ブログ(会員限定) 1ドル=100円台の円安も
決算発表シーズンが近付いてきた。大方の主要企業は決算発表日を公表したが、東日本大震災で影響を受けた企業は、決算発表を延期できることになったため、今年の「魔のゴールデンウィーク」は少し間延びすると考えられる。最大のポイントは来期の業績予想だ。ただでさえ、控えめな業績予想を出す習性のある企業が多いだけに、今期の利益予想は前期比半減とか、収支トントンといった超保守的な予想が急増するだろう。そこで株価はいったん、戻り相場が終焉して、深い調整に入るかもしれない。ただ、為替が現状で1ドル=84円台、1ユーロ=120円台まで円安に動いており、今後一段と円安に進めば、それが想定外の追い風になる可能性はある。そうなると、新興国の成長を享受できる輸出関連株が業績の立ち直りも早いだろう。95年は4月に1ドル=79円75銭をつけたあと、日米協調介入などもあり、9月には104円台まで一気に円安が進んだ。今年も100円台に入るような円安があってまったく不思議はない。だとすれば、不幸中の幸いだが、輸出企業は業績のV字回復が見込める。そのシナリオが実現するかどうか、それが今年の株式相場の最大のポイントになるだろう。
