admin

『羅針儀』関連記事(会員限定)

羅針儀Vol.140 09年2月26日号 環境バブルへGO!

「気候変動の原因となる温室効果ガス排出を減らすためには、その排出に課金する必要がある。炭素プライシング政策では、途上国を含む、あらゆる経済圏に対して炭素排出への課金を働きかけねばならない。そして炭素排出にかかる価格を世界共通にする必要がある。炭素排出権の価格が世界共通でない場合、温暖化緩和コストは少なくとも50%増加する」  これは昨年4月に出されたIMF(国際通貨基金)の「世界経済見通し(ワールド・エコノミック・アウトルック)」から抜粋したものである。IMFが国際機関であるにも関わらず、完全に米国の操り人形と化しているのはいまさら言うまでもない。この報告書では、冒頭の要約にある通り、二酸化炭素の排出に課金をして、その相場を世界共通にしようと言っているのだが、その方法として「途上国を含む世界各国が炭素税や排出権取引の導入をすべきだ」と述べている。これを私流に解釈すれば、「排出権を炭素通貨として世界共通通貨に仕立てるべきだ」と読める。
『羅針儀』関連記事(会員限定)

羅針儀Vol.139 09年2月12日号 不平等条約か神風か 日米首脳会談で突きつけられる米国債の大量引受け

●死せる麻生政権、生けるオバマを動かす日米首脳会談が今月24日に急遽行なわれることになった。ヒラリー・クリントン国務長官が最初の外遊先として日本を選び、そこで首脳会談を申し入れ、あわただしく日程を調整し、わずか1週間後に麻生総理が訪米してオバマ大統領と会談するという。この“あわただしさ”はただ事ではない。よほどの緊急事態が起きたか、あるいはそれをこれから起こそうというのか、いずれにしても24日の日米首脳会談後は、株式や為替、債券相場まで激動する可能性があると見るべきかもしれない。
『羅針儀』関連記事(会員限定)

羅針儀Vol.137 09年1月8日号 環境バブルと米自動車業界再生のシナリオ ~PARTⅡ~

●石油産業を守る「H2GO」昨年11月、ロサンゼルスで開かれた自動車見本市SEMAでひときわ注目を集めた車があった。ロン・モーター社(RMC)が出品したエコカー「スコーピオン」だ。水とガソリンで走るこのスポーツカーは、450馬力のモンスターカーであるにも関わらず、リッター17キロという低燃費を実現。最高時速は320キロ。ホンダ製のツインターボ3.5リットルV6エンジン(ホンダが米国で販売する最高級ブランドACURA TL Type-Sに搭載されているエンジン。日本ではレジェンドクラス)を搭載し、クロームモリブデン鋼の頑強なシャーシとカーボンファイバーの超軽量ボディを組み合わせることで、車重は1トンを切る。価格は15万ドル(約1350万円)。この車の最大のポイントは、“H2GO”という水素供給システムにある。基本的にはガソリン車なのだが、車内で水を電気分解して水素を取りだし、ガソリンと混ぜて燃焼させる仕組み。こうすることで燃費が15~33%向上し、排気ガスも綺麗になるという。にわかには信じられない話だが、「スコーピオンがそれを証明してくれる」と同社のロン・マクスウェル社長は言う。
『羅針儀』関連記事(会員限定)

羅針儀vol.136 08年12月25日号 環境バブルと米自動車業界再生のシナリオ

11月下旬。ビッグ3の救済法案を巡る駆け引きが米議会で大詰めを迎えた頃、シリコン・バレーのベンチャー企業が政府に約360億円の公的資金の注入を要請した。電気自動車専業メーカーのテスラ・モーターズである。この会社はオンライン決済サービス会社、ペイパルの創業者であるイーロン・マスク氏が03年に設立。市販車第一弾として、スポーツカー「テスラ・ロードスター」の商用生産を今年3月から週15台ペースで開始した。フェラーリ並みの加速力があり、240馬力に匹敵する交流モーターとリチウムイオン・バッテリーを装備する。価格は日本円で約1000万円(10万9000ドル)から。安全性や耐久性には疑問符がつくものの、環境にやさしい最先端のスーパーカーが1000万円で手に入るとあって人気が爆発。すでに3000台以上を受注したというから、うまくいっても納車は2年待ちである。シュワルツネッガー・カリフォルニア州知事やグーグル創業者のラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンの2人もオーナーになったという。