ヤマモト

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新たな火種の中身

今月24、25日投票のイタリア総選挙がマーケットの新たな悪材料として浮上している。しかし、市場関係者が気にしているベルルスコーニ前首相の率いる中道右派の支持率は急上昇したあと、先週あたりから支持の勢いが失速中だという。人気コメディアン率いる5つ星運動派に支持を奪われている格好だ。蓋を開けてみないとわからないが、おそらく現在与党の中道左派連合が引き続き政権を担当することになると思うが(市場では五分五分で、ベルルスコーニの中道右派政権が誕生するとの見方も根強い)、モンティ首相は退陣して新首相が生まれると個人的には思っている。もっとも、私はベルルスコーニが勝っても、ユーロ相場が暴落したり、イタリア国債の利回りが急上昇して欧州債務危機が再燃するとはさらさら思っていない。もはや、欧州中央銀行の重債務国の国債買い支えプログラムで、欧州債務危機は終わっているのだ。私が何度も書いてきたように、欧州債務危機は茶番もいいところで、まだそれに気づいていない市場関係者が結構いるところが問題なのである。ただ、先週のG20同様、イタリア総選挙を通過しないと、リスクオン相場というか、市場のムードも盛り上がらないので...
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今週末のG20控え様子見 PART3

今日から始まるG20(20カ国・財務大臣・中央銀行総裁会議)は、やはり株式市場にとって大きなネックになってしまった。G20で安倍政権の円安誘導にケチをつける国があるのではないか、との思惑から、ドテン売りに転じたヘッジファンドが相当あったと思われる。今日は直近で急騰した材料株が総崩れになった感じを受ける。すでに暴落状態にあったバイオ・医療関連株や、K氏関連の仕手株、当欄で再三取り上げてきた不動産流動化関連株や含み資産株、それに1月下旬から大相場になっていた、みずほFGなどの大型株(ディーリング銘柄)などである。前回も書いたように、G20では日本を名指しして円安誘導を批判するような悪材料は一切出ないと見ているが、やはりこれまで日本株は調整らしい調整を経ないで急騰してきただけに、こうした悪材料が出るかもしれないイベントに合わせて売りを仕掛けられると、なす術がないような急落になってしまいがちだ。ただ、今日でニューヨーク市場のSQも通過するため、大波乱は今日がクライマックスだったように思う。前回、「G20では何が起こるかわからないため、週明け月曜、火曜あたりまでは様子見が無難ではないか」と書いた...
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今週末のG20控え様子見 PART2

きのうは宝島社から出るムック本の校正締め切りと、ラジオ番組2本の出演(毎週水曜日に中部東海地区で生放送される「北野誠のズバリ!(CBC放送)」と、ラジオ短波「朝倉慶の実践!プロ相場!」の収録)、それに夕方から赤坂の証券スクールで定例の株式講演会があり、ブログの更新が間に合わなかった。明日、明後日のG20(20カ国・財務大臣・中央銀行総裁会議)は、おそらく重要な発表は何もないだろう。リーマン・ショック後にG20がスタートして、これまで何1つ為替や株式市場を揺るがすような重要な決定は下された試しがない。「まさか!」は常に覚悟しておく必要はあるのだが、日本の円安・株高の流れを逆流させるような悪材料が出るとは考えられない。明日で3月期決算企業の第3四半期決算発表が終わる(東証上場企業のみ)。先週から今週にかけては、決算発表で好材料や悪材料の出た銘柄に売買が集中する傾向が強まる一方で、みずほFG(8411)など大型株のディーリング相場の色彩が強まった。決算発表に伴う材料株の一本釣り相場が終わって、来週からは再びテーマ株物色の色彩が強まるはずで、きのうの講演会でもその話をした。講演会が終わってすぐ...
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来週末のG20控え様子見

来週末の15、16日にG20(20カ国・財務大臣・中央銀行総裁会議)がある。そこで日本の円安誘導など主要国の通貨安競争が議題になるとの見方が出ている。日本株はこれまで円安が大相場の原動力になっていただけに、それに水を差されるリスクがある。すでに7日のECB(欧州中央銀行)理事会後の記者会見で、ドラギ総裁が最近のユーロ高を牽制する発言をしており、為替を巡る日米欧の駆け引きが来週1週間は激化すると見ておくのが無難だ。そうなると、輸出関連株だけでなく、日本株全般の勢いが削がれるかもしれない。ありていに言えば、これまで2、3日で済んでいた日本株の調整が少し長引きそうである。これまで円安一点張りでよかったFX(外為証拠金取引)も、ロスカットを厚めにしたり、レバレッジを下げるなどの予防策を講じておくべきだろう。一昨日のドラギ発言で、日経平均は2日連続3桁の下げになった。日経225先物は夕場で今日の200円安からさらに110円安の1万1040円まで下げたが、やはり参加者の薄いロンドン時間に売りを仕掛けられてしまった。今日の日経225先物の出来高は12万4300枚と昨年来で一昨日の13万3300枚に次...
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目先の調整には目をつむるべし

