2016-04-18

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原油増産凍結会議が決裂、熊本地震もリスク回避を加速

リスク回避を加速サウジとロシアが主導する17日の原油増産凍結会議(ドーハ産油国会合)は、事前の報道とはまったく違って何も合意できないまま終わった。サウジを中心とする湾岸産油国が、イランの欠席を非難し、イランを含む全OPEC加盟国が参加しない合意には同意できないとして、事実上決裂して終わったようだ。この増産凍結会議の決裂により、世界的にリスクオフが再燃しつつある。東日本大震災の時と同様、熊本地震による自動車やエレクトロニクス業界のサプライチェーンの寸断を受けて、「円買い・日本株売り」が急増して、これもリスクオフの流れに拍車をかけたと見ていい。世界的なリスクオフ=円高でもあるので、原油の下落はどうしても「円買い・日本株売り」の逆アベ・トレードにつながりやすい。逆アベ・トレードはアベノミクスの失敗をも意味するので、政府・日銀としては「追加緩和+大型経済対策」を打つしか手がないだろう。ただ、仮に追加緩和が行なわれたとしても、世界的なリスクオフ=円高を食い止めることは難しいだろう。実際問題としては、円高の勢いを緩やかにする程度の効果しか期待できない。円はマイナス金利のユーロに対して3年ぶりの高値...