ヤマモト

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夜明け前が一番暗い PART2

きのうの急反発で底打ったかに見えた日経平均だが、今日再び500円超の下げとなって、終値ベースで急落後の最安値を更新した。終値は1万3014円とかろうじて1万3000円の大台をキープしたものの、日経225先物は現物市場が引けた後、3時15分に1万2940円まで下げて大引けとなった。こちらは、きのう午前中につけた最安値を10円上回っている。今日は安倍総理が成長戦略の第3弾を講演会で発表する日程だった。その講演内容が伝えられたのは後場寄り直前で、寄り付き直後の日経平均は一時170円高まであったが、そこから大引けまでの2時間半でちょうど700円も急落してしまった。成長戦略のインパクトが小さ過ぎて失望売りが出たと報道されるのだろうが、実際は引き続き、CTA(商品投資顧問)の売り崩しにまんまとやられてしまった感じである。今日、再び日経平均が急落(3.8%安)したにも関わらず、新興市場は驚くほど底堅かった。マザーズ指数は2時過ぎまでプラスを維持していたが、さすがに引けは4ポイント安の871ポイントで、下落率は0.56%にとどまった。日経ジャスダック平均も同様で0.45%の下げ、東証二部指数も下落率は...
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夜明け前が一番暗い

日経平均の下値メドとして75日移動平均(6月3日現在で1万3034円)に近い1万3000円をあげる市場関係者が増えている。今日の大証の夜間取引では5時14分に1万3070円まで売られ、ほぼその下値メドとされるレベルに到達しつつある。しかし、現在の売り仕掛けを主導していると見られるCTA(商品投資顧問)系のヘッジファンドは、下値メドとは関係なく、値幅が狙えそうなら売りを浴びせてくるとの見方もある。彼らは基本的にロボット・トレーディング(コンピュータを駆使した高速プログラム売買)を行なっており、テクニカル分析を無視してプログラムが走るため、過去の経験則がほとんど通用しない面がある。CTAが幅をきかせている以上、彼らが売り仕掛けをやめるまで、やはり下手に動かず、生き残り第一で対処するのがベターだろう。相場の世界ではメインプレイヤーに逆らうと、恐ろしく酷い目にあうのが常である。ただ、救いもある。株式相場の先行指標となる新興市場はすでに下げ止まりつつあるからだ。日経平均が下値を切り下げているのとは対照的に、東証マザーズ指数は先々週24日の安値782ポイントを底に下値を大きく切り上げ、今日も4.2...
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混乱は収まりつつあるのか? PART2

株式相場は引き続き下値を模索する動きになっているが、さすがに日経平均が5月23日の高値から15%も調整すると、テクニカル面では底入れを示唆するようなシグナルも出てくる。日経平均は日足ベースで3日連続の陰線となったが、今日の陰線は、きのうの陰線にすっぽり収まる「陰の陰はらみ」という形になり、相場の底入れ時によく現れる形状になった。しかし、相場が完全に底入れして反発するまで、体力温存が第一であり、無理をするのは得策ではないと思う。相場が底入れするときは、もっと複数のシグナルがいくつも出てくる。いまは生き残りに全力を尽くす局面である。生き残ればリカバリーするチャンスはまたやってくる。今日は月末のため、ヘッジファンドなどファンド筋から運用成績をよく見せるためのドレッシング買いやドレッシング売りが出やすい日である。大引けの日経平均は185円安とそこそこ反発したが、18時50分現在、大証の夜間取引では、そこから320円安の1万3450円となっていて、東証の大引け直後から、ヘッジファンド勢が猛烈なドレッシング売りを仕掛けてきたことが推測できる。5.23の急落から、ヘッジファンド勢は株式の売りポジショ...
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混乱は収まりつつあるのか?

