ヤマモト

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日銀の異次元緩和の猛威

日銀の異次元緩和については、もはや熱狂は終わって、株式相場も為替相場も反動安を懸念する専門家が多い。中には「株価もドルもいったん天井を打った」などと戯言をいう脳天気な人もいるが、こんなもので異次元緩和を織り込んだと思うのは大間違いだ。確かに、株も為替も、急騰後の利食い局面に差し掛かっているのは間違いない。株も円も、だいたい4~5年ぶりの高値・安値水準に達したわけで、利食いが出るのは当然である。しかし、日銀が2年間でマネタリーベースを2倍の270兆円に拡大するという金融革命にも近い量的緩和を宣言した以上、それをわずか数日で相場が織り込むと思う方がどうかしている。今日は売買代金上位にメガバンク3行や野村ホールディングス、トヨタ自動車、キヤノン、三菱地所、三井不動産、三菱商事など主力株が名を連ねた。外国人なのか国内投資家なのかは不明だが、大口の機関投資家の買いが入ってきているのは間違いない。そんな中で、今日は任天堂(7974)が急伸したのが気になる。株価は1240円高の1万1840円(東証終値、メインは大証)と2桁の値上がり率になった。上場企業の中で任天堂は円安メリットが最大級の銘柄であり、...
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帰ってきた外国人投資家 PART3

日銀の異次元緩和の興奮が冷めやらぬ日本の株式市場は、今日も大変なことになっている。東証一部値上がりランキングでは、私が講演会や株式新聞などで取り上げた銘柄が数多く入っている。値上がりランキング第4位の東京機械(6335)は52円高の252円で上昇率は26%、12位のアイフル(8515)が150円ストップ高の921円で上昇率19.5%、16位のNECキャピタルソリューション(8793)もストップ高で503円高の3315円で19.7%の上昇、23位のセイコーHD(8050)も80円ストップ高の559円で16.7%上昇、26位の東京建物(8804)は先週末ストップ高して今日も16%高、30位のケネディクスは1万円ストップ高で15.3%上昇である。ほかにも、ジャスダックで26%上昇した山田コンサルティングや、18.7%上がったいちごグループHDなどいろいろあるのだが、きりがないのでこんなものでやめておく。総じて言えるのは、私が注力しているノンバンクや含み資産株などが急騰する一方で、輸出関連や資源関連などが安いということだ。前段で紹介した値上がり率上位銘柄は、驚くことに、先週末の最後に紹介した7...
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帰ってきた外国人投資家 PART2

きのうの黒田新体制の日銀政策決定会合で、まさかの大規模緩和が敢行され、日経平均株価はきのうの前場安値(1万2075円)から、深夜の先物取引の高値(1万3240円)まで実に1135円もの上昇になった。これには私も驚いたが、問題はこの黒田効果が、ゴールデンウィーク危機を払しょくできるかどうかである。私は以前から、ゴールデンウィーク前後に大きな調整があると予想してきた。昨年11月以来、日本の株式相場はほぼ一本調子で上昇を続け、調整らしい調整がいまだに1度も起こっていないからだ。もちろん、4月1日や2日、そしてきのうの朝もそれなりに大きな下げだったし、2月15日もケネディクスの急落をきっかけに不動産株が急落するなど、それなりの値幅調整は確かにあった。しかし、日柄調整といわれる時間軸の下げがほとんどない、スピード調整ばかりなのだ。今日、商社や非鉄、鉄鋼など資源エネルギー株は急騰して始まったあと、下落して、結局、値下がりして終わる銘柄が多かった。このセクターの主力株は今日、年初来安値の銘柄が非常に多い。上海総合株価指数もおととい、年初来安値をつけているから、中国経済の影響が大きいこのセクターが安い...
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帰ってきた外国人投資家

