2026-03-04

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サナエノミクスでアベトレードならぬ高市トレードによる円安・日本株高が進行 PART36

米国・イスラエルによるイラン攻撃開始後の3日間で、日経平均は一時5200円以上も急落し、下落率は8.8%に達した。これで衆院選後の上昇分を全て吐き出した。さすがに今日は日経225先物の出来高が約9万8000枚と通常の3倍近くに膨らみ、セリングクライマックスの様相を初めて見せた格好だが、米国の出口戦略がハッキリしない以上、まだ全く安心できない情勢ではある。最大の問題は、イランサイドの攻撃能力が著しく低下したため、ホルムズ海峡の封鎖しか米国との有効な交渉カードがないことである。トランプ大統領は今日の日本時間早朝にホルムズ海峡を通過するタンカーやコンテナ船などを米軍が護衛すると表明したものの、それを実行する体制が整うまでにまだしばらく時間がかかるうえに、全てのタンカーが無事に海峡を通過できる保証はない。今は損害保険各社がペルシャ湾に待機中の船舶の保険を停止することで一致しているため、米軍の護衛がついたとしても、航行に踏み切る船は限られそうだ。米国とイスラエルの連合軍が最高指導者や革命防衛隊トップなどを排除したにも関わらず米軍が攻撃をやめないのは、おそらくイスラエル側がイランの軍事施設のほとん...