2022-08-29

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インフレのピークアウトを確認、米利下げ期待で成長株の見直しが加速か PART6

先週末のジャクソンホール会議は世界の投資家を落胆させた。パウエルFRB議長が景気を見殺しにしてでも高インフレを抑え込む決意を表明したからだ。多くの投資家が「FRBは景気後退を避けるために来年の早い段階で利下げに動く」と想定し、株価は6月下旬から急反発していた。市場の淡い期待は見事に裏切られ、株式相場は大幅安を余儀なくされている。FRBは11月の中間選挙後もインフレファイターに徹する可能性が高まったと言えるだろう。一方、今後のFRBの大幅利上げ観測から円安ドル高が進行。今日の外国為替市場ではほぼ1か月半ぶりに1ドル=139円台に突入した。パウエル発言に続けとばかりに、欧州中銀(ECB)幹部からも大幅利上げを主張するとの発言が相次いでいる。こうなると、頑なに異次元緩和を継続する日銀の異質さが際立ち、円安が今後加速する可能性が高まったと言える。1ヶ月前の円相場の安値は対ドルで139円40銭ほどであり、これを抜ければ次は98年につけた147円が当面の目標になる。しばらくは140円手前で揉み合いになるとしても、勢いがつけば140円台突入は意外に早く訪れるのではないか。そうなると当然、円安メリット...