外国人投資家は3月第3週(18~22日)に、昨年11月の第1週以来、実に19週ぶりに日本株を売り越した。売り越し額は918億円と大した額ではないが、日経平均は21日につけたザラ場高値1万2650円が昨年来高値となり、きのうは一時1万1805円まで800円以上も売り込まれている。3月第3週はキプロスの銀行問題が爆発した時期で、おそらくきのうまで外国人投資家は日本株を結構売っていたものと思われる。しかし、きのうNYダウが最高値を大幅に更新したため、再び外国人投資家はリスクオフからリスクオンに切り替わり、日本株を改めて買い直したものと思われる。とはいえ、やはり「魔のゴールデンウィーク」が迫ってきただけに、私自身はそれほど強気にはなれない。特に、多くの銘柄が25日移動平均線を割り込んでいる輸出関連株や国際優良株、鉄、化学などの素材株、建設株などは要注意だと思っている。例えば、新日鉄を例にとると、2月6日の高値が281円で、今日は日経平均358円高にも関わらず、6円安の216円で終わった。信用買い残は4642万株とそれほど重くはないが、高値から3割近くも下げてくると、信用で買った人は投げ売りをし...
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当たり過ぎて困る PART6

今日、寄り付き前に発表された日銀短観の業況判断DIがマイナス8と、市場予想のマイナス7を下回った。それがきっかけで、日経平均株価は午後2時05分現在で160円安と大きく売り込まれている。午前中まで売買代金トップは、不動産流動化のケネディクスだった。同業者で当欄でお馴染みのいちごグループHDは前日比18%高の9万5000円まで急騰した。今週の日銀政策決定会合に期待した買いが入っているのは間違いないが、おそらくこの急騰ぶりは短期筋が、貸し株をつかって空売りをしているヘッジファンドなどを追い詰める「踏み上げ」を狙った買いではないか。ただ、個人投資家の売買比率が高いマツダやみずほFG、野村HD、全日空などの下げがきつく、相場は荒れ模様になっている。キプロスやイタリアの問題もまだくすぶっているから、堅実派は買いポジションを抑えて様子を見るのが無難だろう。前述したような信用買い残が多い銘柄は、下振れリスクに注意すべきだ。今日はこれまで急騰してきたバイオ株やIT関連株、含み資産株、不動産流動化関連株、ノンバンク株などが急落した。新年度最初の取引で、こうした個人投資家やヘッジファンドが中心になって買い...
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当たり過ぎて困る PART5

3月13日の証券スクールの株式講演会からずっとJトラスト(8508・大2)などノンバンク株をメインに取り上げてきたが、このセクターは再び猛烈な勢いで水準訂正が始まっている。ユーロ安・円高の流れが止まらない限り、輸出関連株はなかなか手掛けづらいので、消去法で内需の好業績株に資金が集まりやすいという追い風もある。もちろん、この追い風は含み資産株や不動産流動化関連株にも当てはまり、折に触れて不動産セクターの中から急騰する株が現れている。イタリアの総選挙は秋まで延びるとの話だが、少なくとも来月の終わり頃に始まる3月本決算の発表シーズンに入るまで、内需系のテーマ株が物色の柱になると予想している。何日か前、今月13日の証券スクールの講演会からJトラストの目標株価を従来の5000円から1万円に上方修正したと書いた。この時の株価が1810円、今日29日午後2時40分現在、高値は3330円まであるので、すでに7割以上も急騰した。1810円のときは1万円など有り得ないと思われた受講者もいるかもしれないが、これだけ騰がると私の予言が戯言とは思えないだろう。イー・ギャランティ(8771)も以前、400円台(1...
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当たり過ぎて困る PART4

今月はこれまでに株式講演会を5回やったが、私が取り上げたJトラスト(8508・大2)や東京ドーム(9681)、東京都競馬(9672)、ジャックス(8584)など、その後に急騰した銘柄が続出した。おかげさまで、講演会受講者は過去最高レベルの規模に膨らんでいる。今月の講演会はあと2回残っていて、30日(土曜日)が九州の大牟田(モーニングスター社のIRセミナー)、31日(日曜日)が東京文京区のシビックセンター(FP研究所主催)である。しかも、30日は栃木の自宅から始発の電車に乗り、終電一本前で帰ってくるという超ハードスケジュール。たった45分の講演会のために、なんと17時間も電車に乗ることになってしまった。2時過ぎからの講演時間に確実に間に合うためには、飛行機は使えないし(飛行機を使ったところで、現地到着は1時間前の予定。飛行機は1時間くらい平気で遅れる)、宿泊しないで帰ってくるためには、やはり飛行機は使えないのだ。今月5日の札幌の講演会は前泊して、7日の大阪の講演会は後泊となったが、ホテルではなかなか熟睡できないたちなので、疲れが残って困った。大牟田の講演会にしても、当初、「ほかに誰もやる...
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当たり過ぎて困る PART3

