2011-11-16

ブログ(会員限定)

オリンパスの上場廃止問題に注意

オリンパスが上場廃止になるのかならないのか、その問い合わせが多いので、私の見方を書いておきたい。毎日新聞や読売新聞など大手メディアは、証券取引等監視委員会が法人としてのオリンパスを刑事告発せず、課徴金納付命令の勧告で済ますことを検討していると伝えた。この報道でオリンパスが今日で3日連続ストップ高となったわけだが、ここで勘違いしてはいけないのは、上場廃止を決めるのは監視委ではなく、東証だということだ。東証は虚偽記載が投資判断に重大な影響を与えたと判断すれば、上場廃止を独自に決められる。現段階で少なくとも自己資本の半分以上にあたる2000億円前後の損失を隠していたわけで、これが投資判断に影響を与えないはずがない。オリンパスと同様に、90年代からの損失を飛ばしている企業が明らかになっても、みんな課徴金納付で済むとなれば、サラリーマン経営者の多い日本の上場企業は懲りずに飛ばしをすることにもなりかねない。