2011-04

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LED関連の押し目を

自動車や電機、鉄鋼など主力企業の決算発表が本格化してきたが、大半は今期の業績予想を未定としている。しかし、それでもあらためて株を売り込む動きは見られない。業績予想を開示している企業では、大幅減益を見込むところが少なくないが、こちらはむしろ悪材料出尽くしとして買い直される銘柄が多いようだ。キヤノンは26日大引け後に今期の営業利益を当初予想の4700億円(21・3%増)から3350億円(13・6%減)に大幅下方修正した。だが、今日27日は買い気配でスタート。結局、東証一部値上がり率ランキングで8位の245円(7%)高で終わった。 業績予想を未定としたダイハツ(7262)は、アナリスト予想で今期50%前後の減益が見込まれているものの、株価は6・5%高で終わっている。このように、決算発表日は良くも悪くも材料出尽くしで、それまで売られていた株は買い戻され、買われていた株は売られる傾向が強いと言えるだろう。連休中は日銀のPKO(株式買い支え)が期待できることもあって、この分だと日経平均は9300円から9800円のレンジで収まる可能性が非常に高い。ただ、これまで個人投資家が買い上がってきた復興関連株...
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電力設備投資関連株の人気は不変

先週末、金曜日の大引け後にトヨタが「生産が正常化するのは11月から12月」と発表したことを契機に、金曜日の午後から突然人気化した自動車関連株は、きょう早くも売り物に押されてしまった。代わりに、金曜日に急反落した電力設備投資関連株がさっそく買い直された。今週、政府の電力需給緊急対策本部が正式に電力需給対策を取りまとめて発表するが、その発表がいつかになるかはまだ不明。東電は夏の最大供給電力量を5200万kWhまで積み上げ、当初見込んでいた需要量5500万kWhに近づいたと表明したが、その中身を検証してみると、当初は供給能力に計上していなかった揚水発電をカウントするなど、若干、おかしなところもある。やはり、原子力政策、エネルギー政策の見直しにより、電力設備投資を国策とする流れに変わりはない。この関連株の人気は長期化しそうだ。
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主役交代は一時的

東電と東北電力の電力供給量の上積みで、夏の節電目標が25%から一律15%に引き下げられそうだ。週明けに正式発表されるというが、これが嫌気されて今日は復興関連株全般に安くなる銘柄が急増した。代わって、これまで物色の圏外にあった自動車部品株や電機株などが買われたが、この流れが本格化するかどうかは来週になってみないとわからない。復興関連という相場テーマは今後も株式市場の中心でありつづけるだろうから、そうすぐに業績相場に逆戻りするとは到底思えない。主役交代は一時的だと見ている。
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日銀のPKOで「魔のゴールデンウィーク」は緩和

きのう、日銀が株価指数連動型のETFを184億円購入したと発表した。きのうは米国債の格付け見通しの引き下げと、ギリシャの債務減免懸念が重なって、日経平均は一時150円以上下げた。日銀は、日経平均が100円以上下げると買い出動しているフシがあり、仮に「魔のゴールデンウィーク」に株価が急落しそうな場面がきたとしても、日銀のPKO(株式買い支え)が期待できる。昨年10月に追加金融緩和策の一環として、日銀は4500億円のETF購入を打ち出した。しかし、大震災後に買い入れ総額を2倍の9000億円に拡大することを決めている。きのうのETF購入で日銀の買い入れ総額は2594億円、買い入れ回数は16回目となり、買い入れ枠の29%を使ったことになる。つまり、まだ今年度内に6000億円超の買い余力があることになる。この日銀のバッファーが日本株の買い安心感になっていることは疑いようがない。ヘッジファンドも安心して復興関連の低位株やボロ株を買うことができるから、この材料株の相場は相当息が長くなると予想される。もともと業績の悪い銘柄ばかりのため、決算発表などあまり関係なく物色されるかもしれない。
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電力不足懸念は後退せず

15日の夕方、東京電力が7月までに供給電力量を500万kw上積みし、最大5200万kwを確保できるメドがついたと発表した。ちなみに、昨年の電力需要のピークは5999万kw。東電サイドでは昨年が猛暑だったことや、今年は震災不況に加え、節電が進むことも考慮してピークの需要量を5500万kwと見積もっている。各種メディアでは電力不足懸念が後退したと伝えているが、この見方はかなり甘い。そもそも、電力会社は需要量を10%前後上回る供給量を確保して送電するのが通例である。というのは、ほんの少しでも需要が供給を上回ると、8年前に北米で起こったような大規模停電が起こるリスクがあるからだ。仮に、東電の見積もり通り、ピーク需要が5500万kwだとしても、余力を持って電力を供給するなら、6000万kwの供給量を確保しないと安心できない。つまり、まだ800万kw不足することになり、これは震災当初の計画停電時の不足分、100~300万kwよりもだいぶ足りない。昨年の猛暑に懲りて、この1年間にエアコンを増設した企業や家庭はかなり多いだろうし、あと3~4カ月もすれば、製造業の操業もかなり正常化してくる。自粛ムードも...
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省エネ相場

