ブログ(会員限定) 地政学的リスクとヤレヤレ売り
きのう、トルコがロシア軍機を撃墜した一件で、ヨーロッパの株式市場は一時パニック的な売りが出たようである。ドイツ株やフランス株は一時2%以上も急落した。欧州の代表的な企業50社で構成されるダウ・ユーロストック50指数は、一時3%近くも急落していた。それも当然と言えば当然で、トルコは旧ソ連に対抗するために作られた軍事同盟であるNATO(北大西洋条約機構)加盟国であり、NATO加盟国とロシアが実際に交戦したことは、かつて1度もないからである。そもそも、NATO軍は冷戦終結まで1度も実戦の出動経験がなかったという。冷戦後に米国が世界各地の紛争を煽った関係で、PKOが必要になり、NATO軍はPKO目的で初めて実戦を行なったのが実情のようだ。きのうのNYダウは一時100ドル以上急落したが、そこから130ドル戻って19ドル高で引けた。S&P500、ナスダックの3指数が揃ってプラスで引けたわけで、米国市場に関しては、今回のロシア軍機撃墜問題は、大した悪影響がないと見たようである。今日の日本株の下落も私が予想していたよりも小幅にとどまったから、やはり外国人を中心とする機関投資家の押し目買い意欲がよほど強...
