2018-06

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世界貿易大戦 PART3

今日は日経平均が34円高と3日ぶりに小幅反発したが、この4日間の日経平均の動きはほぼ同じレンジでの推移となっている。チャートで言えば、過去2ヶ月間、日経平均は75日移動平均(今日で2万2181円)を割り込んでいない。この4日間は終値ベースではすべて75日線をギリギリ上回っている。もちろん、来週末に迫った米中両国の追加・報復関税の掛け合いがどうなるかで、75日線の下支えラインなど、簡単かつ大幅に割り込んでしまうリスクは十分にある。ただ、今日は上海総合株価指数が2.2%高と5日ぶりに大幅反発したことで、米中の水面下の貿易交渉で何らかの進展があったことを期待させる感じになった。その確証は何もないのだが、ここ数日、中国の政府関係者や国営メディアが中国の先端技術の一部について、米国に依存していたり、欧米に劣る部分があると認める発言や報道をするなど、反省の色がうかがえるようになってきたのだ。これまでは中国の国産技術を大袈裟に称えたり誇ったりする発言や報道ばかりだった。つまり、中国政府が今週になって米国の追加関税に真っ向から報復するのではなく、トランプ政権の意に沿う方向で譲歩をする準備を進めている可...
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世界貿易大戦 PART2

米中貿易戦争の天王山まであと9日を残すのみとなった。上海総合株価指数は引き続き年初来安値の更新が続き、米国株も軟調な動きとなっている。日経平均は日銀のETF買いが支えになって2万2000円の大台をどうにか維持しているものの、株価の下振れ懸念はなかなか払拭できないでいる。市場では米中貿易戦争がギリギリで回避されるとの見方が相変わらず強いようだが、トランプ大統領は米国に工場を持つハーレー・ダビッドソンやキャタピラーなど親トランプの有力企業を見捨てるような言動を始めている。ハーレー・ダビッドソンがEUの報復関税に耐え切れずに、EU向けの米生産拠点を米国外(タイが有力)に移すと表明した途端、「我慢しろ」とツィッターに投稿した。キャタピラーやGM、アップルなどに関しては、中国が最大のドル箱であり、中国政府から関税以外の報復を受ければ、株価が暴落するリスクもある。アップルは時価総額が世界最大の100兆円にもおよぶから、中国政府の動向しだいでは、2月のVIX(恐怖指数)ショックのような世界的な同時株安もありえる。いずれにしても、7月6日の天王山までは最大限、慎重に行動すべきだろう。
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世界貿易大戦

EU(欧州連合)が米国に鉄鋼とアルミの報復関税を発動したことで、貿易戦争は「世界大戦」の様相になってきた。現時点ではまだ表面的なものに過ぎないが、何をしでかすかわからないトランプ大統領の決定次第では、泥沼の混乱状態に陥る可能性もある。来月6日に中国が予告している500億ドル規模の報復関税が実際に発動されるかどうかが焦点となる。トランプ大統領が世界の主要国を貿易戦争の渦中に巻き込もうとしているのは明白だ。直近で前述のEU、カナダ、トルコが対米報復関税に動くようだが、来月から米国との二国間貿易協議(FFR)を控えた日本は、報復関税に動くとは思えず、不平等な日米FTA(自由貿易協定)を押し付けられるのではないか。しかし、以前も書いたが、日米FTA交渉の開始は、株式市場にとってはプラス材料になると私は見ている。とはいえ、来月6日にもし中国が対米報復関税を発動すれば、米国はすぐさま追加で2000億ドルの中国製品に追加関税を課すと予告している。さらにそれにも中国が報復すれば、二度目の追加で2000億ドル、合計4500億ドルと中国の対米輸出の9割に追加関税が課せられることになる。来月6日は米中貿易戦...
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株式新聞・月例セミナー

モーニングスター社・株式新聞主催、年間セミナー7月開催日毎月 第4金曜日2018年7月27日(金) 18:20~会場:東京証券会館1年間(12回)10万円、半年間(6回)6万円※遠方の方、お忙しい方には、録音テープ又はCD会員もあります!(料金は同じ)申し込みは、モーニングスター社へ        TEL 03-6229-0810 (受付時間 平日9:00~17:00)         FAX 03-3589-7963 (24時間対応)
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証券スクール

証券スクール・オブ・ビジネス 「銘柄研究会」 2018年7月11日(水)18:30~20:00会場は証券スクールHPでご確認ください。    会費:8000円★参加できない方のためにDVD受講ありお申し込みは証券スクール・オブ・ビジネスまでTEL 03-3589-2481 (受付時間…日曜、祝祭日を除く10:00~18:00)
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絆の会・株式セミナー

