2025-04-07

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART124

今回トランプ大統領が発表した関税は、世界一律10%のユニバーサル・ベースライン関税(以下、基礎的関税、5日に発動)と、それに上乗せされる形で国別に設定された相互関税(トランプ互恵関税、9日に発動)に分けて考えるべきものである。トランプ大統領はこの基礎的関税と相互関税を合算して単に「相互関税」と演説の際に表示したので、各国のメディアもそれに倣って単に「相互関税」と報じている。このため非常にわかりづらくなっているのだが、基礎的関税10%に上乗せされた部分こそが、トランプ大統領が考える貿易相手国の“悪質さ”を示すものと言える。というのも、世界に一律10%の基礎的関税をかけるとはいえ、その根拠法(国際緊急経済権限法=IEEPA)の関係から、米議会上下両院でともに3分の2以上の多数で国家緊急事態を不承認とする合同決議を可決すれば、今回の相互関税を撤廃させることが可能になる。以前も書いたが、トランプ支持の共和党議員の中でも、関税には反対という議員が相当数いる。実際に関税がかかって物価が大幅に上がれば、トランプ大統領から離反する議員もさらに急増すると予想される。つまり、議会での不承認の可能性は今後、...