先週末あたりから、株式市場の流れは大型株中心の物色に一変した。みずほFGや新日鉄住金、三菱重工、トヨタなど、これまで値動きが重くて個人投資家が敬遠していた超大型株まで値上がり上位にズラリと並ぶほどである。日銀の白川総裁が1カ月前倒しで来月退任すると伝わったが、これが今年一番のビッグ・サプライズとなって日経平均はきのうの下げ幅の倍返しとなる416円高で引けた。超大型株の急騰と合わせて、この平均株価の急騰ぶりも株式相場の大転換を実感させる。やはり、円相場と同様、株式相場は歴史的な転換期の真っただ中にあるのだろう。もう目先の調整を気にしていると、今度こそバスに乗り遅れてしまう。先週の株式新聞のコラム「株式調査ファイル」では、みずほFG(8411)といすゞ自動車(7202)を注目銘柄とした。このコラムの締め切りは毎週木曜日で、金曜日の昼過ぎに校正して、同じ金曜日の夕方5時にはネット上で見ることができる(日経電子版などと同じ、株式新聞電子版の月極め契約)。原稿を入稿した木曜日のみずほFGの終値は183円、いすゞは583円だった。それが本日の高値がそれぞれ203円、634円である。みずほFGは10...
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不動産流動化関連株が暴騰 PART2

さすがに今日は不動産流動化関連の株価は一服している。ほかのテーマ株も総じて日柄調整局面にあり、含み資産では、よみうりランド(9671)やダイビル(8806)などが少し上がった程度。建設やノンバンクも安く、やはり休養が必要なようだ。今日が第3四半期の決算発表のピークで、来月10日頃までは好業績銘柄の循環物色が相場の本流になると思われる。いまは含み資産株などテーマ株の押し目狙いが有効な投資戦略と見ている。今日はこれまで急伸してきた2桁のボロ株や、業績がいまいちふるわなかった輸出関連株が急落している。電動工具のマキタ(6586)や資生堂(4911)などだが、輸出比率の高い銘柄に関しては、見直し買いが今後入るだろう。なにしろ昨年の10~12月は世界的にも景気の底だったので、輸出株の決算がふるわないのも当然だからだ。前述のマキタや任天堂(7974)、ファナック(6954)なども、売り一巡後は結構戻すと予想している。先週の講演会で注目銘柄としたセイコーエプソン(9724)は今日6.6%高で、東証一部値上がりランキングの28位に入った。いま、私が輸出関連株の中で最も有望と思っているのがこれだが、12...
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不動産流動化関連株が暴騰

今日は私が安倍バブルの本命セクターの1つとしているケネディクス(4321)など不動産流動化関連株が暴騰した。ケネディクスは5000円ストップ高買い気配で終わったが、今日の東証一部値上がりランキング第1位(20.4%上昇)。10位にもトーセイ(8923、14%上昇)が入った。ジャスダックの値上がりランキングでもレーサム(8890)が5位で18%上昇、6位がファンドクリエーション(3266、17%上昇)、15位にいちごグループHD(2337、11.3%上昇)だった。レーサムは去年の10月の講演会で1万8000円で注目銘柄としたが、今日の終値は8万5800円で、なんと5倍に化けている。先週末の株式新聞の講演会と日曜日のFP研究所の講演会で、「いまのような大相場では、不動産流動化関連株が一番上がる」と紹介し、いちごグループHDと、含み資産の代表銘柄の1つである、よみうりランド(9671)をイチ押し銘柄とした。どちらも週明けから急騰したが、まだ相場としては二合目か三合目だろう。そもそも、含み資産株はまだ初動の段階であり、よみうりランドや東京都競馬、東京ドームなどはここから大化けすると私は分析して...
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円相場の新安値で株式相場の調整に一巡感 PART2

今日の株式相場は、いわゆる寄り付き天井で、最悪の相場展開になったと言える。日経平均も102円安と3桁の下げになったが、TOPIXの下落率は日経平均の3分の1に過ぎず、それほど地合いが悪化したとは言えない感じである。ファナックの急落が日経平均を実態以上に押し下げている。一方、マザーズ指数は実に7.7%高と、1日の上昇率としては過去1年で最大となった。ジャスダック指数や東証二部指数なども大幅続伸。個人マネーが値動きの鈍った大型株から値動き軽い新興市場株にシフトしつつあることがうかがえる。私が講演会などで注目株に挙げている含み資産株や不動産流動化関連株は急騰した。アイフル(8515)やオリコ(8585)などのノンバンク株も急伸しているから、再びテーマ株人気がぶり返してきたと言えるだろう。やはりアベノミクスの本命銘柄を狙うべきである。アイフルはやはり、25日移動平均線にぶつかって急反発してきた。今日は68円高の644円、東証一部値上がりランキング12位に入った。オリコも同16位にランクインしたし、大証のアプラス(8589)も16%高の160円と猛反発。いずれも25日線にぶつかったところで急反発...