5.23の1143円安から1週間が経過し、市場の混乱も落ち着いてきたように見える。しかし、相変わらず日経225先物にはヘッジファンドの高速プログラム取引(ロボットトレーディング)が横行して、非常に不安定な相場展開になっている。今日も日経平均は寄付き後の200円高から40分足らずでマイナスに転じ、そこから再び午後2時頃に200円高までいくのだが、大引け間際の10分で200円近く急落するという荒れた展開だった。日本市場は年金や投資信託など機関投資家の層が非常に薄いので、いまのような急落に見舞われた直後は、ヘッジファンドのやりたい放題になってしまう。Jトラスト・ショックの終幕が近付いて、ノンバンクや含み資産株、不動産流動化関連、その他新興市場株などの多くが反発に転じている。ただ、足元では空売りの買い戻しもかなり入っているので軒並み高となっているが、来週あたりからは空売りの買い戻しが一巡すると見られるため、選別色が強まってくると考えられる。講演会では何度か言っているのだが、日経平均の1万4300円どころと、すでに通過したが1万300円どころは、歴史的に見ても巨大なフジがあって、この近辺は波乱相...
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下げる時も真空地帯 PART2

日経平均は今日469円安と再び急落したが、日経225先物の夜間取引では、5時過ぎに1万3760円と、そこからさらに370円以上安くなった。板が薄いところに引き続き大口の売りがぶつけられている。ただ、出来高は5時半で約2万枚とかなり多いのが気になる。債券先物は今日小幅ながら反発した。それによって長期金利は0.83%に低下したし、今日はREIT(上場不動産投信)も急反発した。ドル円も101円近辺とそれほど円高が進んだわけではない。にも関わらず日経平均が急落したということは、間違いなく「株式先物売り・債券先物買い」の裁定取引が結構入ったと推測される。さらに、株式先物が大幅に安くなっているのは、売り方の回転が効いているからにほかならない。先週木曜日の朝まで、買い方が猛烈な勢いで買っていたのと同様、今度は売り方に勢いがついて、調子に乗ってしまっている。「売れば儲かる、儲かるから売る」の連鎖である。「買うから上がる、上がるから買う」とまったく逆だ。しかし、さすがにここまでくると売り方も調子に乗り過ぎで、オーバー・シュートの水準である。先週末、日本株に連れ安した欧州株は、今日反発で始まっている。米国...
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下げる時も真空地帯

きのうの日経平均1143円安には驚いたが、今日の朝方の523円高から1時過ぎの502円安までの急落も唖然とするほかなかった。結局、128円高まで戻って引けたからよかったようなものの、これだけ相場が荒れてくると、情報の少ない個人投資家が片手間に相場を張れるような状況ではない。きのうの大証の日経225先物の出来高は39.3万枚、今日が35.5万枚(速報)だそうだが、こんなものすごい大商いは初めて見た。3カ月に一度のメジャーSQの時でさえ、10万枚を超えれば大商いである。メジャーSQ4回分の取引が1日で行なわれたわけで、どれだけ膨大な量の先物の裁定ポジションが積み上がっていたかがわかる。もちろん、その裁定取引とは「株式先物買い・債券先物売り」ないしは「株式先物買い・円売り」の2種類だ。なぜ、日経平均は2日間で2000円も急落したのか?最大の原因は長期金利の急上昇を日銀が本気で抑え込もうとしなかったことだと見ているが、それによって「株式先物買い・債券先物売り」という裁定取引がボロ儲けとなり(債券価格の下落=長期金利の上昇)、調子に乗ったヘッジファンドはどんどんこの裁定取引を積み上げて行ったと考...
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日経平均は1万6800円程度まで真空地帯か PART2

日経平均は今日も一時300円以上急騰した。日銀金融政策決定会合は現状維持で終わり、急騰した長期金利への対応策も何ひとつ発表されなかった。3月までなら、日銀会合で追加緩和なしだと、日経平均で200~300円下げてもおかしくないところだが、いまはむしろ「追加緩和なし」の方が、日経平均が急騰しやすい構図になっている。それはヘッジファンドが盛んにやっている「株式先物買い・債券先物売り」という裁定取引のせいだ。アベノミクス相場がスタートする前の昨年10月までは、それとはまったく逆の「株先売り・債先買い」という取引が、かれこれ22年ほど盛んに行なわれ、それが日本株の長期低迷と債券バブルを招いてきた。「失われた20年」もこの裁定取引が原因の1つと言っていいだろう。しかし、ヘッジファンドはアベノミクスに乗るため、180度方針転換して、株買い・債券売りに舵を切ったのである。つまり、今回の日銀会合で、このヘッジファンドの新たなドル箱となった「株先買い・債先売り」に水を差すような話が1つも出なかった。それが日経平均の上げを加速させ、長期金利の上昇を許す結果となったわけだが、それはすなわちヘッジファンドへの利...
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日経平均は1万6800円程度まで真空地帯か

