ブログ(会員限定) 歴史的な円安局面に突入か PART31
弱い経済指標の発表を受けて、米国株が再び急落した。月曜日までは5月のPMI(購買担当者景気指数)が大幅に低下したため、利上げのペースが緩み、来年には利下げもあり得るとの見方から、米国株は大幅に反発していた。しかし、昨日は同じく景気の先行き不安を示す米消費者信頼感指数が昨年2月以来の低水準となる98.7と前月の103.2から大幅に低下した。コロナ禍の2020年、2021年には80後半まで下落していたから、98.7というレベルは驚くに値しない。サプライズだったのは6カ月後の見通しを反映する期待指数が66.4とほぼ10年ぶりの低水準まで急落したことだ。10年前は欧州債務危機で世界経済が揺れていた時期である。また同様の景気指標である6月のミシガン大学消費者マインド指数は前月の58.4から過去最低の50まで急落。高インフレと米国株急落が重なったため、景気後退に陥ると米国の消費者は考えているのである。こうした弱過ぎるほどの景気指標が相次いで出たことで、FRBの利上げピッチは減速するとの期待が高まってきたのは間違いないが、弱すぎる景気指標は企業業績の悪化にもつながるため、昨日の米国株は急落で反応した...
