2016-08-29

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新局面に突入した株式相場 PART5

先週末のジャクソンホール会議の講演で、イエレンFRB議長が市場予想よりもかなり強い利上げ意欲を見せたことに加えて、日銀の黒田総裁もマイナス金利の深堀りを匂わせたことで、ドル円相場は一気に102円台へ乗せてきた。イエレン議長の講演直後は50銭程度しか円安に振れず、その後は逆に円高方向に行きかけていたが、「ドル売り・円買い」ポジションの大きさに着目した一部の投機筋が、円の売り仕掛けに動いたようである。私はこれまで再三、日銀はいずれマイナス金利の拡大に動くと予想してきた。そうしないと、円高に歯止めがかからないからだが、マイナス金利を嫌う銀行関係者や銀行に味方するマスコミの悪影響で、「マイナス金利は悪」というイメージが世間に植え付けられてきた。9月の日銀会合でも、焦点とされる「マイナス金利付き質的量的緩和の総括的検証」では、マイナス金利が撤回されると予想していたバカな市場関係者も少なくなかった。それがジャクソンホール会議での黒田発言により、年内のマイナス金利の拡大は必至との見方が今や支配的である。一方、講演会などでも指摘してきたことだが、トランプ、ヒラリーの両大統領候補のTPP(環太平洋経済連...