7月の絆の会のセミナーは、7月4日(水)・神田です。        いつもの建物ですが、<7 階> です。遠方の方はCDをご利用ください。○日時:2018年7月4日(水)18:30~20:30   ※18:00開場○会場:エッサム神田ホール1号館 7階 会議室       〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2 <交通>JR神田駅 東口(秋葉原寄りの改札) 徒歩1分東京メトロ銀座線 神田駅 3番出口前※エッサム本社ビルとは違います。 山手線から看板が見えるくらい近い場所です。 ~JR 神田駅 東口<秋葉原寄り改札>からの道順~①改札からまっすぐ進んで駅を出ると(東口)、線路の高架下の広い道に出ます。 そこを左に進んでください。②高架をくぐるとすぐに交差点があります。<神田駅北口> 駅を背にして対角線方向の角にスターバックスコーヒーがあり、その先に、 緑色の「エッサム神田ホール」の看板が見えます。③スタバのほうにわたってください。 角のスタバのすぐ隣はコインパーキングで、その隣のビルです。 1階の奥にエレベータがあります。〇お申込みは↓
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本日、UPをお休みさせていただきます

お世話になっております本日は都合によりブログのUPをお休みさせていただきますよろしくお願い致します
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米中貿易摩擦の激化はそろそろピークか?

今日の東京株式市場は前場中頃までは売りが優勢だったが、上海総合株価指数が下げ渋り上昇に転じると、日経平均も一気に反発に転じた。一時は300円超の値上がりとなったものの、大引けでは276円高の2万2555円で終わった。10時過ぎにつけた安値2万2167円からは400円超値上がりする場面があった。トランプ大統領は昨日(現地時間18日)、中国が発表済みの報復措置を実施した場合、中国製品2000億ドルに追加関税をかけると脅し、対象となる中国製品を特定するよう米通商代表部に指示したと発表した。中国が再度報復措置をとった場合は、さらに追加で2000億ドル相当の中国製品に追加関税を課すとも表明した。要は、来月6日から実施する500億ドル相当の中国製品への追加関税と合わせて、総額4500億ドル、日本円に換算して約49兆円分の中国製品に追加関税をかけようとしているのである。米国は昨年、中国から5050億ドルの製品を輸入する一方で、中国への輸出は約1300億ドル。対中貿易収支は3760億ドルの赤字である。そうなると、次回2000億ドル相当の追加関税を実施すると、米国の輸出総額の2倍の規模になり、同じ規模で...
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大阪北部地震の影響は限定的だが、米中貿易摩擦は激化

今朝の寄り前に発生した大阪北部地震の影響は、株式市場に関しては今のところ軽微にとどまっている。工場の生産ラインが一時的に止まったところはかなりあったようだが、深刻な被害が出たというニュースは現時点で出ていない。ただ、先週末にトランプ政権が中国製品に追加関税をかけることを正式に表明したことで、米中貿易戦争を懸念する売りもかなり出たようである。目先的には欧州株や米国株の今日の反応を見なくては、今後の予測も難しいと言わざるを得ない。上海総合株価指数は3日連続で今年の安値を更新したし、韓国KOSPI指数も1.2%安と大幅に続落している。今月はヘッジファンドの中間決算月でもあるから、今週いっぱいは実需の換金売りもかなり出る可能性がある。米中貿易戦争の落としどころが不透明になってきたこともあり、当面は生き残りモードで慎重に行動すべきではないか。
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重大イベント一巡したが、米中貿易摩擦は激化の方向

トランプ大統領は今日15日に最大500億ドル相当の中国製品に追加関税をかけ、その製品リストを公表すると昨日明らかにした。米朝首脳会談で米国側の要求がほとんど通らずに終わったことの代償は大きく、中国製品に対する追加関税の発動リスクは相当大きくなったと考えられる。ただし、トランプ大統領が追加関税の発動を決断したとしても、最大180日発動を遅らせることができることがミソだ。中国政府は米国側が追加関税を発動した場合、これまで合意していた米国の農産品とエネルギーの輸入を大幅に増やすという約束を白紙に戻すと表明している。この米中貿易摩擦の激化を受けて、上海総合株価指数は今日、2日連続で今年の最安値を更新した。実に1年9ヶ月ぶりの安値水準である。この中国株の動きから考えても、米中貿易摩擦は一段と激化する方向で事態が動いていると見る必要がありそうだ。