キプロスへの金融支援策が基本合意に達し、株式市場や為替市場はこれを好感した買いが押し寄せている。新聞口調になって恐縮だが、キプロス政府とEU、IMFは100億ユーロ(約1兆2300億円)の金融支援策と引き換えに、キプロスの国内銀行のリストラと、大口預金者から負担金を徴収することで合意にこぎつけた。これでキプロス問題は終わったわけではないが、金融市場は落ち着きを取り戻している。いつも書いているように、ユーロ圏の当事者たちにとっては深刻な問題だが、欧州債務問題は基本的に茶番で、いつでも消せる火を、なかなか消そうとしないところに問題がある。ドイツ、フランスを中心に、ユーロ圏をひとつの連邦国家にするまで、常に金融危機の火種を残しておく必要があるのだ。日本の株式市場は、私が再三取り上げてきたアイフル(8515)やJトラスト(8508・大2)などのノンバンク株が上昇第二ラウンドに入ったようだ。2時40分現在で、ジャックス(8584)とポケットカード(8519)がストップ高買い気配になるなど、大変なことになっている。前回、「オリコやアプラスについては、上値でのシコリが非常に重たい・・・高値目前のジャ...
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当たり過ぎて困る PART2

3月末までに日経平均株価1万3000円乗せを予想してきたが、キプロス問題が爆発して過熱相場に水を差されてしまった。買いの中心が外国人投資家であるだけに、彼らは欧州債務問題に非常にナーバスなのである。EUはどうやらこの土日のうちに、キプロスで二番目に大きい銀行を破綻処理して、それと引き換えに約束していた金融支援を行なうようだが、やはり結論が出ないと臆病な外国人投資家は積極的には日本株買いに動けない。まあ、成り行きを見守るしかあるまい。相場が過熱していただけに、ちょうどいい値幅調整になる。アイフル(8515)やJトラスト(8508・大2)を中心としたノンバンク株の上昇第二ラウンドが始まったようである。誰が火をつけたかは言わずもがなだが(私の絆の会の講演会が3月19日夜で、翌日は春分の日で祝日。21日にノンバンク株が暴騰)、キプロス問題が解決しない限り、輸出関連株は手出し無用となるので、消去法で内需のテーマ株に物色の矛先が向かいやすくなる。去年の10月から言っていたことだが、今年はおそらく全セクターでノンバンクの上昇率が最大になると見ている。講演会では先週からJトラストの目標株価を従来の50...
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含み資産、不動産流動化関連株の人気が再び爆発 PART3

日経平均株価は現在304円安だが、私が講演会などで取り上げてきた含み資産株のセイコーHD(8050)は、一時80円ストップ高の427円まで買われ、14時43分現在、56円高の403円と東証一部値上がりランキング第2位に入っている。同様に、石井鉄工(6362)が43円高の348円で同4位、日本カーリット(4271)が同20位にランクインしている。不動産流動化のケネディクス(4321)も同18位、ジャスダック市場でも、いちごグループHD(2337)が値上がりランキング22位とこのセクターも大幅に逆行高している。ユーロ圏の小国キプロスへの金融支援を巡って、欧州債務問題がまたぞろ悪材料視され、ユーロ売り・円買い、株式先物売りといった裁定取引で株式相場全般は急落してしまったが、やはり過熱感を冷やすのにはちょうどいい下げと言える。何度も言うようだが、ユーロ危機は茶番である。ちなみに、キプロスはイギリス連邦だから、今日ユーロを売り崩したヘッジファンドはイギリス系が中心と見ていいだろう。ロンドン・シティの金融街はリーマン・ショック後のユーロ売りで莫大な富を築いてきたが、昨年11月からの安倍バブルの影響...