2016-06-27

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想定外の英EU離脱がもたらすもの PART2

イギリス国民投票の前日に、離脱なしとの見方から急伸して終わった米国株は、離脱決定を受けてNYダウが610ドル(3.4%)安と約5年ぶりの下げ幅となった。歴代でもベスト10に入る下げ幅である。しかしながら、震源地の英国株はといえば、FT100指数がたったの3.1%安で引けている。驚くべきことに、日経平均(7.9%安)の半分以下の下落率である。これにはなるほどと思える理由があるのだが、それは後述するとして、イギリスのEU離脱は国民投票の結果とは裏腹に実現しない可能性も出てきたようである。イギリスは4カ国の連合体(イングランド、ウエールズ、スコットランド、北アイルランド)なのだが、このうち2年前にイギリスからの離脱を国民投票で問うたスコットランドの首相が、イギリスのEU離脱決定直後にもう一度同じ国民投票を実施する意向を示し、スコットランドはEUに残留すると明言。国民投票でEU残留派が多数となった北アイルランドも、スコットランド以上にEU残留を希望していると見て間違いない。4カ国のうち2カ国がイギリス連邦からの離脱を直接民主主義の国民投票で決めるとなったら、それこそイギリス解体である。一部報道...