ヤマモト

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART107

今日は東証スタンダード指数が7カ月ぶりに史上最高値を更新した(終値ベース)。日経平均とTOPIX(東証株価指数)は昨年7月の史上最高値までまだ8~9%もあり、昨年10月以降は戻りが止まって両指数ともレンジ相場に終始している。そんなこともあって、値動きの鈍いプライム市場の大型株からスタンダード市場やグロース市場の中小型株に短期資金や個人投資家の資金が大挙して押し寄せている感じである。先月24日のウエルスアドバイザー(株式新聞)主催の私の株式セミナーで注目銘柄に挙げたSNSのnote(5243)は、わずか19日間で1021円から2909円まで2.8倍に暴騰した。日経平均は2月に入って3万9000円の節目を挟んで7営業日連続で一進一退の動きになっている。今日も一時301円高の3万9102円まで上昇したが、結局162円高の3万8963円で終わった。2月の7営業日のうち3万9000円台に乗せたのは、今日を含めて5日間あるが、終値で3万9000円台をキープしたのは2月6日だけである。あとの6営業日はすべて3万8000円台へと押し戻されている。プライム市場からスタンダード市場、グロース市場に資金シフ...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART106

今夜発表の米雇用統計を控えて、海外勢の「円買い・日本株売り」の取引が活発化し、日経平均は279円安の3万8787円と、今日の安値圏で終わった。円相場が一時150円台に入るなど、きのうに比べ2円近く円高・ドル安が進んだことで、押し目待ちの強気派でさえ、なかなか手が出せない相場だったと言える。また、日本時間8日未明に予定される日米首脳会談の結果を見たいという心理もあり、今日は売り方のやりたい放題という感じだった。そもそも、今は決算発表シーズンたけなわなので、年金基金などの長期投資家は決算が出揃ってから出動しても遅くないというスタンスなのだろう。また、日米首脳会談の内容によっては、米国が日本への追加関税を打ち出すリスクが高まるから、これも強烈な手控え要因になっていた。こんな不透明な時期に目をつむって買いを出せるのは個人投資家くらいのもので、サラリーマンの運用担当者は様子見を決め込むはずだ。もっとも、今日はグロース市場やスタンダード市場が活況で、東証グロース指数は0.3%高、スタンダード指数は0.1%安で終わったものの、場中では昨年7月に付けた史上最高値まであと0.5%に迫る場面もあった。これ...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART105

今日の日経平均はかろうじてプラスで終わったものの、昨日と同様、朝高後に上げ幅を大幅に縮める展開になった。結局、日経平均は前場の高値から300円弱安い水準になった。同様に、昨日は前場高値から400円安い水準で終わった。今日は円高の進行とともに、「「円売り・日本株買い」の裁定取引が大幅に巻き戻されて、先物に猛烈な売り圧力がかかった。日経平均は153円スレスレまで円高が進み、昨日の終値から2円40銭ほど対ドルで円安になった格好だ。この円高がなければ、「円売り・日本株買い」の裁定取引の解消が急増せずに、日経平均は3万9000円台を回復していたのは間違いない。ドイツやフランス株を中心に、欧州株がトランプ関税の発動前の水準近くまで一気に戻ったのに対し、日本株の戻りが異様に鈍いのはこのためだろう。対米黒字が大きく、日本と同じような立場にある韓国株や台湾株は、今日大幅高になっていて、日本株の出遅れが際立っている。ここで大事なニュースを1つ。昨日の引け後、東証はようやく「親子上場等に関する投資者の目線」を発表した。これは東証が2年前に「PBR1倍回復要請」をして以来、国内外の延べ100社超の投資家と面談...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART104

日経平均は大引け直前(クロージング・オークション)で100円ほど上げ幅を縮めたが、58円高の3万9572円と3日続伸して終わった。今日が月末であることを考えると、年金など機関投資家のリバランスの売りをこなして3万9000円台半ばで終わったことは、相場の地合いがしっかりしていることを意味すると思われる。欧州の主要な株価指数は最高値更新が続出しているが、これはオイルマネーなどを運用する海外投資家が日本株の投資ウエイトを減らし、欧州株のウエイトを高めているからとされる。今の日本株の強さはNISA(少額投資非課税制度)の資金流入や、上場企業の自社株買いによるところが大きく、いよいよ日本株は海外投資家に頼らずに自力で高値を更新していく流れになりそうだ。今日は10-12月期決算発表の最初の集中日にあたる。日立製作所や富士通、豊田自動織機などの決算発表があったが、業績予想の上方修正や思い切った自社株買いや増配などが相次いだ。私が講演会などで奨めている銘柄に関して言えば、三菱電機の子会社の弘電社(1948)が昨年9月に次いで今期2回目の大幅増額修正を発表して、営業利益・最終利益ともに当初予想の2倍以上...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART103

