2014-12

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政治空白期間の円安に注意 PART9

日経平均は一時500円を超える下げに見舞われた。どうも陰謀論的な見方になってしまうが、今日の日本のメジャーSQ2日前の「急落の急所」に向けて、今年やられっぱなしのヘッジファンドが最後の売り仕掛けに打って出たと考えている。きのうの中国株の急落(マイナス5.4%、5年ぶりの下落率)に加え、ギリシャ株も同じ日に急落(マイナス13%、27年ぶりの下落率)し、さらに3大格付け会社の1つフィッチもきのう、日本の格付けを引き下げる方向で見直すと発表している。どれも仕掛けのタイミングを合わせたかのように思える。そもそも、ヘッジファンドと格付け会社が連動して動いているのはいまさら言うまでもないし、日本株の売り仕掛けをする直前のタイミングで、急激に値上がりした中国株(先月21日の予想外の利下げから30%も急騰)に利食い売りを出して、道連れにしようと考えていたのかもしれない。売り仕掛けの本命が日本株で、中国株が対抗だったことは、今日上海総合株価指数が2.9%も急反発して引けたことからも推測できる。ヘッジファンドの今年の運用成績は散々だったとされるが、それは「売り」で稼げるはずの日本株が日銀の追加緩和以降、上...
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政治空白期間の円安に注意 PART8

1ドル=122円に近づいた円安とシカゴの日経225先物が1万8000円台で終了して戻ってきたので、今日の日経平均は大幅高になるものと私は思っていた。しかし、朝方発表された7-9月期のGDP改定値がマイナス1.9%と驚くほど悪かった。市場予想はマイナス0.5%(ともに年率換算)だったから、まさに大きなサプライズのある悪材料が出たことになる。そんなこともあってか、あるいは今週末のメジャーSQを意識してなのか、今日はヘッジファンドや個人と思われる目先筋の投げやドテン売りが結構出ていたようだ。とりわけ、短期間に何倍にも上がったような銘柄は、基本的に長く持つ投資家の実需買いが入らないので、一方的な下げになってしまいがちだ。もちろん、1週間や1カ月で会社の本来の価値が何倍にも激増することなどないのだから、リンゴが重力で落ちるのと同じように株価も下がってしまうのだろう。前回紹介した出遅れ・割安の輸出関連や、先々週まだ相場が若いと書いた日本プラストは、今日はかなり株価が上がっていたようだが、この両社は相場の局面がまったく違うので分けて考える必要がある。出遅れ・割安株の方はまだ相場は始まったばかりと思わ...
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政治空白期間の円安に注意 PART7

1ドル=120円手前で上げ渋っていたドル円相場が、東証の大引け後から急速に動いて午後5時50分現在で120円30銭台に入っている。ユーロも149円目前まできた。今夜の米雇用統計を前に、相場が荒れやすいロンドン時間帯のいまだからこそ、投機筋が仕掛けにきた感じだが、やはり大きく動くとすれば円安方向なのだろう。このブログのタイトルでもある日本の政治空白期間は、円を軸に為替相場がどうしても上下に振れやすくなる。1ドル=120円台に入ったとはいえ、世耕官房副長官以外に円安についてコメントを出した政府要人は見当たらないから、この週末は仕掛け時と踏んだのだろう。月曜日に日本株の立ち合いが始まってみないとわからないが、来週は輸出関連株や円安メリット株の物色が盛んになるのは間違いないだろう。以前から注目しているマツダ(7261)や、ヘルメット世界シェアトップのSHOEI(7839)、ヤマハ発動機(7272)、自動車・バイク向けゴムホースのニチリン(5184)などに注目している。マツダ以外はバイク関連だが、これは米国に次ぐ世界経済の成長センターになりつつあるASEANでの伸びが期待されるからだ。
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政治空白期間の円安に注意 PART6

総選挙の結果待ちなのか、それとも来週のメジャーSQに向けた投機筋のせめぎ合いなのか、最近の相場は山の天気のように目まぐるしく変わりやすい。今日も日経平均は前場中ごろには一時218円高まで急騰したにも関わらず、10時過ぎからは逆に売り一辺倒となって、高値から170円も下げて引けた。あくまでも推測だが、一部の短期筋がポジションをすべて手仕舞った(投げ売りした)ような感じを受けた。それがよく表れているのが、今日の全市場の値下がり率ランキングである。きのう、あるいは直近まで暴騰していた銘柄が、ランキング上位に顔を揃えている。値下がり率1位のランシステム(3326)、2位のチャームケア(6062)、3位のアサカ理研(5724)、4位助川電機(7711)、6位ネプロジャパン(9421)、7位東京衝機(7719)、9位のASJ(2351)、そして当ブログでも取り上げた日本化学(4092)が10位に入っている。日本化学は今日から信用規制(日々公表銘柄への指定、空売り規制)がかかってしまい、それで狼狽売りが出た部分もあるが、前述したその他の銘柄と同様、目先筋の投げ売りを浴びている。ただ、ここで挙げた銘柄...
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政治空白期間の円安に注意 PART5

12月相場入りとともに、日経平均が年初来高値を更新した。円相場が一時119円台をつけたことで輸出関連株が買われたが、逆に個人投資家好みの新興株は売られる銘柄が目立った。以前も指摘したように、これは一種のシーソー現象で、相場全体のエネルギーがやや不足していることを表している。日経平均が高値をつけたからと言っても、素直には喜べない個人投資家が多いのも事実だ。円安関連の本命株として、私はマツダ(7261)を最近よく取り上げている。長年の円高にまるで対応できなかった経営のまずさから、以前なら絶対に取り上げない銘柄だが、いまは逆に工場の海外移転ができずに、日本国内に大量の生産設備を温存したがゆえに、莫大な円安メリットを享受できている。これは富士重工(7270)もほぼ同じだ。今日は1ドル=119円台に入ったにも関わらず、政府要人から円安を警戒する発言が出なかった。菅官房長官は唯一、「為替については注視していくという以外の発言は控えたい」と発言したが、エネルギー価格の急落でインフレ率が急低下しかねない現状では、円安を警戒する発言は事実上、禁忌なのだろう。票が欲しくて、選挙対策として街頭演説などでは円...