の問題については、ほぼ私の想定通りの状況になっていて、放射能は大量に漏れるものの、それがすなわち炉心や格納容器の爆発を防ぐ結果になっている。東電や政府の対応は後手後手に回って、放射性物質の流出は、昨年のメキシコ湾でのBPの原油流出事故と同様、完全に止めるにはあと数カ月かかるだろう。これがさらなる円安要因になるのは間違いない。しかしながら、その見返りとして、チェルノブイリの二...
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1ドル=100円台の円安も

決算発表シーズンが近付いてきた。大方の主要企業は決算発表日を公表したが、東日本大震災で影響を受けた企業は、決算発表を延期できることになったため、今年の「魔のゴールデンウィーク」は少し間延びすると考えられる。最大のポイントは来期の業績予想だ。ただでさえ、控えめな業績予想を出す習性のある企業が多いだけに、今期の利益予想は前期比半減とか、収支トントンといった超保守的な予想が急増するだろう。そこで株価はいったん、戻り相場が終焉して、深い調整に入るかもしれない。ただ、為替が現状で1ドル=84円台、1ユーロ=120円台まで円安に動いており、今後一段と円安に進めば、それが想定外の追い風になる可能性はある。そうなると、新興国の成長を享受できる輸出関連株が業績の立ち直りも早いだろう。95年は4月に1ドル=79円75銭をつけたあと、日米協調介入などもあり、9月には104円台まで一気に円安が進んだ。今年も100円台に入るような円安があってまったく不思議はない。だとすれば、不幸中の幸いだが、輸出企業は業績のV字回復が見込める。そのシナリオが実現するかどうか、それが今年の株式相場の最大のポイントになるだろう。
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「魔のゴールデンウィーク」が近付く

株式相場は大きなリバウンド局面がいったん終了し、踊り場を迎えていると再三書いた。輸出関連株の影響が大きい日経平均こそやや上振れてきているものの、銀行など大型株の影響がもろに出るTOPIXは、3月22日につけた戻り高値869ポイントを終値で一度も超えられないでいる。それだけ戻り売り圧力が強いということだろう。今日から新年度相場入りだが、取り立てて大きな動きはなかった。きのうが3月期末のため、大量のドレッシング買いが入っていたのではないかという観測もあり、今日は急反落もありえるとの見ていたのだが、杞憂に終わったようだ。しかし、実際には1ドル=83円70銭台、1ユーロ=118円60銭台までの円安がなかったら、日経平均は3桁の反落になったに違いない。円安に振れたおかげで、輸出関連株中心に底堅く推移し、日経平均は結局46円安と小幅安で終わった。問題は、来週から決算発表に向けたウォーニング(警告)シーズンに入るので、業績見通しの下方修正を行なう企業が急増する予想されることだ。今期は、自動車から電気、精密まで、これまで好調だった輸出関連株も軒並み大幅減益を強いられる。それはある程度織り込み済みではあ...
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更新日のお知らせ

昨日30日と4月7日は震災ボランティアの活動で休みます。事後報告になって申し訳ありません。明日1日は間違いなく更新します。
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エセ復興関連株にご用心 PARTⅡ

前回書いた通り、先週1週間で大暴れした復興関連とは名ばかりの低位建設株、ボロ株が今日は急落している。こうしたボロ株を買い上げた日系のヘッジファンドは、今度は一斉に空売りに回っているようだ。もともと往復ビンタで儲けようとしている連中なので、下手に提灯をつけると大やけどすることになる。これも前回書いた通り、復興関連株の中でも本命と思われる非常用電源や電力設備投資関連株が今日は大きく買われた。穴株として紹介した西芝電機(6591)は今日26%の急騰、同じく北越工業(6364)は8%上昇した。今後もこの電力設備投資関連株が息の長い相場になるのは間違いない。