省エネ相場おとといのブログで西芝電機(6591)とタクマ(6013)、それにLEDのタムラ製作所(6768)のことを書いたが、今日はタムラ製作所が東証値上がり率ランキング3位に入った。おとといの終値が216円、今日の高値が283円。実に30%の値上がりである。FP研究所や株式新聞、それに証券スクールの月イチ講演会に来ている方ならご存知と思うが、最近、私が取り上げる一押し銘柄は当たる確率が非常に高い。先月は西芝電機で200円割れのところから、きのうは一時359円まで急騰した。その後、急反落したが、この銘柄は長期戦で3ケタ後半まであると見ている。2月はダイハツディーゼル(6023)が一押し銘柄だった。震災で一時急落したものの、震災前の420円前後から今日は596円まで上昇。1月の一押し銘柄はポケットカード(8519)で、12月はジャックス(8584)だったが、この2つも直後に急騰したのはご存じの通り。実は今週月曜日にタムラ製作所と遠藤照明(6932 大2)のレポートを書いたばかりなのだが、遠藤照明も今日120円高の960円と急騰してしまった。LED関連では豊田合成(7282)が本命のはずな...
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西芝電機が急騰

私の定例の講演会に来ている方ならご存知だと思うが、震災関連の大本命として、私は東芝子会社の西芝電機(6591)を強く奨めていた。当ブログでも3月25日と4月1日に取り上げており、3月25日の終値は173円、今日の終値は309円(高値325円)である。この会社は「関西の東芝」ということで西芝電機と名付けられた。もともとは東芝の一部門で、戦後のGHQによる集中排除法によって東芝が解体され、別会社になった。発電装置が事業の柱で、すでに4万台を超える納入実績があるという。コジェネを含めて常用発電装置では国内シェア40%強のトップ企業。60ヘルツを50ヘルツに変換する周波数変換装置でも大手だ。いわば、東芝グループの震災復興関連部門が集中しているような会社である。同社を含めて、やはり電力設備投資関連が復興関連の本命と見て間違いないだろう。仮設住宅や被災地の土木工事などは、あくまでも特需であって、一時的なものである。それに対して、原発見直しによるエネルギー政策の変更は、むこう10年近く関連業界に特需をもたらす。すでに電力設備投資関連は軒並み手あかがついているため、割安な株などほとんどないが、穴株とし...
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引き続き調整局面

株式相場はオプションSQが終わって自然体に戻ったが、引き続き調整局面にあることに変わりはない。テクニカル的には日経平均で200日移動平均(11日現在9816円)が見事に上値抵抗線になっていて、これに近づくと押し返されるパターンが続いている(3月31日9765円、4月1日9822円、4月4日9808円、4月8日9804円、いずれもザラ場高値)。TOPIXも200日移動平均の870ポイントが上値抵抗線になっているが、こちらは4月1日のザラ場高値874ポイントをピークにジリ安が続いている。東電は急反発したが、銀行、化学、鉄鋼などの大型株が下げ止まっていない。おそらく、こういう主力どころは外国人や機関投資家が決算発表、業績予想待ちとなっているため、差し引きで売りが優勢なのだろう。決算発表についてだが、大幅増益が濃厚な資源株は安パイとして、その他のセクターについて少しコメントしておく。復興関連は発電機や非常用電源、建材、仮設建物など短納期の製品を扱う企業は増益予想になりそうだが、浚渫や土木などのゼネコン、橋梁、耐震工事などを得意とする企業は、特需の影響が出るまでに少し時間がかかるし、本当に受注で...
講演会・イベントのご案内

緊急セミナー開催! in 神保町

震災後の日本経済、株式市場、そして電力不足や放射線不安で私たちの日常生活はどうなるのか、ズバリ、山本伸が解説します。☆受講料の一部を震災復興のために寄付します。日時:4月20日(水)18:30~20:30会場:神保町 東宝土地 高橋ビル4階    東京都千代田区神田神保町3-2高橋ビル4階交通:地下鉄 神保町駅2分、九段下駅 4分   JR水道橋駅10分受講料:4000円(税込) 当日お支払いください。申込みはHPからお願いします。
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☆4月20日、緊急セミナーを開催します!

震災後の経済・投資トレンドを読む!    ~復興需要と原発事故の影響~震災後、日本経済はどうなるのか、株式市場はどうなるのか、そして私たちの生活はどうなるのか……直接被害を受けなかった人も、将来への不安がいっぱいです。4月20日(水)夜、震災復興チャリティを兼ねて、緊急セミナーを開催いたします。毎月のセミナーに参加されていない方は、ぜひこの機会にご参加ください。◇日時:2011年4月20日(水)18:30~20:30    終了後、懇親会の予定◇会場:神保町 東宝土地 高橋ビル4階会議室    東京都千代田区神田神保町3-2 交通:地下鉄 神保町駅 2分、九段下駅 4分    JR水道橋駅10分◇受講料:4,000円(税込)   うち1000円を災害復興のために寄付します。◇お申込みはHPからお願いします。↓