ブログ(会員限定) 1万7000円の壁は強烈、米国株と比較するのは無茶
NYダウは昨夜、一時99ドル高の1万8103ドルまで上昇し、史上最高値1万8351ドルにあと1.4%まで迫った。ドル安による多国籍企業の収益改善が米国株高を後押ししているだけに、円高・ドル安で収益が悪化している日本株と比較するのは無茶な話である。そもそも、米国以外の市場は日本と大差なく株価低迷にあえいでいるわけで、いまは米国株を指標にするべきではない。以前から書いているように、日経平均が1万7000円をつけると強烈な売りが出てくる。おそらくは、大半がオイルマネーの換金売りだろうが、欧米の年金基金などもこの水準だと利食い売りを出すようである。信用買い残が2兆5000億円台まで激減したことで、個人の売りは大したことはないのだが、1万7000円でこれだけ上値を押さえられると、やはりリーマン・ショック直後の2倍のペースで外国人売りが出続けていることを痛感させられる。問題は、熊本大地震後の戻りで、市場が日銀の追加緩和をかなり織り込んでしまったことである。おおよそ市場関係者の3分の2が追加緩和ありと読んでいるため、好材料を先食いしてしまっている感じだ。1月のマイナス金利導入時のようなサプライズはな...
