2018-06-15

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重大イベント一巡したが、米中貿易摩擦は激化の方向

トランプ大統領は今日15日に最大500億ドル相当の中国製品に追加関税をかけ、その製品リストを公表すると昨日明らかにした。米朝首脳会談で米国側の要求がほとんど通らずに終わったことの代償は大きく、中国製品に対する追加関税の発動リスクは相当大きくなったと考えられる。ただし、トランプ大統領が追加関税の発動を決断したとしても、最大180日発動を遅らせることができることがミソだ。中国政府は米国側が追加関税を発動した場合、これまで合意していた米国の農産品とエネルギーの輸入を大幅に増やすという約束を白紙に戻すと表明している。この米中貿易摩擦の激化を受けて、上海総合株価指数は今日、2日連続で今年の最安値を更新した。実に1年9ヶ月ぶりの安値水準である。この中国株の動きから考えても、米中貿易摩擦は一段と激化する方向で事態が動いていると見る必要がありそうだ。