2024-11-27

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART85 

トランプ次期大統領がメキシコとカナダに対して25%、中国に対して10%の追加関税をかけると表明したことで、日経平均は307円安の3万8134円と大幅続落した。対米貿易黒字が大きい韓国、台湾、タイなどでも平均株価は急落したが、意外なことにカナダのトロント総合指数は2日続落したものの、2日間の下落率は0.2%とほぼ横ばいと言えるレベルである。しかも、これは25日につけた史上最高値から0.4%しか下げていないのである。これはトランプ関税でカナダ株が大して影響を受けないと考えている投資家が多いことを示しているが、その根拠は一体何なのだろうか。米国にとってカナダは中国、メキシコに次いで第3位の貿易相手国。貿易赤字も748億ドルと第3位で日本の715億ドルよりも大きい。ただ、カナダ国内では今回の25%の追加関税が再来年に迫った自由貿易協定(USMCA)見直しを有利に進めるためのブラフ(脅し)であって、実際には一部の品目を除いて実現しないと見ているようだ。一方、メキシコ株はトランプ発言が伝わった26日に1%安と急落。今月7日の直近高値からは4%、2月につけた最高値からは17%下げている。これは25日...