日経平均は1万6000円台後半まで、過去の累積売買代金が非常に少なく、あっという間に駆け上がってしまう可能性があることを、しつこく書いてきた。今日もまさにその真空地帯の効果で、日経平均は午後1時50分現在で203円高と大幅高になっている。ただ、もうあと1400円ほどで真空地帯は終わるので、そういつまでも楽観できるわけではない。1100億円超の大型増資を発表したJトラスト・ショックも一服し、売られ過ぎた小型成長株や含み資産などの材料株は急反発局面になっている。急落していたREIT(上場不動産投信)指数は、14日の安値1324ポイントから今日は1540ポイントまで200ポイント以上も猛反発。マザーズ指数も16日の安値から10%以上反発していて、調整一巡感が出てきている。もっとも、ここからは空売りの買い戻しがほとんど入らなくなるので、戻りを試す銘柄もかなり選別されてくるだろう。中小型成長株でも、ガンホーだとかドワンゴだとかタカラバイオだとか、そうした主流を形成する材料株に単純に連れ高したような銘柄は、ここから振り落とされるリスクがあると言えるだろう。ノンバンク株は、銘柄数があまりにも少ないた...
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ヘッジファンドの45日ルール通過で大波乱 PART2

日経平均が1万6700円程度までは過去の累積売買代金が少なく、その真空地帯をあっという間に駆け上がってしまう可能性があることは、これまでも何度か書いた。そのために、日経平均は異常なほど下値抵抗力がついている。場中に急落しても、大引けではなぜか大きく戻して引けるのである。日経平均は15日水曜日に5年ぶりに1万5000円台に乗せた。きのうは一時1万4879円まで200円以上も急落したが、大引けでは160円近く戻して1万5000円台をキープして引けた。今日も前場に1万4902円まで下げたが、大引けでは100円高の1万5138円と、終値ベースの新値を更新した。やはり、いまの相場は異次元緩和の下支えにより、異次元の底堅さを見せている。なお、昨日、おとといの含み資産株やノンバンク株、バイオ関連株、それに新興市場全般の急落につながった「Jトラスト・ショック」は、今日のJトラスト株の急反発(289円高と10.3%上昇)や、東証REIT市場の大幅高(5.7%高)で一巡したようである。これまで急騰してきた大化け株ほど急落したので、一時はどうなることかと思ったが、市場はようやく落ち着きを取り戻した感がある。...
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ヘッジファンドの45日ルール通過で大波乱

前回も似たようなことを書いたが、日経平均はわずか6営業日で1万4000円台が終了して、1万5000円台に乗せてしまった。過去の累積売買代金を見ると、1万4000円台から1万6700円程度まではリーマン・ショック後にあっという間に急落してしまったせいでシコリが非常に少なく、日経平均は真空地帯を駆け上がっていると言えるだろう。しかしながら、今日はきのう1130億円の株主割当増資を発表したJトラストがストップ安したことを引き金に、その他のノンバンク株や含み資産株、バイオ関連株などにも投げ売りが広がり、中小型成長株や新興市場株が総崩れになってしまった。まさか決算発表でJトラストがそんな株主を裏切るようなことを発表するとは、私も想定していなかった。東証マザーズ指数は今日の朝つけた高値1063ポイントから一時937ポイントまで売られ、結局8.2%安の966ポイントで終わった。Jトラストは当ブログや新聞、雑誌などの記事で何度も取り上げた銘柄であり、私もまさか藤澤社長がそんなひどいことをするとは思ってもみなかった。ただし、同社のファイナンシャル・アドバイザーは、Jトラストの前身のイッコーを買収した時か...