ブログ(会員限定) 日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART78
米大統領選はトランプ圧勝の見通しとなった。上下両院の議会選挙でも共和党が過半数を獲得するのが確実で、トリプルレッド(共和党が総取り)になる見通しだ。こうなると、トランプの選挙公約の大半は法案を通すことが可能になるため、高関税と不法移民対策の2大看板政策は来年早々にも動き出すだろう。もちろん、法人税の減税(21%→15%)も来年実現しそうなため、一株利益の拡大を見越した株高が進んでいる格好だ。ただし、すべての輸入品に10~20%の普遍的基本関税をかけるとなると、即座に物価に跳ね返るため、インフレ対策としての金利引き下げは必須だろう。中国製品の輸入を4年間で段階的に廃止するとしているため、アップルのiPhoneや家電製品、日用品などは激しく値上がりすることが予想される。代替品をどこから輸入していくのかハッキリするまで物価の上昇は止まらないだろう。株価もトランプ・トレードが先行した分、トランプ勝利やトリプルレッドは8割方織り込まれたと考えられるため、今後はトランプ政権の政策実現を織り込んだマイナスの材料が株価に反映されてきそうである。