日経平均は4日ぶりに大幅反発した。終値は397円高の3万9414円だが、大引け後の時間外取引では一時600円超の急騰となった。これまで中国の新興AI企業の「ディープシーク・ショック」により、日経平均は先週末に付けた高値4万279円から、先物取引では一時3万8660円まで1600円も下押したが、今日の急伸で下げ幅の3分の1戻しを達成している。きっかけとなったニュースは2つある。1つはブルームバーグが報じたもので、報道によると、ディープシークと関連のあるグループがオープンAIの技術から出力されたデータを不正に入手した可能性があるというもの。すでにマイクロソフトのセキュリティ研究者が、ディープシークに関係している人物がオープンAIを使って大量のデータを流出させていることを確認したとのこと。真意は定かでないが、今回のディープシーク・ショックはAIバブル崩壊を煽る空売り筋が事前に周到に準備して仕掛けた可能性が高いと私は見ている。というのも、今日は東証グロース市場に上場するABEJA(5574)が、オープンAIの「GPT-4」を上回る性能のAIを開発したと27日に発表し、2日連続で株価がストップ高...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART102

日銀は事前のリーク情報通り、0.25%の追加利上げを実施した。すでに先週から日銀関係者による追加利上げを行なうとのアナウンスが繰り返しあったため、まったくサプライズはなかったが、それでも今日の日経平均は上下470円の値幅があり、利上げ実施報道直後の320円高から午後1時過ぎの150円安までそれなりに振動があった。ドル円相場も午前中の156円台半ばから154円80銭台まで円高が進んだものの、午後5時現在は155円台半ばと日銀会合前後の動きとしてはそれほど驚きのない上下道だったと言える。市場の目はむしろ今日の日銀会合より来週28―29日のFOMC(米連邦公開市場委員会)に向いているが、利下げ見送りの見方が支配的で、株価や為替相場を大きく動かす材料は提供されないと市場は見ているようだ。つまり、FOMCメンバーも今はトランプ大統領の関税政策待ちという状態なのだろう。一方、日本株は来週後半から始まる10-12月期の決算発表シーズン入りで、好業績株を先回りして買う動きや、配当権利取りの動きも静かに始まっている。例の中居問題で、フジ・メディアHD(4676)の株価が乱高下している。下手なことは言えな...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART101

日経平均は618円高の3万9646円と大幅続伸し、地相場とも言える3万9000円台半ばを回復した。前回予告した通り、トランプ大統領就任に伴うイベントドリブン型ファンドのポジション解消が昨日、今日で殺到したと見られる。イベントドリブン型ファンドは概ね悪いシナリオにベットしているため、トランプ大統領就任直後の大統領令への署名や、その後の発言でも目新しいインパクトのあるものがなかったことが好感されて買い戻しを一気に誘った格好だ。ただ、今日になって2月1日に中国への追加関税10%と、メキシコ・カナダへの25%の関税をかけるとの発言があり、その影響が大きい自動車株や自動車部品株は一時売られる場面があった。ただ、今日は先週あたりまで長らく売り込まれた銘柄への買い戻しがかなり入った模様で、昨年後半の下落率が大きかった銘柄ほど急伸するものが目立った。とりわけ、半導体関連や仮想通貨関連には急騰する銘柄が複数あった。半導体関連株はソフトバンクグループ(9984)の孫社長がオープンAI、米オラクルなどと共同でAI開発に5000億ドル(約78兆円)を投資すると表明したことが、大きなサプライズとなった。これを好...
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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART100

今夜のトランプ大統領就任式を控えて、日本株はようやくアク抜け感から大幅反発となった。もちろん、悪材料が出尽くしたわけではなく、今夜トランプ大統領が署名するとされる大統領令200(一部報道で100本から200本に上方修正された)の中に、日本を標的とした関税引き上げなどが入っている可能性があるため、油断はできない。ただ、仮に日本をターゲットにしたそれが入っているとしても、これまでの急落で株価への織り込みはある程度進んでいるし、トランプ大統領にとっては取引の材料である可能性も高く、株式市場や為替市場を激震させるほどのものはない可能性もある。しかしながら、今日になって就任初日に署名する大統領令が2倍に増えたというのが気になる。最初の100本は関係者から既に内容が漏れている可能性が高いが、今日新たに発覚した残りの100本は情報がほぼ漏れていないだろう。その中にこそヤバい悪材料があるのかもしれない。というよりも、間違いなくどこかの国や地域を狙い撃ちするような政策が入っていることだろう。いずれにしても、明日の株式市場の寄り付きは大荒れの展開になるのではないか。今日の日本株の急騰も、ヘッジファンドのイ...